目次
スタートアップにおけるWeb広告インハウスのメリット
スタートアップにおけるWeb広告インハウスのメリットをまとめました。
広告運用のノウハウが蓄積される
広告代理店へ依頼する場合スタートアップにとって、商品やサービスを開発し、ターゲット層にどのように届けるかは重要な課題の1つ。
何もせず口コミだけで、商品の認知度が拡大するなら理想ですが、実際にはプレスリリース、発表会、SNS運用、Web広告など複数のチャネルが必要です。
特に新型コロナウイルス感染症の影響により、マーケティング基盤のデジタル化が加速するいま、SNS運用やWeb広告の重要性が増しています。
そこで、今回は、スタートアップのWeb広告運用について、インハウスか代理店への依頼か、検討のポイントをご紹介します。
新規事業を加速するためのWeb広告運用について、ぜひ参考にしてみてください。
Web広告運用はインハウスか代理店か!実態調査結果
上記は、株式会社WACULが、2020年12月16日〜28日にWeb広告に携わる広告主や広告代理店60人へ、アンケート調査を実施したもの。
本調査によると「Web広告の運用はインハウスでおこなっていますか?広告代理店に依頼していますか?」の問いに、インハウスが上回るという結果が得られました。
また、Web広告をインハウスで運用する理由としては、最も多いものから順に以下の通りです。
- ノウハウを社内に蓄積したいから
- 広告費が少なく広告代理店に依頼するほどではないから
- 広告運用代行費を削減したいから
- 広告代理店に依頼するとスピードが落ちるから
Web広告に対する費用削減や、広告代理店からのレスポンスよりも「自社で運用ノウハウを蓄積したい」という傾向がみられます。
なぜ広告代理店ではなくインハウス運用なのか
さきほどのアンケート調査からもわかるとおり、社内へノウハウを蓄積するためにインハウス運用を導入する企業が増えています。
特に、Web広告経由の売上比率が高いケースでは、社内に成功事例や失敗事例が豊富に蓄積され、次の運用施策にスピーディーに反映できます。
また、Web広告の運用データをもとに、中長期的なマーケティング施策を検討するなど、広告運用と連動した事業戦略を立案可能。
その他、革新的な事業を加速したいスタートアップだからこそ広告代理店に公開したくないデータもあるため、よりインハウス運用との相性は良好です。
、施策を立案・実行するのは代理店であり、自社では、代理店から共有された運用レポートなどの情報しか見ることができません。
一方で、インハウスの広告運用であれば、広告配信のセグメントや入札単価など、運用に必要な要素を検討する必要があります。
つまり、インハウス運用を進めることで、代理店に依頼するよりも、より深くPDCAサイクルを回すことができ、そのノウハウが蓄積されます。
また、広告運用のノウハウは、自社の中長期的な事業計画やマーケティング戦略にも反映でき、非常にメリットが多いでしょう。
スピーディーな運用が可能
革新的な事業を加速したいスタートアップにとって、Web広告運用についてもスピードが求められます。
しかし、広告代理店に外注する場合、施策へのレスポンスを待たなければならず、コミュニケーションコストも増えてしまいますよね。
基本的に広告代理店は、担当者1人で複数のクライアントを受け持ちますから、ケースによっては迅速な運用が難しい場合もあります。
一方、インハウスの広告運用であれば、外部とのやりとりが発生せず、社内で完結するため、スピード感をもって運用を加速できます。
広告代理店への外注費削減で売上最大化
言うまでもありませんが、広告代理店に支払う運用代行費が、インハウス構築以上のコストになっている場合には、インハウス運用選択で外注費を削減し、売上を最大化できます。
また、複数ある集客施策のうち「Web広告からの売上比率が高い」「Web広告のCVが売上に直結する」ケースでは、インハウスを選択することで、費用対効果もアップします。
スタートアップにおけるインハウスの広告運用について、主な3つのメリットをお伝えしました。
広告運用の専門人材をどう育成するかなど、いくつかの課題はありますが、一度インハウス体制が構築できれば、スタートアップ企業との相性もよくおすすめです。
スタートアップにおけるWeb広告インハウスのデメリット
スタートアップにおけるWeb広告インハウスのデメリットをまとめました。
Web広告運用の人材確保
株式会社WACULが、実施したアンケートによると「広告運用に時間を割ける人材がいない」という理由で、広告代理店へ依頼するケースが最も多いそうです。
このように、スタートアップにおける広告運用でインハウスを実施するためには、広告運用ノウハウを習得している人材が欠かせません。
広告代理店の場合、広告運用のプロフェッショナルが複数在籍しておりスキルも均一ですが、自社で人材を育成する場合には、スキルの均一化に苦労します。
また、せっかく人材を育成しても担当者が突然退職してしまうなど予期せぬアクシデントで、人材不足に陥ることもあり、また一から育成しなければならないケースも。
このようにインハウス体制の構築には、持続的な人材確保という課題があります。
掲載メディアの最新情報を受け取りにくい
広告代理店の場合、Web広告を出稿する広告媒体とパートナー制度を結んでいることが多く、常に掲載メディアの最新情報(新機能や導入事例など)を入手しています。
しかし、インハウス運用の場合、広告代理店とは異なり、パートナー認定を受けられない場合もあります。
インハウスで広告運用するには、自ら情報を調べる、またはセミナーへ参加するなどし、最新の情報へのアップデートが必要。
スタートアップにおけるWeb広告インハウス運用の検討ポイント
スタートアップでWeb広告運用をインハウス化するための、検討ポイントについて解説します。
広告代理店に支払う運用代行費がコストを圧迫している
当然ですが、Web広告に費やすコストが大きくなるほど、広告代理店への手数料も増加します。
広告代理店へ支払う手数料が、インハウス構築費以上に膨らんでいる場合には、検討のポイントでしょう。
特に、広告代理店へ毎月200万円以上の手数料を支払っている場合、インハウス化に必要なチームを構築可能です。
Web広告が事業の中核である
Web広告が事業の中核であり、Web広告のCVが売上に直結するケースでは、広告への依存度が高い状況です。
このようなケースでは、売上規模も大きくなり、広告代理店を挟んでしまうと、売上の最大化が達成しづらい状況に。
事業に占めるWeb広告の依存度で、インハウスか広告代理店かを判断するのもおすすめです。
最新情報をキャッチアップする仕組みがあるか
繰り返しになりますが、インハウスの広告運用では、広告媒体とのパートナー制度を結べない場合もあり、掲載メディアにおける最新情報を入手しにくい傾向です。
セミナーや研修を通して、掲載メディアの新機能や、導入事例を積極的にキャッチアップする姿勢が問われます。
社内体制の都合上、Web広告への十分な時間が確保できないという場合には、一度検討し直したほうがよいでしょう。
Web広告の出稿費用が少額である
広告代理店を通してWeb広告を出稿する場合、基本的には広告費の20%が手数料として必要。
また、代理店によって異なりますが、最低出稿額・最低運用手数料を設定していることも多く、あまりにも少額からの出稿だと、かえって費用対効果が悪化することも。
このような場合には、インハウスの広告運用に切り替えることで、その分、手数料を広告費に回せます。
特殊な業態・業種である
商品やサービス、ターゲットとなるマーケットが特殊な業態・業種だと、広告代理店を挟むことで、かえって教育コストがかかり広告運用の効率が悪くなるケースもあります。
また、外国語で運用レポートを作成するなど特殊な自社ルールがある場合にも、広告代理店での対応は難しいでしょう。
このような状況では、インハウスでの広告運用が適しています。
スタートアップのWeb広告運用担当者育成ならデジプロへ
革新的なサービスのリリースなど、スピードが求められるスタートアップの広告運用では、インハウス化がおすすめです。
しかし、スタートアップでインハウス化を進めるには、専門人材の確保や最新情報のキャッチアップなど、乗り越えなくてはならない課題もあります。
弊社が開講するWeb広告特化型のWebマーケティングスクール「デジプロ」は、実務で即戦力となる実践的カリキュラムを採用。
前任者の退職等により、完全未経験から、急遽Web広告運用を任された担当者にも、数多く導入いただいており、インハウス運用にも完全対応しています。
現場で使われる広告プロダクトを網羅
現場で最も使われる以下のプロダクトを網羅しており、実際にプロダクトの広告運用を体験しながら進めるため、実務に即したスキルが身につきます。
<網羅しているプロダクト>
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook/Instagram広告
- Twitter広告
- データ分析
- Google Analytics
- Google Tag Manager
上記のカリキュラムを全て習得しようと思うと、覚える専門知識の範囲が広く、独学では挫折しやすいです。
デジプロなら、現役、最前線で活躍するWebマーケターが手取り足取り教えてくれるため、実務状況に合わせて優先的に学習順序を決め、スキル習得をサポート可能。
また、クライアントワークとなるとさまざまなプロダクトを一度に扱う必要があり、よりインハウス運用を難しくしていますが、デジプロならほぼ全てのプロダクトを網羅しているため、安心です。
オンラインと通学双方に対応
デジプロのインハウス運用向けカリキュラムは、2ヶ月間の実践形式を採用。
未経験からWebマーケティング担当者となるあなたの時間を無駄にしないよう、基本を学んだ後は、実践形式にシフトします。
また、忙しい方のために通学プランだけでなく、以下の通り、オンラインプランにも完全対応。
- 通学プラン:毎週土曜日又は日曜日に学習(受講開始時期によって異なります)
- オンラインプラン;講師と受講日程を相談し、都合に合わせて学習できます
柔軟な学習プランが、インハウスの専門人材育成にも役立ちます。
デジプロ受講後も相談できます
実践形式の専門的なWeb広告運用カリキュラムは、学んで終わりではありません。
受講後に、実務として広告運用を行うと、クライアントワークのなかで「ここ、どうすれば…」と新たな悩みが生まれます。
デジプロでは、このような講座卒業生を対象に「デジプロ Premium」をご用意。
「受講後も継続でサポートして欲しい」
「実務でどうしても聞きたいことがある」
このような場合でも、課題を解決すべく「動画コンテンツ見放題+オンライン相談60分」でサポートいたします。
6-4.専属のパーソナルトレーナーがサポート
デジプロの講師陣は、サイバーエージェントでMVPを受賞した人、アイレップで教育担当をしていた人、GMOグループで年間運用費20億円の実績者など、業界最前線の現役Webマーケターばかり。
受講生のささいなつまずきも拾い上げ、実務で困ることがないよう、全面的にサポートさせていただきます。
具体的には、受講期間中は、チャットでいつでも質問が可能で、わからないところはすぐに解消できる仕組みが整っています。
スピーディーな運用改善、広告出稿の一部インハウス化にも、ぜひご検討いただければと思います。
デジプロ、その他の特徴は以下をご覧ください。
デジプロのインハウス導入成功事例
実際にWeb広告特化型のWebマーケティングスクール「デジプロ」を受講したインハウスの導入事例をご紹介します。
スタートアップの広告運用において、インハウス化を検討している場合にも、専門人材育成や最新情報のキャッチアップに完全対応していますので、ぜひ参考にしてみてください。
広告運用未経験からインハウスを実現|黒川様
保育園を運営する会社で、応募から内定まで採用業務を全て担当する黒川さんの事例です。
黒川さんは、リアルだけでなくWebからの人材採用も強化すべきだと考えていましたが、社内にはマーケティングを理解した人材が在籍していなかったそう。
また、このままではWeb広告の出稿を依頼する広告代理店からの提案も、最善であるか判断できないため、もどかしさを感じていたと言います。
そこで、実践形式でWeb広告の運用スキルを学べるデジプロを検討してくださいました。
受講後は、丸投げだった改善案を一緒に考えられるようになったそうです。
黒川さんがデジプロを受講し得られたメリットの詳細は、以下より。
以下記事へアイキャッチ付き内部リンク
やっているだけから成果の出せる運用へ|江田様
江田さんは、ETRÉ TOKYO(エトレトウキョウ)のサイト運営を担当されています。
すでに実務において、Google広告を運用されていますが、江田さん自身にデジタルマーケティングの経験はなく、前任者から引き継いだ内容をそのまま運用していたそうです。
わからないことは都度ググっていたそうですが、設定に多くの時間もかかり、このままではいけないとの思いから、デジプロを受講くださいました。
デジプロ受講後は、自社に合わせた広告施策を進められるようになったと話す江田さん。
どのように実務で活かしているのか、具体的な内容は、以下記事よりご覧ください。
独学では得られない知識と実践力が魅力|森様
大学在学中にコンテンツ販売で起業した森さん。
森さんは学生への起業コンサルタント業務を開始し、現在は、SEOマーケティングやライティング、Webマーケティングなどマルチに活躍されています。
そんな森さんですが、インハウスで広告運用ができないか相談を受けたことをきっかけに、広告運用スクールを探し始め、デジプロを受講してくださいました。
デジタルマーケティングの経験はなく、管理画面の操作方法から学び、現在は新規事業も視野にさまざまな可能性を模索しているそう。
森さんの受講後の様子は以下記事より。