Web広告インハウス運用の特徴やメリット・デメリット、導入時の注意点を解説

リスティング広告やGoogle・Yahoo広告をはじめ、最近では比較的費用を抑えて出稿できるSNS広告の普及により、Web広告の導入を検討される企業が増えています。

その一方で、以下のようなお悩みが聞かれています。

「広告代理店への手数料を考えると、インハウス化するべきか悩んでいる」

参入しやすくなったとはいえ、特に中小企業にとっては、広告予算の確保は死活問題でもあり、広告代理店への委託となると手数料が悩みの種。

そこで、選択肢として浮上するのが「インハウス=自社運用」です。

ここでは、インハウスでWeb広告の運用を行う場合のメリットやデメリット、広告代理店との違いを詳しく解説します。

Web広告のインハウス運用とは

インハウス運用とは、Web広告における企画・設計・出稿・運用・改善に至る全てを自社で完結してしまう運用スタイルのこと。

広告代理店への委託をせず、手数料が削減でき、自社で完結するため広告運用に関するタスクを内製化できるといった特徴があります。

しかし、成果のレポーティングやクリエイティブの制作など社内リソースや人材の確保が課題。

インハウス運用を行う場合には、メリットだけでなく、デメリットについても理解しておきたいところです。

次章では、インハウス運用を検討する場合のメリットやデメリットについて整理してみたいと思います。

Web広告インハウス運用のメリット

Web広告、インハウス運用のメリットは、以下のとおりです。

その①施策のPDCAを早く回すことができる
その②広告代理店に依頼する場合の外注費を削減
その③自社の商材を理解した人が広告運用ができる

それでは、1つずつみていきましょう。

その①施策のPDCAを早く回すことができる

Web広告をインハウス運用する最大のメリットは、「PDCAの高速化」にあります。

たとえば、広告代理店に依頼している場合、1人の担当者が複数の企業アカウントを運用している場合がほとんどです。

こういった状況ですと、Web広告におけるアカウント設計からキャンペーンの設定・キーワード選定・広告クリエイティブの策定を検証・改善するためにすぐに対応してもらえないことも。

一方で、インハウス運用であれば、アカウントの計画から実行・検証・改善に至るまで、素早く作業を行えます。

結果、広告代理店へ依頼するよりもPDCAを素早く回すことができ、効果的なWeb広告の運用につながりやすいというメリットがあります。

その②広告代理店に依頼する場合の外注費を削減

広告代理店への広告代行手数料は、広告種別や取り扱う業種、費用総額によってまちまちですが、概ね「月額広告費の20%前後」といったところ。

仮に月額広告費が100万円の場合、月額手数料は20万円になります。
つまり、インハウス運用を行えば手数料分の20万円を削減できるわけです。

また、Web広告の出稿そのものが初めてという場合には、広告代理店へ依頼する際、運用するアカウントの構築・キャンペーンの設定・キーワード選定・広告クリエイティブの策定・入稿など配信するための準備が必要になります。

広告代理店の中には、これらを月額手数料とは別に「初期費用」として設定している場合もあり、その場合には別途費用が発生します。

広告予算をできるだけ削減したい場合には、インハウス運用のメリットは大きいでしょう。

その③自社の商材を理解した人が広告運用ができる

Web広告のインハウスでは、自社商材の特徴や魅力に加えて、最もリーチしたいターゲット層を深く理解した社内担当者が運用できるという強みがあります。

特に「深く理解している」というところが今後のアカウント設計に大きく反映されるため、重要です。

たとえば、季節ごとにターゲット層からの需要が変化する商材では、都度適切な広告キャンペーンを柔軟に設計する必要がありますし、広告文1つとっても自社商材の魅力を最大限反映できなければ、ユーザーのアクションにもつながりません。

もちろん、広告代理店が自社商材の魅力を引き出せないと言っているわけではありませんが、やはり自社商材の魅力を最も理解している社内担当者だからこそ、Web広告のクリエイティブにも磨きがかかります。

Web広告インハウス運用のデメリット

インハウス運用は、非常に大きなメリットがある一方で、知っておくべきデメリットも存在します。

Web広告、インハウス運用のデメリットは、以下のとおりです。

その①運用に慣れるまで時間がかかる
その②担当者に属人的になりやすい
その③掲載メディアの最新情報を受け取りにくい

それでは、1つずつみていきましょう。

その①運用に慣れるまで時間がかかる

広告代理店にWeb広告の運用を委託する場合、業種ごとのアカウント設計やレポーティングなど過去のデータが蓄積されているため、それを元に最短で効果的な広告施策を選定できるというメリットがあります。

これは、日々、運用で培ったノウハウが蓄積されているからこそ。

しかし、インハウス運用を開始する場合、アカウント設計からキャンペーンの設定・キーワード選定・広告クリエイティブの策定などを引継ぐ、もしくは新規作成する場合にも、ノウハウが蓄積されていないため、初動が遅くなり運用に慣れるまでは時間がかかります。

たとえば、キーワード選定ひとつとっても、予算に応じて適した検索ボリュームを把握できず、予算が少なすぎた結果、Web広告が上位表示されなかった。

または、広告予算は十分にかけたのに、選定したキーワード自体がニッチ過ぎてしまい広告そのものが表示されなかったなんてことも。

このように、インハウスでWeb広告を運用する場合には、運用に慣れるまでは、ある程度時間がかかることも理解しておきましょう。

その②担当者に属人的になりやすい

広告代理店にWeb広告の運用を委託する場合、仮に委託先の担当者が退職となっても、スキルが統一されてており十分なリソースが確保されているため、的確な引継ぎさえ行われていれば、自社のマーケティングへの影響は少ないといえます。

一方で、中小企業におけるインハウス運用の場合、Webマーケティング担当者がたった1人で運用に携わることもしばしば。

こういった状況ですと、属人的になりやすい傾向で、担当者が退職してしまうと、うまく引継ぎが行えないケースも。

その結果、引継ぎに時間を要し、次の採用をしなければならないなどWeb広告の運用が遅延します。

インハウス運用を検討する場合には、担当者の引継ぎはどうするのかなど、Webマーケティングの教育体制を整えておく必要があるのです。

その③掲載メディアの最新情報を受け取りにくい

広告代理店の場合、Web広告を出稿する広告媒体とパートナー制度を結んでいることがほとんど。

パートナー制度とは、広告媒体が定める一定の条件を満たしている広告代理店が、媒体側とパートナー認定を結ぶことを指します。

このパートナー制度を活用して、掲載メディアの最新情報を受け取れます。

一方で、インハウス運用の場合、広告代理店とは違いパートナー認定そのものを受けられないことも多いです。

このような場合には、広告媒体からの最新情報を共有できません。

Web広告運用においては、常に最新情報をアップデートする必要があり、パートナー認定を受けていない場合には、自ら情報を調べたりセミナーに参加しなければならないのです。

Web広告のインハウス運用、導入時の注意点

インハウス運用は、「広告予算を削減できる」「施策のPDCAを早く回すことができる」など大きなメリットがある一方で、専用人材の確保や担当者の育成コスト、広告効果が出るまでの期間など考慮しなければならない課題がいくつも存在します。

販促する商材と広告の相性や、広告予算はどの程度配分できるのかを考慮し、自社に適した広告媒体を選定しなければなりません。

広告代理店に任せれば、プロとして迅速に広告施策を練ってもらえますが、インハウス運用ではそうもいかないのが本音です。

社内のリソースや予算はもちろんのこと、広告出稿の目的に合わせて、広告代理店への依頼かインハウス運用かを選択すると良いでしょう。

インハウス運用でお困りならWeb広告スクール「デジプロ」へ

弊社では、インハウス運用における以下の3つのデメリットを補うべく、Web広告のプロ養成スクール「デジプロ」を運営しています。

<インハウス運用のデメリット>
その①運用に慣れるまで時間がかかる
その②担当者に属人的になりやすい
その③掲載メディアの最新情報を受け取りにくい

リスティング広告・Google広告・Yahoo広告から、ディスプレイ広告やFacebook・TwitterなどのSNS広告に至るまで、実際の現場で役立つWeb広告の運用スキルを学習できます。

以下に6つの特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

特徴①未経験からでも実践的なスキルを身につけられる

今や様々なサービスがオンラインを通じて販売されており、商品やサービスの認知度やブランドイメージの向上にはWeb広告は欠かせません。

デジプロでは、業界未経験からでもWebマーケティングスキルを獲得できるよう、生徒1人1人に実績豊富な現役マーケターが進捗サポートします。

現役マーケターだからこそわかる、現場で必要な知識を優先的に学べるカリキュラムで構成されており、学んだことは即実践で活用可能。

受講期間中は、動画で繰り返し復習できるだけでなく、学習で生じた疑問点は何度でもトレーナーに質問できます。

さらに、現役マーケターだからこそWeb広告の最新情報も共有可能。

特徴②Web広告全般を網羅

一口にWeb広告といっても、検索連動型広告やディスプレイ広告などのリスティング広告から、SNS広告に至るまで様々。

デジプロには、Web広告の基礎から応用まで、これらを総合的に習得するための充実したレッスンが用意されています。

<学習レッスン一部>

・デジタル広告概論
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・Google広告
・Yahoo!広告
・Facebook/Instagram広告
・Twitter広告基礎
・タグ
・Google Analytics

>>学習レッスン詳細はこちら

特徴③現役マーケターが手厚いパーソナルサポート

デジプロのパーソナルトレーナーは、GMOグループで年間運用費20億円の実績サイバーエージェントにてMVPを受賞したコンサルタントなど、トップクラスの現役マーケターが在籍。

Webマーケティング講座というと、理論だけ教えて終わりという講座も多い中、デジプロでは実際に広告運用を体験しながら、実践形式でスキルを取得するカリキュラムです。

学習でつまずいたポイントは、動画で何度でも復習でき、パーソナルトレーナーに質問することで疑問点を解消できます。

インプットと実践形式のアウトプットを繰り返し行うから、スキル習得も加速します。

特徴④社内のWebマーケティング内製化や研修にぴったり

デジプロでは、実践形式のWeb広告運用スキルを習得できるから、「企業のマーケター不足の解消」や「自社サービスの拡大」、「インハウス運用」、「新規スキルの獲得」など内製化や企業研修にもぴったり。

事実、これまで受講されたご利用者は、スタートアップ企業の代表・マーケティング責任者・アパレル系企業のマーケティング担当・Web制作会社の社長・フリーランスなど非常に幅広いです。

即実践で役立つWebマーケティングスキルを学べるから、様々な業種の方からご利用頂いています。

特徴⑤選べる受講スタイルも人気の秘訣

デジプロのWeb広告スクールは、毎日忙しく働きながらでも、より実りのある学習をして頂けるよう「通学」「オンライン」からライフスタイルに合わせて、受講スタイルを選択可能です。

渋谷教室で行う通学プランでは、受講生のスケジュールに応じてオンラインとの組み合わせも可能で、より柔軟に学習して頂けるよう配慮しています。

オンラインプランでは、通学が難しい方のために、自宅やオフィス、外出先でも受講できるよう通学不要のカリキュラムです。

空き時間を活用して、充実した学習を進めましょう。

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