「Webマーケターはオワコンと聞くけど本当だろうか?」
「Webマーケティングの仕事に興味があるが、将来性が心配……」
Webマーケターという仕事に興味があっても、「オワコン」という噂を聞いて不安になっている人も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、「Webマーケターはオワコン」というのは間違いです。
オワコンどころか年々需要が高まっており、将来性がある仕事と言えるでしょう。
ただし、決して楽な仕事ではないので、オワコンWebマーケターにならないために意識すべきポイントがいくつかあります。
そこで本記事では、Webマーケターがオワコンではない理由やWebマーケティング職をおすすめする理由などを詳しく解説します。
Webマーケターとして活躍し続けるためのポイントも紹介しておりますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
なぜWebマーケターがオワコンと言われているのか?
そもそもオワコンとは「終わったコンテンツ」の略であるため、Webマーケターという職業に対してオワコンという言葉を用いるのは不適切です。
なぜWebマーケターがオワコンと言われるようになったのかについては、以下の理由が考えられます。
- Googleのコアアップデートをはじめプラットフォーマーに左右されるから
- AIや機械学習の普及により一部の業務が代替えされる可能性があるから
- 常に最新知識や情報のアップデートが必要だから
- 優秀なWebマーケターが定着しないから
それぞれ詳しく解説します。
Googleのコアアップデートをはじめプラットフォーマーに左右されるから
Webマーケティングにおいて、プラットフォームは重要な存在です。
なぜなら、サービスを動かすための基盤となるプラットフォームがなければ、そもそもWeb広告配信やSNS運用などの施策を実行できないからです。
ただし、プラットフォーマー次第でプラットフォームは大きく変わります。
例えば、オウンドメディアを展開する場合、Googleのコアアップデートによって検索順位が大きく変動するのは、決して珍しいことではありません。
またX(旧Twitter)のように、経営層が変わったことで広告運用の方針が変更となり、広告主がプラットフォームから撤退するケースもあります。
BBC NEWS JAPANが2023年7月に掲載したニュースでは、イーロン・マスク氏による従業員の大量解雇だけでなく、投稿内容における監視対策の大幅な緩和が広告主離れにつながったと記載しています。(参考:ツイッター、広告収入半減 マスク氏の買収後|BBC NEWS JAPAN)
このように、プラットフォーマーに左右される点をマイナスに捉えられた結果、「Webマーケターはオワコンなのではないか」という声が挙がる要因につながっているのでしょう。
AIや機械学習の普及により一部の業務が代替えされる可能性があるから
2022年11月にOpenAIが公開した、ChatGPTに衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。
ChatGPTのようなAIや機械学習の普及は、Webマーケティングの仕事にも大きな影響を与えています。
例えば、生成AIの登場によって、画像・テキスト・音声・動画をはじめとするさまざまな業務が自動化しています。
そのため、人によっては、業務すべてが代替えされてしまうのではないかと危機感を覚える人も多いようです。
しかし、自動化できるからといって、すべての仕事がAIに置き換わるわけではありません。
なぜなら、Webマーケターは人の心を読み取り、それに沿った戦略を提案し、施策を推進・実行することが求められるからです。
クライアントごとの業界や商材特性に耳を傾け、それに適した「マーケティング施策を選択する」または「ユーザーの声を直接聞く」などの行動は、自動化しにくい分野だと言われています。
つまりAIは、業務を自動化できたとしても、人の心を読み取ることまではできません。
このことから、現実的にAIや機械学習によってすぐにWebマーケターの仕事がなくなるとは考えにくいでしょう。
常に最新知識や情報のアップデートが必要だから
Webマーケターの仕事において、知識や情報のアップデートに終わりはなく、常に学習し続ける必要があります。
Webマーケティング業界を含むITカテゴリー領域のほとんどは、欧米の巨大IT企業であるGAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)が実権を握っているといっても過言ではありません。
欧米で浸透してから日本に技術がやってくるため、当然技術が浸透するまでにはタイムラグが生まれます。
そのため、いち早く導入できた企業には先行者有利の原理が働くのが事実です。
逆に言えば、知識や情報のアップデートに遅れをとれば、受注数が減少して売り上げ低下を招く恐れがあります。
常に最新技術を追いかけなくてはならない業界の特性から、オワコンと言われているのかもしれません。
優秀なWebマーケターが定着しないから
IT業界全体は圧倒的な人手不足であり、優秀なWebマーケターの獲得競争も激化しています。
つまり、優秀なWebマーケターほど、より条件のよい会社へ転職を繰り返す傾向があるのです。
優秀なWebマーケターがいなくなると、会社として成果が出なくなったり、社内のWebマーケターを育てられなくなったりします。
せっかくWebマーケターになっても、成果が出せず成長を感じられなければ、新たなWebマーケターも定着しません。
このように、人材の流動化により自社に優秀なWebマーケターが定着しないことから、オワコンと言われている側面もあります。
結論:Webマーケターはオワコンではない!3つの理由
Webマーケターがオワコンではない3つの理由は、以下の通りです。
- Web広告全体の需要が高まってきている
- 多くの企業が優秀なWebマーケター不足に困っている
- 動画広告市場が拡大してきている
それぞれ詳しく解説します。
Web広告全体の需要が高まってきている
Webマーケターがオワコンではない証拠に、Web広告全体の需要が年々高まっていることが挙げられます。
株式会社電通の調査結果を基に、インターネット広告媒体費の推移を表したのが以下のグラフです。
出典:2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析|株式会社電通
2023年は2兆7,908億円まで増加すると予測されており、今後もインターネット広告媒体費に関しては一定の伸びが期待できます。
そのため、「Web広告への需要が増える=Webマーケターを必要とする企業も増える」と考えられるでしょう。
多くの企業が優秀なWebマーケター不足に困っている
デジタルマーケティングにおける課題として、優秀なWebマーケター不足が挙げられます。
デジタルマーケティング職に携わる役職者に対して、業務上での課題を調査したところ、約6割が以下のように回答しています。
(参考:“デジタルマーケ役職者の約60%がノウハウ・人材の不足に悩み” Repro(リプロ)が「Webサイト活用状況に関するアンケート」の調査結果を発表|Repro株式会社)
- デジタルマーケティングの知見があり、施策を実践できるメンバーが足りていない
- デジタルマーケティングに関わる人数が不足している
つまり、Webマーケターとしてやるべき仕事があり、需要があるにもかかわらず、任せられる人材がいないということです。
裏を返せば、Webマーケターに必要なスキルやノウハウを身につけられれば、多くの企業から求められるWebマーケターになれるはずです。
動画広告市場が拡大してきている
動画広告市場の拡大も、Webマーケターがオワコンではない理由の一つです。
以下のグラフは、サイバーエージェントが動画広告の市場規模を調査した結果と予測となります。
出典:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施|サイバーエージェント
2022年には、前年度から約1,400億円プラスの5,601億円に到達しています。
さらに、2026年まで毎年1,500億円以上の拡大が見込まれています。
動画広告の作成・配信は、Webマーケターの重要な仕事の一つです。
そのため、動画広告における市場規模の拡大は、Webマーケター自体の需要拡大につながると考えられるでしょう。
Webマーケターをおすすめする5つの理由
Webマーケターをおすすめする5つの理由は、以下の通りです。
- 将来性がある
- さまざまなスキルが身につく
- 副業にも活かせる
- フリーランスとして独立できる
- 柔軟な働き方ができる
それぞれ詳しく解説します。
将来性がある
前章でお伝えしたように、Web広告や動画広告の市場が拡大している背景から、Webマーケターの需要はこれまで以上に高まると考えられます。
また、5Gのような通信システムの市場規模も右肩上がりとなっているので、Webマーケティングの活用範囲は今後も広がっていくことが予想されます。
出典:2026年度までのICT・メディア市場の規模とトレンドを展望〜コロナショックでデジタル化が加速〜|野村総合研究所
これらのことから、Webマーケターは将来性があるので、おすすめの職業と言えるでしょう。
さまざまなスキルが身につく
Webマーケターの魅力の一つが、さまざまなスキルを身につけられることです。
例えば、Webマーケターの仕事には以下のようなものがあります。
- Webコンテンツ制作
- Web広告運用
- SEO対策
- SNS運用 など
上記の仕事をこなすことで、Web制作の知識や広告運用のスキル、SNSでの集客スキルなどが身につきます。
その結果、自身の市場価値を高めることにつながり、転職においても有利になるでしょう。
また、それらのスキルを活かしてTikTokやYouTubeなどで情報発信することで、自己ブランディングを実現させることも可能です。
副業にも活かせる
Webマーケターの仕事を通して身につけたスキルや知識を、副業に活かすことも可能です。
Webマーケターの仕事内容は幅広く需要があるため、クラウドソーシングサイトで容易に案件を獲得できます。
その結果、収入アップが期待できます。
フリーランスとして独立できる
Webマーケターは、スキルがあれば、個人の力だけで十分に稼げるため、Webマーケターになってからフリーランスとして独立する人も珍しくありません。
「案件を獲得できるか不安」という人もいるかもしれませんが、Webマーケティングスキルは、業種・業界にかかわらず多くの企業で需要があります。
そのため、フリーランスとして独立することで自由な働き方が可能となり、会社員の頃よりも収入アップが期待できるでしょう。
柔軟な働き方ができる
Webマーケターの仕事は、基本的にパソコンとネット環境さえあればできるため、リモートワークといった柔軟な働き方も可能です。
そのため、自分の好きな場所で自由に仕事がしたい人にとっては、魅力的な仕事と言えるでしょう。
オワコンWebマーケターにならないよう意識すべきポイント
オワコンWebマーケターにならないよう意識すべきポイントは、以下の3つです。
- 常に最新情報に目を向ける
- スキルを磨く
- 求められる成果に応える
それぞれ詳しく解説します。
常に最新情報に目を向ける
優秀なWebマーケターとして活躍していくには、常に最新情報に目を向けるようにしましょう。
なぜなら、Webマーケティング業界はとにかく情報の移り変わりが激しいからです。
そのため、昨日まで活用できていた知識やスキルがいきなり通用しなくなるなんてことも珍しくありません。
経済状況や世界情勢の影響によって、人々の購買行動に変化が生まれることもあるため、Webマーケティングの情報だけでなく、そのほかの情報も網羅的に取得することが大切です。
スキルを磨く
Webマーケターが担当する業務範囲は幅広く、以下のようにさまざまなスキルが必要となります。
- 基本的なPC操作スキル
- マーケティングの基礎知識
- 情報収集スキル
- コミュニケーションスキル
- ロジカルシンキング
- SEOにおける知見
- Web広告の運用スキル
- アクセス解析スキル
- ライティングスキル など
スキルがなければ、自社やクライアントが求めているような成果を出すことは困難です。
そのため、まずはWebマーケターとして一般的に身につけるべきスキルを磨き、その後にそれぞれの専門的なスキルを磨きましょう。
求められる成果に応える
Webマーケターの業務のほとんどは、常に明確な数値として表れます。
そして、Webマーケターに求められることは結果です。
つまり、どれだけ過程がよくても、成果に結びつかなければ意味がありません。
反対にクライアントや自社が求める成果に応えることで、Webマーケターとしての存在意義を示せます。
求められる成果に応えるためにも、現状のスキルや知識に満足することなく、常に学び続ける姿勢が重要です。
オワコン化しないWebマーケターを目指すなら転職支援が充実している「デジプロ」へ
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デジプロの特徴と転職支援の内容を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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在籍中に実務に即した経験を積めるため、今後のキャリア形成における大きなアドバンテージとなるはずです。
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実際に転職を成功させた2名を紹介するので、参考にしてみてください。
営業職から希望の広告代理店へと転職を成功させた池田さん
新卒で入社した会社で、個人営業を担当していた池田さんは、営業職へのやりがいを感じながらも、社内でしか通用しないスキルに不安を覚えていたそうです。
汎用性が高く市場価値の高いスキルを探していたときに、Webマーケターという仕事に出会い、興味を持ったことで転職を決意しました。
しかし、「知識がない状態では転職できても仕事が続かない」と思い、適性を見極めるためにWebマーケティングスクールで学ぶことを決意したそうです。
デジプロはほかのWebマーケティングスクールと比べると、実践的なカリキュラムがあり、手の届く受講料だったことが決め手となりました。
書類添削や面接対策などの転職サポートを活用したこともあり、無事転職に成功しました。
「デジプロでは、自分に合いそうな会社を一緒に考えてくれて、受講生の気持ちを優先してくれるのが、ありがたかった」と語っています。
今後は、さらに力をつけて新規案件のグロースにチャレンジしていきたいとのことです。
営業職から広告コンサルタントへ転職を成功させたSさん
Sさんは、資格取得の教材を販売する会社で、営業として活躍されていました。
しかし、目標を達成しても会社から評価されず、「このまま評価されないのはしんどいな」と思ったことで転職を視野に入れました。
そこで、興味があったWebマーケティングの勉強を独学で始めたそうです。
その後、「勉強しているマーケティングを営業に活かしてみたい」と思いはじめ、上司に相談して実行した結果、目標達成率が240%になりました。
その経験から「会社の成長に寄与できる人材になりたい」と思うようになり、本格的にWebマーケティング職への転職を志したそうです。
デジプロを受講したきっかけとして、「広告運用の仕事をしたいという思いがあり、広告運用者として転職に必要な知識とスキルを学べると思ったから」と語ってくれました。
デジプロで学んでまで転職したいという熱い思いが評価されて、内定獲得に成功しています。
今後は、データ分析に特化した人材もしくはEC戦略に特化した人材を目指して頑張りたいとのことです。