フリーランスは時間や場所・人に縛られない自由な働き方であり、会社員から独立してフリーランスになる人も増えてきました。
しかし、フリーランスという働き方について詳しく理解していない人も少なくありません。
また、「フリーランスとして独立したいけど、何を準備すればいいのだろう?」と悩んでいる人も多いはずです。
そこで本記事では、フリーランスのメリットやデメリット・フリーランスになる前の準備・独立するための3ステップなどを詳しく解説します。
本記事を最後まで読み進めることで、フリーランスとして独立するイメージができるようになり、何から行動すべきかがわかるようになるはずです。
目次
フリーランスとは?
フリーランスとは、企業と雇用契約を結ばずに仕事を請け負う働き方のことです。
特定の会社で働くのではなく、個人のスキルに合わせて自由に仕事相手を選択できるのが特徴です。
フリーランスは年齢制限や特別な資格も必要ないので、大学生や主婦をしながらフリーランスとして活躍する人も増えてきました。
フリーランス実態調査 2021によると、2021年時点で1,670万人のフリーランスが存在し、年々フリーランスとして働く人の割合が増加傾向にあります。(フリーランス実態調査 2021の6ページ目を参照。)
労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)12月分結果の調査結果では、日本の労働人口が6,716万人なので、約4人に1人がフリーランスとして働いている計算になります。
そのため、現代においてフリーランスという働き方は、決して珍しくありません。
フリーランスとして独立するメリット
フリーランスとして独立するメリットは、以下の5つです。
- 収入が青天井
- 自分の好きな仕事ができる
- 働き方が自由
- 複数の仕事に携われる
- 年齢に関係なく働ける
それぞれ詳しく解説します。
収入が青天井
会社員の場合、毎月の給与が決まっており年齢や役職によっても収入がある程度固定されているので、インセンティブのある会社や職種を除けば、大きく稼ぐのは難しい傾向にあります。
しかし、フリーランスは自分の労働時間や受注した案件数・提供できる価値(スキル)によって報酬が決まります。
収入が青天井のため、スキルを磨いて高単価の案件を獲得し、仕事に費やす時間を増やせれば、会社員で働いていた頃よりも倍以上の金額を稼ぐことも十分可能です。
自分の好きな仕事ができる
会社員は雇用契約が結ばれているため、自分が苦手な仕事でも断ることはできません。
しかし、フリーランスは自分で好きな仕事が選べます。
そのため、自分が今まで培ってきたスキルや経験などを活かして仕事にすることも可能です。
働き方が自由
会社員は出勤時間や勤務時間が決まっていますが、フリーランスは自分で働き方を選択できます。
そのため、朝起きるのが苦手な人であれば、昼過ぎから仕事をすることも可能です。
また、働く場所も自由なので、自宅はもちろんカフェやコワーキングスペースなどで作業している人も少なくありません。
複数の仕事に携われる
フリーランスの場合、雇用契約を結ばないため、一つの会社や一つの職種に絞る必要はありません。
そのため、A社ではWeb広告運用に携わり、B社では動画編集の仕事を請け負うという働き方もできます。
また、仕事をしているうちに興味のある分野を発見したら、その分野を勉強して案件を受注することも可能です。
複数の仕事に携わることで、自分の専門分野や人脈などを広げられます。
年齢に関係なく働ける
会社員であれば、60〜65歳で定年を迎えるため、老後の資金に不安を感じる人も少なくありません。
定年後に再び働く場合には、一から就職活動を始める必要があるため、雇用されない可能性も十分あります。
しかし、フリーランスには定年がないため、これまで培ってきたノウハウやスキルを活用していつまでも働けます。
そのため、老後における金銭面での不安が解消されるはずです。
フリーランスとして独立するデメリット
フリーランスとして独立するデメリットは、以下の5つです。
- 収入が不安定
- 社会的信用が低い
- 人との関わりが少なくなる
- 生活リズムが不規則になる
- 事務作業も自分で行わなければいけない
それぞれ詳しく解説します。
収入が不安定
フリーランスのデメリットとして、収入の不安定さが挙げられます。
フリーランスは会社員のように毎月固定給が入るわけではありません。
仕事をしただけ報酬が発生するため、報酬が多い月もあれば少ない月もあります。
また、毎月案件を受注していたクライアントから突然契約を打ち切られる可能性もあります。
そのため、一社だけではなく複数のクライアントとの関係構築が重要です。
社会的信用が低い
フリーランスは、会社員のように毎月の収入が固定でもらえるわけではないので、収入の不安定さから社会的信用が低いという特徴もあります。
その結果、クレジットカードや不動産の賃貸契約・住宅ローンなどの審査に落ちる可能性があるので、フリーランスになる前に手続きを済ませておきましょう。
人との関わりが少なくなる
フリーランスは、基本的に企業や組織に属さないため、一人で仕事することが多く、人との関わりが少なくなります。
その結果、自由な働き方よりも孤独感に耐えきれず、挫折してしまう人もいます。
そんなときには、フリーランス専用のコミュニティやSNSなどを活用して、人との関わりを持ちましょう。
生活リズムが不規則になる
フリーランスは働く時間を自分で決められるため、生活リズムが不規則になりやすい傾向にあります。
特に朝が苦手な人は、昼過ぎから夜中まで仕事することで昼夜逆転の生活になる人も少なくありません。
また、少しでも多く稼ぐために自分のキャパシティ以上の案件を受注したことで、毎日徹夜の状態が続き、生活リズムが崩れる人もいます。
その結果、心身共に疲弊してしまい、体調を崩す原因にもなるので、規則正しい生活を心がけましょう。
事務作業も自分で行わなければいけない
フリーランスは、請求書の作成や売り上げの管理・確定申告などの事務作業をすべて自分で行う必要があります。
会社員として働いていた頃には行ったことのない事務作業がほとんどのため、慣れるまでに時間がかかるでしょう。
そのため、事務作業が煩わしいと感じたらオンライン秘書へ外注したり、税金や確定申告に関しては税理士にお願いしたりするなどの方法も検討しましょう。
フリーランスとして独立する前に準備すべき8つのこと
フリーランスとして独立する前に準備すべきことは、以下の8つです。
- 目標を掲げる
- クレジットカードを申し込む
- 引っ越しを済ませておく
- スキルを磨いておく
- 実績を積み上げておく
- 人脈を形成しておく
- 貯金をしておく
- 案件サイトに登録しておく
それぞれ詳しく解説します。
目標を掲げる
目標設定が苦手な人もいるかもしれませんが、フリーランスになる前に目標を掲げておくのは非常に重要です。
なぜなら、フリーランスになると誰も自分のことを管理したり指導したりすることはなく、働く時間や仕事量・今後のキャリアなど、すべて自分で決めなければいけないからです。
モチベーションを維持しながらフリーランスとして活躍するためにも、独立する前に目標を掲げるようにしましょう。
クレジットカードを申し込む
フリーランスになると、会社員と比較して社会的信用が低くなるため、クレジットカードの審査に通りづらくなります。
クレジットカードは、独立後も利用する機会が多々あるはずです。
そのため、フリーランスとして独立する前にクレジットカードは必ず申し込んでおきましょう。
日常生活で利用するクレジットカードのほかに、経費を精算するためのクレジットカードを作成しておくと、確定申告もスムーズになるのでおすすめです。
引っ越しを済ませておく
フリーランスになると、クレジットカード同様に賃貸契約の審査が通りづらくなるため、引っ越しをしたくてもできないという状況が発生してしまいます。
そのため、賃貸契約の期限が迫っていたり、引っ越しを検討していたりするのであれば、フリーランスになる前に済ませておきましょう。
スキルを磨いておく
フリーランスは、自分のスキルを武器にクライアントへ価値を提供することで、その対価として報酬をもらいます。
スキルに価値があるかどうかを判断するのはクライアントです。
そのため、自分のスキルに価値がないと判断されれば、フリーランスになっても稼げません。
最悪の事態を避けるためにも、フリーランスになる前にスキルを磨いておきましょう。
実績を積み上げておく
案件を獲得する上で重要なのが信頼関係です。
信頼関係を構築するためにも、実績が必要になります。
そのため、フリーランスになる前から会社で出した成果をまとめたり、副業で少しずつ案件を受注したりするなど実績を積み上げていき、独立してからすぐに案件が受注できるような体制を整えておきましょう。
人脈を形成しておく
フリーランスとして独立するのであれば、人脈形成も欠かせません。
人脈を形成することで、案件を紹介してもらったり最新情報を共有してもらえたりするなどのメリットがあります。
SNSやコミュニティなどに所属することで人脈形成できるので、積極的に活用してみましょう。
貯金をしておく
フリーランスとして独立直後は案件獲得に苦戦してしまい、生活費すら稼げない可能性があります。
また、フリーランスは会社員と違い、休業の補償もありません。
怪我や病気で働けなくなった場合には、収入が途絶えてしまうケースもあり得るので、リスクを考慮した上で3ヵ月から半年分ほどの生活費は貯金しておくのがおすすめです。
案件サイトに登録しておく
フリーランスの案件を受注するために、クラウドソーシングサイトやエージェントのような案件サイトを活用する人も少なくありません。
案件サイトは登録後にプロフィールやポートフォリオなどを記載しなければいけないので、案件に応募するまで時間がかかります。
そのため、フリーランスとして独立直後からすぐに案件に応募できるよう、事前に案件サイトへの登録を済ませておきましょう。
フリーランスとして独立する3つのステップ
フリーランスとして独立する3つのステップは、以下の通りです。
- 国民健康保険と国民年金に加入する
- 開業届を提出する
- 青色申告承認申請書を提出する
それぞれ詳しく解説します。
国民健康保険と国民年金に加入する
会社員からフリーランスに転身すると、今まで加入していた社会保険と厚生年金から外れるため、国民健康保険と国民年金への切り替えが必要です。
会社を退職した日(健康保険の資格がなくなった日)から14日以内に、居住地の役所や役場で手続きを行います。
手続きの際には、以下の持ち物が必要です。
- 資格喪失証明書
- マイナンバーカード
- 本人確認書類
自治体によって必要な持ち物が異なる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
会社を退職して健康保険が使えなくなると、国民健康保険証が発行されるまでは無保険の状態です。
無保険の状態で治療を受けると全額自己負担になる可能性があるため、注意が必要です。
開業届を提出する
フリーランスとして独立するのであれば、開業届を忘れずに提出しましょう。
開業届とは、個人事業として開業した際に税務署へ申告するための書類のことです。
開業届を提出することで、個人事業主として活動できるようになります。
開業届は、納税地の税務署への持ち込みもしくはe-Taxで提出できます。
開業届の提出期限は開業後1ヵ月以内ですが、期限を過ぎても特に問題はありません。
ただし、開業届を提出しないと節税面で重要な青色申告特別控除を受けられないため、フリーランスとしてしっかり稼いでいきたいのであれば、忘れずに提出しましょう。
青色申告承認申請書を提出する
開業届と同時に青色申告承認申請書を提出します。
青色申告承認申請書とは、個人事業主が青色申告特別控除を受けるための書類です。
青色申告特別控除が認められると、所得から最大65万円の控除が受けられます。
また、配偶者や親族への報酬として支払った青色事業専従者給与を経費として所得から控除できたり、赤字を最大3年まで繰り越せたりするなどのメリットもあるので、必ず提出しましょう。
フリーランスに向いている・向いていない人の特徴
フリーランスには、向いている人と向いていない人がいます。
それぞれの特徴をまとめてみました。
フリーランスに向いている人 | ・自ら考え行動できる人 ・人を喜ばせたい気持ちが強い人 ・諦めずやり切れる人 ・目標や夢がある人 ・自己管理ができる人 |
フリーランスに向いていない人 | ・受動的な人 ・簡単に諦めてしまう人 ・言い訳が多い人 ・何でも他責にしてしまう人 ・自己管理ができない人 |
フリーランスは会社員と異なり、上司や同僚がおらず、案件の獲得やスキルの向上などはすべて自分で行う必要があります。
そのため、自ら考えて行動できる人や諦めずにやり切れる人などは、フリーランスに向いているといえるでしょう。
一方、自分で考えずに何でも他人任せとなってしまったり、何か問題が起きるとすぐに諦めたりするような人はフリーランスには向いていません。
ただし、フリーランスに向いていない人の特徴に該当するからといって、独立後に必ずしも失敗するわけではありませんので、あくまでも参考程度にしておきましょう。
フリーランスのWebマーケターとして独立したいのであれば「デジプロ」
これからフリーランスに転身してWebマーケティングを始めたい方は、デジプロがおすすめです。
デジプロは、実践的なカリキュラムを通して、Web広告に特化したスキルを学べるマーケティングスクールです。
デジプロの具体的な特徴は以下の4つです。
- 主要なWeb広告を実践フローで学べる
- 講師は全員プロの現役マーケター
- 全国12ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
- 元採用責任者による充実した転職支援サービス
最後には、受講者の声も掲載しているのでぜひ参考にしてみてください。
主要なWeb広告を実践フローで学べる
デジプロでは、主要なWeb広告に関して基礎から応用まで実践フローで学べます。
具体的に学習できるWeb広告は以下の通りです。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
これらの広告運用スキルを対面講義や動画でインプットした後に、実践形式で広告運用を体験してアウトプットします。
Web広告に関して「知っている」レベルではなく、「運用できる」レベルでスキルを身につけることが可能なため、フリーランスとして活躍できるスキルを身につけられます。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロでは、Webマーケティング業界に現役で活躍しているマーケターが講師をしています。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントでMVPを複数回受賞したコンサルタントなどの肩書を持った講師も在籍しています。
また、講義だけではなく、生徒一人ひとりをサポートするパーソナルトレーナーになってくれるのもデジプロの強みです。
独立やキャリアに関する相談もできるので、スキルを身につけながら受講後に関する不安や悩みを解決することが可能です。
全国12ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
デジプロでは、通学授業に対応している教室が全国12ヵ所にあります。
- 渋谷
- 大阪
- 福岡
- 千葉
- 神戸
- 大宮
- 横浜
- 広島
- 名古屋
- 北海道
- 仙台
- 福井
Webマーケティングスクールはデジプロ以外にもありますが、ほとんどはパソコン一つで行うオンライン授業です。
オンライン授業は、時間や場所に縛られず自由に講義を受けられるメリットがあります。
しかし、疑問点をその場で解決できなかったりモチベーションの維持が難しかったりといったデメリットもあります。
デジプロは教室に通い対面で授業を受けると、モチベーションを維持したまま効率的な学習が可能です。
教室に近い場所で働いている方であれば、本業が終わってからでも通えます。
元採用責任者による充実した転職支援サービス
デジプロでは、転職したい方に向けて元採用責任者がマンツーマンで徹底サポートしてくれます。
そのため、フリーランスとして独立するのが不安な場合には、転職してスキルや実績を身につけてから挑戦するのもおすすめです。
サポート期間は無期限のため、自分のタイミングで相談してみましょう。
受講者の喜びの声も多数あり
デジプロでは、過去の受講者の声を「デジプロコラム」に掲載しています。
デジプロを受講したことでスキルが身につき、フリーランスとして自信を持てるようになった方もいます。
一例として、2人の受講生の感想を紹介するので、参考にしてみてください。
フリーランスとして広告運用の最前線で活躍する鈴木さん
鈴木さんは、デジプロを受講する前から企業の広告運用におけるフリーランスとして活動していました。
しかし、思うように成果が出せず、自分の仕事に自信を持てていなかったそうです。
独学での広告運用に限界を感じていたときに、知人からデジプロを紹介されたのがきっかけで受講を決意しました。
デジプロを受講してからは、広告運用の具体的な改善プロセスを提案できるようになり、クライアントとのコミュニケーションが増えたそうです。
受講後の感想では「デジプロでの学びは明確な武器と自信になるので、フリーランスの人こそ受講した方がいい」と語っています。
現在は、企業や広告代理店の広告運用を最前線で担当しており、クライアントから評価と信頼を得ているとのことです。
求人広告の代理店を退職後、メディアプランナーとして転職に成功した丹羽さん
求人広告の営業をしながらWeb広告の出稿作業を行っていた丹波さんは、細かな効果測定もしたいと考えるようになり、デジタルマーケティングに興味を持ち始めてスクールで学ぶことを決意しました。
スクールのなかでもデジプロは、実践的な講義が受けられたり、現役のWebマーケターが在籍していたりすることが受講の条件に合っていたと語っています。
また、受講後に転職を希望した場合、追加費用が発生せずに書類添削や面接対策などの転職サポートが受けられるのも決め手となったそうです。
転職活動の際にはアドバイザーのおかげで、クオリティの高いエントリーシートが完成し、自信を持って転職活動に臨めたと述べています。
現在は、東京のデジタルマーケティング企業で、メディアプランナーとして活躍しているとのことです。