現代のビジネスシーンにおいてWebマーケターの役割は、ますます重要性を増しています。
そのため、Webマーケターへの転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、Webマーケターになるには具体的にどうすればよいのか、わからない方もいるはずです。
そこで本記事では、Webマーケターへの転職を考えている方に向けて、Webマーケターになる具体的な方法や仕事内容・向いている人などを詳しく解説します。
目次
Webマーケターとは?
Webマーケターとは、インターネットを使って製品やサービスの認知拡大を促進し、売り上げを伸ばすための戦略や仕組みを考案する専門家のことです。
そのため、以下のように担当する業務は幅広い傾向にあります。
- Web広告の企画・運用
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
- SNS運用
- メルマガ配信
- アクセス解析 など
出典:「2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」|電通株式会社
一部では「Webマーケターはオワコン」との声もありますが、電通株式会社が公表したデータによると、インターネット広告費は前年比114.3%の3兆912億円に達し、日本の総広告費全体の43.5%を占めていることが判明しました。
このことから、Webマーケティング業界は年々拡大しており、Webマーケターは将来性が高い職業といえます。
Webマーケターの主な仕事内容について
Webマーケターの仕事内容は多岐にわたりますが、主な業務は以下の通りです。
- Web広告運用
- SEO対策
- コンテンツの作成
- SNS運用
- アクセス解析
- LP作成
ここからは、それぞれの仕事内容の詳細を見ていきましょう。
Web広告運用
Web広告運用の主な業務として、ターゲットの設定や広告文の作成・運用結果の分析などが挙げられます。
Web広告には数多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
自社に適したWeb広告の選択および戦略を立案するためにも、各広告の特徴を理解することが重要です。
代表的なWeb広告の種類は、以下の通りです。
- SNS広告
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- アフィリエイト広告 など
SEO対策
SEO対策とは、自社サイトが検索エンジンでより高い順位を獲得し、一人でも多くの訪問者を獲得するための施策のことです。
SEO対策ではコンテンツ制作のみが注目される傾向にありますが、以下の施策も行う必要があります。
- キーワードの最適化:ターゲットとするユーザーが検索しそうなキーワードを見つけ出す
- 内部リンクの最適化:サイト内のページ間で適切な内部リンクを設定し、Webサイトのユーザビリティ向上を図る
- モバイルフレンドリーなデザイン:スマートフォンやタブレットからのアクセスが増加しているため、モバイル端末からでも見やすいデザインにする
- CTAの最適化:購入や問い合わせなどを促すCTAのデザインや設置場所を最適化する
- 分析:Google アナリティクスやGoogle サーチコンソールなどのツールを用いて、サイトや訪問ユーザー情報を分析する
SEO対策は一度の作業で完了するものではなく、検索エンジンにおけるアルゴリズムの更新やユーザーニーズの変更に応じて、継続的な改善が必要となります。
コンテンツの作成
Webマーケティングにおいて、コンテンツがユーザーとコミュニケーションを取る手段となります。
Webマーケターは、ターゲットユーザーの悩みや課題を深く理解し、ニーズに応えるコンテンツを作成しなければいけません。
Webマーケターが作成するコンテンツの一例は、以下の通りです。
- ブログ記事
- 動画
- 広告
- メルマガ
- インフォグラフィック
- ポッドキャスト
- ケーススタディ など
さまざまなコンテンツを駆使し、ユーザーにとってベストなタイミングで最適な情報を届ける必要があります。
コンテンツ作成を外注する企業は多いですが、最終的に編集するのはWebマーケターです。
そのため、コンテンツの作成スキルは欠かせません。
SNS運用
WebマーケターにとってのSNS運用は、単にソーシャルメディア上で情報を発信するのではなく、ブランドの認知度を高め、ユーザーとの関係を深める戦略的な活動を指します。
SNS運用においては、まず異なるプラットフォームの特性を理解し、それぞれに合ったコンテンツを作成する必要があります。
例えば、Instagramはビジュアルに重点を置いたプラットフォームであり、美しい画像や短いビデオが効果的です。
フォロワーとの積極的な対話や反応は、SNSでの存在感を高める上で重要です。
コメントや質問に迅速かつ丁寧に応答することで、フォロワーとの関係を強化し、ブランドへの信頼とロイヤリティを築けます。
さらに、投稿のパフォーマンスを定期的に分析し、どのような内容が最も反響を呼んでいるかを理解することで、より効果的なSNS運用を目指します。
アクセス解析
Webマーケターの最重要業務がアクセス解析です。
Webマーケティングにおけるアクセス解析とは、Webサイトや広告キャンペーンのパフォーマンスを理解し、マーケティング戦略を最適化することを示します。
アクセス解析で把握できる情報は、サイト訪問者の行動パターンや興味関心・サイトやキャンペーンの効果などです。
例えば、特定のランディングページが高い離脱率を示している場合、そのページのデザインやコンテンツに問題があると仮定できます。
また、アクセス解析はターゲットに対する理解を深めるのにも役立ちます。
訪問ユーザーのデモグラフィック情報や興味のあるトピック・使用しているデバイスなどの情報は、よりパーソナライズされたマーケティング戦略を展開するための基盤となるでしょう。
Google アナリティクスをはじめとするさまざまなツールを活用することで、これらのデータをリアルタイムで追跡し、分析することが可能です。
LP作成
LP(ランディングページ)とは、特定のマーケティングキャンペーンや広告に対するユーザーの反応を促すために設計されたWebページであり、訪問者をリードや顧客に転換することを目的としています。
LPは製品の購入やニュースレターへの登録・イベントへの参加登録など、具体的なアクションを促すためにデザインされます。
そのため、LPは訪問者に対して、「何をすべきか(コールトゥアクション)」「なぜそれをすべきか(提供価値)」「どのようにしてそれを実行するか(プロセス)」を明確に伝えなければいけません。
また、LPの効果は定期的なテストと分析によって評価し、改善を続けることが重要です。
A/Bテストで異なるデザイン要素の効果を比較し、高いコンバージョン率を達成できるページデザインやコピーを見つけ出します。
Webマーケターになるには?具体的な4つの方法を紹介
Webマーケターになる具体的な方法として、以下の4つが挙げられます。
- Webマーケティングスクールに通う
- Webマーケターとして転職する
- Webマーケターに関連した職種に就職する
- 個人で実績を作る
順番に解説します。
Webマーケティングスクールに通う
Webマーケティングスクールでは、Webマーケティングの基本的な概念から最新のトレンド・具体的なツールの使い方に至るまで、幅広い知識を体系的に学べます。
わからないことがあっても講師に気軽に質問できるため、効率よく学習できるのもメリットです。
Web広告やSEO・アクセス解析などの分野では、専門的な知識が不可欠であるため、スクールでの学習がスキルの習得に大きく役立つでしょう。
ここからは、Webマーケティングスクール「デジプロ」に通い、Webマーケターとしてのキャリアを開始した3名の声をご紹介します。
未経験からWebマーケターへの転職に成功!
河西さんは、人材派遣会社の営業を10年やってきました。
仕事は楽しくやりがいもあったみたいですが、体力面を考慮すると10、20年後も同じように続けるのは厳しいかもしれないと思い、転職を決意。
Webマーケターを希望した理由は、マーケティングなら業界や時代が変われど通用する人材になれると考えたためです。
しかし、Webマーケティングのスキルや経験がないことから、書類選考で落ちる日々が続いていたとのことです。
そこでWebマーケティングスクール3社の説明会に参加し、卒業生の実績やカリキュラム・予算が決め手となり、デジプロの受講を決めました。
河西さんは、「現役Webマーケターの講師から、体験談を交えながらWeb広告について学べるのがよかった」と話されています。
デジプロを受講した結果、書類の通過率が大幅にアップし、現在はWebコンサルティング会社の広告運用担当として活躍されています。
スクールで基礎力を高めた結果、東証グロース上場の広告代理店へ転職!
武藏さんは、採用コンサルタントとして活躍されていましたが、採用領域でしか力になれない自分にもどかしさを感じていました。
採用課題だけでなく、さまざまな悩みや課題を解決できる人材になりたいと思い、転職を決意。
当初は「未経験者歓迎」と記載されている求人を中心に応募していましたが、経験者が応募した場合、勝ち目がないと実感。
経験の差はすぐには埋められないものの、基礎知識を身につけることで、面接で実務的な質問に対応できると考え、スクールでの学習を決めます。
いくつかあるスクールのなかで、デジプロを選んだ理由は以下の通りです。
- Webマーケティングに必要な知識を体系的に学べる
- 課題をポートフォリオとして提出できる
- 実務研修がある
特に、実際にチームで広告を運用し、知識を経験に変える実務研修がよかったとのこと。
実務研修後は転職サポートを活用し、書類選考や面接対策を十分に行った結果、東証グロース上場の広告代理店から内定を獲得することに成功しました。
今後は前職で磨いてきたスキルも活かして、幅広く課題解決ができるコンサルタントを目指していきたいと話しています。
出産と育児を経て、未経験でWebマーケターに転職
山浦さんは、これまで子育てに重点を置いていましたが、子どもが成長するにつれて自身の時間が増えたことで、次第に働きたいと思うようになりました。
常に挑戦し、人を幸せにできる成長分野の仕事を探したところ、見つけたのがWebマーケター。
しかし、30代で未経験はハンデがあるため、スクールに通うことを決意します。
デジプロを選んだ理由は、「デジプロのマーケティングの強さを感じたから」とのことです。
デジプロでは、Web広告の知識やWebマーケティングにおいての考え方、思考の使い方などを学び、期待通りのものが得られたと話しています。
現在はマーケティングプランナーとして、クライアントと打ち合わせをしたり、施策の立案や提案をしたりと、精力的に活躍されています。
「今後は講師や先輩のような、しっかりした知識と柔軟な思考も持って、人を幸せにするWebマーケターになりたい」とのことです。
>>【実務未経験向け】Webマーケティングスクールの選び方8選!
>>【2023年】今がアツい!Webマーケティングスクールの費用を徹底比較
>>転職支援が充実しているおすすめのWebマーケティングスクール5選を紹介!
Webマーケターとして転職する
Webマーケターとして転職するのが一番の近道です。
特に20代前半であれば、企業が実績よりもポテンシャルを重視して採用する傾向があるため、未経験からでもWebマーケティングの領域に飛び込むチャンスが多く存在します。
一方で、30代の転職市場では、即戦力となり得る経験豊富な人材が求められることが一般的です。
特にWebマーケティングに関連する過去の成功事例や具体的な成果が、採用の決め手となる場合があります。
そのため、30代での転職を考えている場合、自身のスキルセットを明確にし、それを証明する実績や成果を具体的に示すことが重要です。
Webマーケターに関連した職種に就職する
Webマーケターとして直接転職するのが難しい場合でも、関連する職種に就職することで、将来的にWebマーケターへの道をひらくことも可能です。
この方法は、特にWebマーケティングの分野において多様な経験を積み、広範なスキルを身につけたいと考える方に適しています。
例えば、Webライターになれば、コンテンツマーケティングやSEOの知識を深められます。
また、Webデザイナーや動画編集者としての経験は、Web広告やWebサイトの最適化・コンテンツ制作で使えるスキルの強化につながるでしょう。
これらの関連職種で得た経験とスキルは、今後Webマーケターとして活躍する上で有益となります。
個人で実績を作る
ブログやYouTube・SNSなどを運用し、個人で実績を作るのも有効な手段です。
個人でコンテンツを作成し、効果的なプロモーションをすることに成功した場合、それ自体がWebマーケティングの実績となります。
例えば、ブログで一定の読者を獲得したり、YouTubeチャンネルで高い視聴数やフォロワー数を達成したりすることは、Webマーケティングの能力を示す証拠となるでしょう。
その結果、転職活動を行う際に面接や履歴書で具体的な成功事例としてアピールできます。
ただし、これらの活動は継続的な努力が必要なため、途中で挫折することも少なくありません。
Webマーケターはしんどいと感じることもある
Webマーケティング業界は年々拡大傾向にあることから、Webマーケターは将来性のある職業としても人気です。
ただし、Webマーケターは業務量が多かったり全てが数値として表れたりするので、しんどいと感じることもあります。
また、市場動向をリアルタイムで把握し、データに基づいた意思決定を迅速に行う必要があるため、高いストレスにつながることも少なくありません。
これらのことから、全員がWebマーケターに向いているわけではないので、注意が必要です。
具体的にどのような人材がWebマーケターに向いているのか、次項で詳しく解説します。
Webマーケターに向いている人の特徴
Webマーケターに向いている人の特徴は、以下の4つです。
- 論理的思考で物事を考えられる人
- 目標達成に向けて地道に努力できる人
- トレンドに敏感な人
- 円滑にコミュニケーションが取れる人
一つずつ解説します。
論理的思考で物事を考えられる人
Webマーケターにとって必要不可欠な能力の一つが、論理的思考です。
Webマーケターは日々複雑かつ膨大なデータを扱い、それを基に適切な判断を下さなければなりません。
論理的思考力は、単にデータを解釈するだけでなく、そのデータが示す傾向やパターンを理解し、「なぜ特定の結果が得られたのか」を分析する上で重要になります。
論理的思考を持つWebマーケターは、データに基づいた戦略の策定だけでなく、その戦略の有効性を関係者に説得することが可能です。
目標達成に向けて地道に努力できる人
Webマーケターの仕事は、目標達成に向けて継続的かつ地道な努力を必要とします。
なぜなら、Webマーケティングの世界において一度で大きな成功を得られることは稀で、小さな成功を積み重ねていくことで全体の成果が得られるからです。
そのため、各種マーケティング施策で成功を収めるためには、PDCAサイクルを効率的に回し続けることが重要となります。
目標達成に向けて地道に努力を続けられる方は、Webマーケターとして成功する可能性が高いでしょう。
トレンドに敏感な人
Webマーケティング業界はトレンドの移り変わりが激しく、昨日まで活用していた知識やスキルがいきなり通用しなくなるなんてことも珍しくありません。
常にトレンドに適応し続けなければいけないので、トレンドに敏感な方はWebマーケターに向いているといえます。
円滑にコミュニケーションが取れる人
Webマーケターは黙々と一人で業務を遂行するイメージが強いかもしれません。
しかし、実際は日々の業務のなかでチームメンバーやクライアント・外部パートナーと積極的にコミュニケーションを取ります。
マーケティング戦略やキャンペーンの進捗・データ分析の結果などを共有し、意見を交換する場面もあるため、円滑にコミュニケーションが取れる方はWebマーケターとしての活躍に期待ができます。
Webマーケターになりたいなら転職支援が充実している「デジプロ」へ
Webマーケターになりたいなら、転職支援が充実している「デジプロ」がおすすめです。
デジプロは、Web広告に特化したマーケティングスクールであり、受講生だけでなく卒業生に対しても充実した転職サービスを提供しています。
ここからは、デジプロがWebマーケターになりたい方におすすめの5つの理由をご紹介します。
実際のクライアント案件を通じて学習できる
デジプロでは、実際のクライアント案件を運用する実務研修があるため、座学で獲得した知識を経験に変えることが可能です。
「一人で運用できるかな?」と不安に思う方もいますが、デジプロの実務研修はチーム形式で行われるため、安心して取り組めます。
また、チームメンバーの視点や考え方を聞きながら運用することで、新たな発見もできるでしょう。
実務研修を受けることで、面接時にも運用経験をアピールでき、転職成功の確率を高められます。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロの講師は全員プロの現役マーケターです。
講師の応募資格は「3年以上のWeb広告運用経験をお持ちの方」であることから、レベルの高い講師の採用に力を入れていることが伺えます。
現役のWebマーケターは、Web広告運用の知識を身につけていることはもちろん、最新の業界の動向やトレンド・実際のビジネスケースに基づいた具体的な指導が可能です。
そのため、現場で即戦力として活躍するために必要な実践的な知識とスキルを身につけられます。
また、現役マーケターは自身のキャリア経験を通じて、職業選択やキャリアアップに関する現実的なアドバイスも与えてくれるでしょう。
全国8ヵ所で通学授業にも対応
デジプロはオンラインだけではなく、通学授業にも対応しています。
校舎があるのは以下の場所です。
- 東京
- 千葉
- 横浜
- 大宮
- 大阪
- 名古屋
- 広島
- 福岡
対面での授業では、直接講師とコミュニケーションを取れるため、より具体的で個別化されたフィードバックや指導を受けることが可能です。
また、ほかの受講生との交流を通じて新たな視点や将来的に役立つネットワークの構築も行えます。
内定実績数は1年半で50社以上
デジプロの特筆すべき成果の一つとして、内定実績が挙げられます。
1年半で50社以上の企業から内定を獲得していることから、カリキュラムや転職サービスのクオリティの高さが証明されています。
株式会社サイバーエージェントや株式会社電通デジタルなど、大手企業からの内定も獲得しているので、理想とするキャリアを実現することが可能です。
さらに詳しく知りたい方は「転職サポート」をご覧ください。
元大手広告代理店の採用責任者がマンツーマンで徹底サポート
デジプロでは、元大手広告代理店の採用責任者がマンツーマンで徹底サポートします。
企業の採用側の視点から多角的なフィードバックがもらえるため、自信を持って転職活動に臨めます。
キャリアカウンセラーとの面談は回数無制限ですので、納得のいくまで転職活動をご支援可能です。