2020年から流行している新型コロナウイルス感染症の影響によって、多くの業界が打撃を受けました。
新型コロナウイルス感染症対策として導入されたのがリモートワーク。
最近ではリモートワークができる職種に転職する人も少なくありません。
リモートワークできる職種の一つとして挙げられるのが「Webマーケティング」。
Webマーケティングとは、Web媒体でマーケティング活動を行い、商品・サービスの認知拡大や販売促進をするための施策です。
Webマーケティング担当者のことを「Webマーケター」と呼びます。
そんなWebマーケティングですが、未経験からWebマーケターとして転職したり独立したりできるのでしょうか。
そこで今回は、未経験者がWebマーケターになる方法やWebマーケティングに向いている人、向いていない人の特徴・Webマーケターになるための必須スキルについて紹介します。
「Webマーケティングについて知りたい」「Webマーケターになりたい」という方はぜひ最後まで読み進めてください。
目次
未経験からWebマーケティング業界への挑戦は可能!ただし簡単ではない
結論から話すと、未経験からWebマーケティング業界への挑戦は可能です。
その理由は2つあります。
1つ目は、Webマーケティングには医師や看護師のような業務独占資格が必要ありません。
そのため、知識やスキルがあれば誰でもWebマーケターになることができます。
2つ目は新型コロナウイルス感染症によってWebマーケティングの需要がさらに高まったことです。
新型コロナウイルス感染症は依然として猛威を振るい続け、現在も対面での販売や営業が難しい状況が続いています。
そのため、企業はECやDXに注力するようになりました。
ECやDX領域の根幹を担うのはまさにWebマーケターであり、最近では求人も増えてきています。
需要が高まってきているので、未経験であってもWebマーケターになることは十分可能と言えるでしょう。
しかし、あくまでも企業が求めるWebマーケターは、実務経験やスキルが備わっていて即戦力として活躍できる人材です。
そのため、知識・経験ゼロの状態ではWebマーケターになるのは難しいとも言われています。
未経験でのWebマーケティング業界への挑戦が厳しい理由
未経験からWebマーケティング業界への挑戦が厳しい理由は以下の3つです。
- 実績が求められる
- 需要が多い分、競争が激しい
- 専門スキルが求められる
順番に解説します。
実績が求められる
転職で採用試験を受けるときやフリーランスとして案件を受注するときに必ず聞かれるのが実績です。
自分が未経験であっても、仕事の依頼側からすると関係ありません。
もし仮に、実績の提示を求められて何も見せることができなければ、内定をもらったり案件を獲得できたりするのは難しいでしょう。
自分を信頼させるためにも実績が必要になってきます。
実績の例は以下の通りです。
- 自分でブログを運用して月間1万PVを達成
- Twitterアカウントを開設してから3ヵ月でフォロワー5,000人獲得
- YouTubeチャンネルを運用して1年で10万円達成
相手が納得できる実績を積み重ねなければいけません。
需要が多い分、競争が激しい
先ほども説明したようにWebマーケティングは、ECの増加やDX・SNSなどの更なる普及によって需要が高まってきています。
そのため、未経験のWebマーケターでも採用されやすいと思うかもしれません。
しかし、Webマーケティングは企業の売り上げに直結する重要な業務です。
だからこそ、Webマーケティングに精通している一部のWebマーケターのみ需要が高まり、そのほかの未経験者向けの求人・案件は競争率が上がってしまいます。
これらの理由から未経験からWebマーケティング業界への挑戦が厳しいと言われているのです。
専門スキルが求められる
Webマーケターになるために資格は必要ありませんが、専門的なスキルが求められます。
Webマーケティングの仕事内容を完璧に習得するのは難しく、時間がかかります。
そのため、途中で挫折してしまう人も珍しくないのです。
ここでは、Webマーケティング業務の一部を紹介します。
Web広告運用
Webメディアに掲載する広告を運用します。
Web広告運用では、Web広告の配信先の選定やターゲティング・効果測定まで一連の流れを担当するのがほとんどです。
クライアントに最も適した費用対効果の高いWeb広告を選んで配信します。
Web広告にはリスティング広告やSNS広告・DSP広告などさまざまな種類があるので、Web広告に関する知識が必要です。
SEO
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と言われています。
検索の上位表示させるための対策として、具体的には関連記事の作成や既存記事のリライト・内部リンクの設置などが挙げられます。
また、Googleのアップデートによってアルゴリズムの仕組みが変わることもあるので、SEOについての最新情報も把握しておかなければいけません。
データ分析
Web広告やSEO対策などで施策したデータを分析して、グラフや表を用いてクライアントに提供します。
データ分析力はもちろん、なるべくわかりやすい資料を作成するスキルも問われる業務です。
SNS運用
クライアントが運営しているTwitterやInstagramなどのSNSアカウントを運用代行します。
投稿する文章の作成やコメント返し・フォロワーの増加などが主な業務です。
SNSは拡散力が非常に高いので、企業のブランドイメージにも直結します。
そのため、炎上のリスクに配慮しながら運用しなければいけません。
Webマーケティングに向いている人・向いていない人の特徴
Webマーケティングに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
向いている人
以下の項目に当てはまる人はWebマーケティングに向いています。
- 論理的思考力のある人
- 目標に向かって一つずつ積み重ねることができる人
- トレンドに敏感な人
- 自分の意見を発言できる人
一つずつ解説します。
論理的思考力のある人
Webマーケティング業務では、常に数字から施策を導き出す必要があります。
そのため、「このような理由があるからこうなる」といった根拠を見つける論理的思考力が欠かせません。
普段の生活において常に原因を究明したり根拠を探したりする人であれば、Webマーケターとして活躍できる素質が十分にあります。
目標に向かって一つずつ積み重ねることができる人
Webマーケティングと聞くと、クリエイティブなイメージを持つ人が多いです。
しかしWebマーケターは、膨大なデータを一つずつ集計したり、PDCAをひたすら繰り返したりするなど、実際は非常に根気が必要な業務です。
そのため、最後まで諦めない我慢強さがある人はWebマーケティング業務に向いていると言えるでしょう。
トレンドに敏感な人
Web業界は情報の移り変わりが激しく、数年前までトレンドだった施策が今や効果を発揮しなくなることも珍しくありません。
そのため、常に最新情報をインプットできる人こそWebマーケターとして適任です。
自分の意見を発言できる人
Webマーケティングでは、クライアントから仕事内容や実施してほしい施策を指示されることもあります。
しかし、本来の目的はクライアントが提供している商品やサービスの認知度向上や売上を伸ばすことです。
そのため、クライアントが抱えている問題点や見えない課題点を発見して、改善策を提案する姿勢が重要になります。
日常生活から自分の意見を持ち、それをハッキリと相手に伝えることができる人は、Webマーケターに向いています。
向いていない人
以下の項目に当てはまる人はWebマーケティングに向いていません。
- 数字やデータが苦手な人
- Webマーケティングに興味がない人
- 自分で考えて行動しない人
順番に解説します。
数字やデータが苦手な人
Webマーケティングでは、数字やデータに基づいて業務を行います。
そのため、数字やデータを見るだけで拒絶反応が出てしまうのであれば、Webマーケターになるのは非常に難しいです。
しかし、データ分析に慣れてしまえば問題なく業務が行えるケースもあるので、まずは短期間で挑戦し、合う・合わないを判断してみるのがおすすめです。
Webマーケティングに興味がない人
Webマーケターとして活躍したいのであれば、多くの知識やスキルを身につける必要があります。
「CTR」や「CPC」など専門用語も多いので、Webマーケティング自体に興味がないのであれば、覚えるのに苦戦するかもしれません。
ただ「Webマーケティングがトレンドだから」という理由で転職を検討している人は、注意が必要です。
しかし、勉強を始めてみてWebマーケティングへの興味が湧いてきた人もいるので、まずは行動に移してみることが重要です。
自分で考えて行動しない人
Webマーケティングはクライアントからの指示を待つのではなく、自らクライアントの問題点や課題を解決することが重要です。
そのため、自分で考えて行動しない人はWebマーケティングに向いていません。
自分で考えて行動する力は普段の生活でも自然と身につくので、意識してみましょう。
未経験からWebマーケターになるための必須スキル
未経験からWebマーケターになるための必須スキルは以下の5つです。
- 基礎的なPCスキル
- Webマーケティング知識
- コミュニケーション能力
- 分析力
- 論理的思考力
順番に見ていきましょう。
基礎的なPCスキル
Webマーケティングはほとんどの業務をPCで行います。
そのため、WordやExcelなどの基礎的なPCスキルはWebマーケティングにおいて必須です。
そのほかにもチャットツールやクラウドサービスなど、数多くのツールを使用します。
ただし、利用するツールは企業によって異なるので、あらかじめ学習する必要はありません。
どうしても不安なのであれば、YouTubeの視聴や書籍を購入して予習するのがおすすめです。
Webマーケティング知識
WebマーケターにとってWebマーケティング知識は欠かせません。
特に顧客行動心理やデータ解析などの基礎知識は、Webマーケターとして活動していく上での土台となります。
また、Webマーケティング知識は日々アップデートされているので、一度学習したら終わりではなく、常に最新の情報をキャッチし続けることが重要です。
コミュニケーション力
Webマーケターは、基本的にチームメンバーと連携して業務を行います。
特にSEO対策やコンテンツマーケティングの作成では、外部のライターやクライアントと連絡する機会が増えるので、コミュニケーション力が必要です。
また、何かしらのトラブルや問題が発生した場合にはすぐに対応できるよう「報・連・相」を日頃の生活から習慣づけましょう。
分析力
Webマーケティング業務を遂行させるためには、分析力も必須です。
Webマーケターが取り扱うデータ量は膨大にあるので、正しくデータを読み取ることによって効果的な施策を見つける手掛かりとなります。
論理的思考力
Webマーケターにとって論理的思考力が最も重要です。
クライアントの問題点を解決する場合、「何が原因なのか」「どこを改善すれば解決するのか」などを論理的に考えて施策を実行します。
Webマーケティングの業務において論理的思考力によって解決策を導くケースが多いので、日頃からあらゆる出来事に対して疑問を抱き、原因を探る習慣を身につけましょう。
未経験者がWebマーケターになる方法
未経験者がWebマーケターになる方法は以下の3つです。
- 独学でスキルを身につける
- 自分でSNSやブログ運用に挑戦する
- Webマーケティングスクールに通う
一つずつ解説します。
スキルを身につける
最近では、YouTubeや書籍などが充実しているので、独学でスキルを身につける人も少なくありません。
独学でスキルを身につけることで、費用を抑えて自分のペースで学習可能です。
しかし、独学はモチベーションを保つのが難しく、わからないことがあっても相談できる人がいません。
途中で挫折してしまう人も多いので注意しましょう。
自分でSNSやブログ運用に挑戦する
自分でSNSやブログを運用したり、YouTubeチャンネルを開設したりしてWebマーケティングスキルを習得する方法もあります。
特にブログの運用はWebマーケティングやライティング・SEO対策などもまとめて学習できるので、一石二鳥です。
SNSやブログで成果を出せれば自身の大きな実績になりますが、その成果が出るまでには時間がかかります。
そのため、長期的な学習を念頭に置きましょう。
Webマーケティングスクールに通う
Webマーケティングスクールに通うことで、未経験者でもWebマーケターになることができます。
Webマーケティングスクールでは、基礎知識から実践で使える応用知識まで全て学習可能です。
講師も現役のWebマーケターであることが多いので、分からないことがあってもすぐに相談できます。
Webマーケティングスクールのなかには悪質なスクールもあるので、認知度や実績があるかどうかを必ず確認しましょう。
未経験からWebマーケターを目指すなら「デジプロ」
未経験者からWebマーケターを目指すのであれば、Webマーケティングスクールの「デジプロ」がおすすめです。
デジプロの特徴は以下の4つです。
- 主要なWeb広告を全て学べる
- 講師は全員プロの現役マーケター
- 安心の転職サポート
- 全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
順番に紹介します。
主要なWeb広告を全て学べる
デジプロでは、主要なWeb広告を全て学習できます。
主要なWeb広告とは以下の通りです。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
上記のほかにデータ分析も学習できるので、即戦力として必要なスキルが身につきます。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロの講師は全員プロの現役マーケターです。
生徒に寄り添った指導で、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。
講師のなかには、GMOグループで年間運用費20億円の実績者やサイバーエージェントにてMVPを複数回受賞したコンサルタントなども在籍。
そのため、2ヵ月という短い期間でも圧倒的な成長が可能です。
安心の転職サポート
デジプロでは以下のような転職サポートがあります。
- 書類添削
- 面接対策
- 求人紹介
- キャリア相談
専任のメンターが生徒に採用担当者目線で指導するので、自分に合った企業に転職したい人も安心です。
また、卒業した後も定期的に学習したい生徒に向けて動画コンテンツが見放題でオンライン相談ができるプランなども用意しています。
全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
最近のWebマーケティングスクールはオンラインのケースが多いですが、デジプロは通学授業での対応を積極的に行っています。
現在は以下の11ヵ所で通学授業が可能です。
- 東京(渋谷)
- 大阪
- 福岡
- 千葉(津田沼)
- 神戸
- 大宮
- 横浜
- 広島
- 名古屋
- 北海道
- 仙台
オンラインプランも用意しているので、自分が学習しやすい環境を選びましょう。