Web業界はコロナ禍においても市場が成長し、多くの企業で増収・増益となったため、Web業界を転職先と選ぶ人も増えてきました。
しかし、「Web業界は未経験でも転職できるのだろうか?」「Web業界への転職を成功させるポイントについて知りたい」というような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
Web業界は未経験からでも転職しやすい業界ではありますが、さまざまな職種があり、それぞれ必要なスキルが異なります。
未経験からでもスムーズに転職活動を成功させるために、転職する際のポイントを押さえておくことが重要です。
そこで本記事では、未経験でもWeb業界へ転職可能な理由や未経験者におすすめの職種、転職を成功させるためのポイントなどを詳しく解説します。
最後まで読み進めてもらえると、Web業界へ転職するための具体的な行動が起こせるようになるはずです。
目次
未経験でもWeb業界に転職可能な理由
未経験でもWeb業界に転職可能な理由は、以下の2つです。
- 人材が不足している
- 特別な資格が必要ない
それぞれ詳しく解説します。
人材が不足している
未経験でもWeb業界に転職可能な理由の一つ目が、将来的に人材不足が拡大すると予測されているからです。
みずほ情報総研株式会社がIT人材需要に関して調査した結果によると、2018年から人材が不足しており、2030年には最大で約79万人が不足するというデータが出ています。
出典:IT人材需要に関する調査 20ページ|みずほ情報総研株式会社
人材が不足しているからこそ、未経験者に対しても募集をかけて採用後に社内で育てていこうと考えている企業が増えているのです。
特別な資格が必要ない
Web業界では、専門性の高いスキルや知識を習得しなければいけませんが、国家資格のような特別な資格は必要ありません。
スキルや知識に関しても就業後に身につけられるので、最近ではポテンシャルを評価して採用している企業も増えてきています。
そのため、未経験でもWeb業界に転職することは十分可能です。
Web業界において未経験でも転職可能な職種3選
Web業界において未経験でも転職可能な職種は、以下の3つです。
- Webデザイナー
- Webディレクター
- Webマーケター
それぞれ詳しく解説します。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトの設計図や配色、レイアウトなどWeb上のデザインを作成します。
デザインセンスは確かに重要ですが、それ以上にクライアントやお客様のこだわり、思いを汲み取り、人間心理やマーケティングを組み合わせてデザインを考えていくことが重要です。
また、Webデザインを作成する際には、HTMLやCSSといったプログラミング言語を使用するので、コーディングスキルも必要になってきます。
Webデザイナーに必要なスキルは、以下の通りです。
- デザインに関する基礎知識
- デザインソフトやツールに関するスキル
- コーディングスキル
- コミュニケーションスキル
- マーケティングスキル
マーケティングスキルを身につけることで、ユーザー行動の改善に役立つ内容をデザインに落とし込むことが可能です。
Webディレクター
Webディレクターとは、プロジェクトをスケジュール通り進行させるために管理したり、問題がないかチェックしたりするなど、プロジェクトにおける責任者のことを指します。
そのほかにも、プロジェクトに携わるメンバーを選定したり、予算を管理したりするなど業務は多岐にわたります。
Webディレクターに必要なスキルは、以下の通りです。
- Webマーケティングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- 企画提案力
Webディレクターは、Web業界の仕事においてマネジメントだけでなく、クライアントとクリエイターの間で折衝する役割もあるため、コミュニケーションスキルが求められます。
WebライターやWebエンジニア、Webデザイナーなど、クリエイターとして実績と経験を積み上げてからディレクターへとクラスチェンジすることが多いです。
Webスキルがなくても、マネジメント経験や営業経験のある人は、未経験からWebディレクターに転職することは十分可能です。
Webマーケター
Webマーケターとは、自社の商品やサービスの売れる仕組みを作り、集客や売り上げを伸ばすのが主な役割です。
Webマーケターは、ECサイトのプロモーションやSEO対策、Web広告の運用、Webメディアの運営、データ分析など、さまざまな業務をこなします。
Webマーケターに必要なスキルは、以下の通りです。
- 分析力
- 論理的思考力
- コミュニケーション力
- Webマーケティング用語の理解
- Webマーケティングツールの理解
業務に関する専門的な知識やスキルが必要となりますが、そのなかでも重要なのが「分析力」と「論理的思考力」です。
特別なWebスキルはなくても、物事を分析したり普段から論理的に考えて話しを展開したりすることが得意な人は、未経験でも転職することは十分可能です。
>>【2021年版】Webマーケティングとは?基礎知識や歴史、各種施策について
>>【保存版】Webマーケティング未経験からの完全ロードマップ!転職を成功させるには?
>>【2021年】未経験から憧れのwebマーケティング職になるための完全ガイド
未経験からWeb業界に転職するために身につけるべきスキル
未経験からWeb業界に転職するために身につけるべきスキルは、以下の4つです。
- 基本的なパソコン操作スキル
- Webに関する基礎知識
- 専門的なIT用語
- コミュニケーションスキル
それぞれ詳しく解説します。
基本的なパソコン操作スキル
Web業界では、ほとんどがパソコンを使用した業務となります。
そのため、基本的なパソコン操作スキルは事前に身につけておきましょう。
基本的なパソコン操作スキルの一例として、以下の内容が挙げられます。
- タイピングスキル
- 「Word」や「Excel」といったMicrosoft Officeの活用
- 検索エンジンの活用
- Zoomなどのビデオ会議システムの活用
Webに関する基本知識
Web業界は未経験からでも転職しやすい業界です。
しかし、Webに関する基本知識すら習得していないと採用担当者から熱意がないように思われてしまいます。
そのため、Web業界で働きたいのであれば、以下のような最低限のWebに関する知識を身につけておきましょう。
- Webサイトの仕組み
- ドメインやサーバーの仕組み
- 検索エンジンの仕組み
- Webに関する基本的な用語 など
専門的なIT用語
クライアントとの会話やチーム内のミーティングでは、頻繁に専門的なIT用語が使われます。
IT用語の一例は、以下の通りです。
- アルゴリズム
- インベントリ
- エビデンス
- IoT
- SaaS など
最初から全て覚えることは不可能なため、インプットとアウトプットを繰り返しながら少しずつ覚えていきましょう。
コミュニケーションスキル
WebデザイナーやWebディレクター、Webマーケターなど、Web業界にはさまざまな職種がありますが、どの職種においても必須なのがコミュニケーションスキルです。
クライアントとの打ち合わせやチーム内で連携を取るためにもコミュニケーションは欠かせないので、日常生活から相手に具体的に話を伝えたり、相手の話に対して耳を傾けたりするなど意識しましょう。
未経験からWeb業界へ転職する方法
未経験からWeb業界へ転職する主な方法は、以下の2つです。
- 自分で求人を探す
- 転職エージェントを利用する
メリットとデメリットを踏まえて、それぞれ詳しく解説します。
自分で求人を探す
1つ目は自分で求人を探す方法です。
自分で求人を探す方法として挙げられるのが以下の3つです。
- 転職サイト
- SNS
- 企業のホームページ
自分で求人を探す際のメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット | ・手軽に求人を探せる ・自分のタイミングやペースで転職活動を進められる |
デメリット | ・企業研究に時間がかかる ・企業選びの判断が難しい ・自身の市場価値を正確に把握できない ・書類添削や面接対策ができない |
自分のペースで転職先を探したい方や転職を急いでいない方は、転職サイトやSNSなどを使って自分で求人を探してみましょう。
転職エージェントを利用する
2つ目は転職エージェントを利用する方法です。
転職エージェントとは、転職希望者に対して専属のアドバイザーがつき、転職希望者の希望に沿った転職先を見つけてくれるサービスです。
メリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット | ・自分の代わりに求人募集している企業を探してくれる ・転職に対するさまざまな相談に乗ってくれる ・面接対策や書類添削をしてくれる ・給与面や仕事内容に関して交渉してくれる |
デメリット | ・自分のペースで転職活動ができない ・担当者との相性もある ・エージェントによっては、サポート期間が決まっている |
転職エージェントを利用することで、効率的に転職活動を進められます。
面接対策や書類添削なども行ってもらえるので、未経験からWeb業界への転職に不安を感じている方は、転職エージェントを利用してみましょう。
未経験からWeb業界へ転職を成功させるためのポイント
未経験からWeb業界へ転職を成功させるためのポイントは、以下の3つです。
- ポートフォリオを作り込んでおく
- 企業調査をしっかり行う
- Web業界への熱意や転職する理由を明確に伝える
それぞれ詳しく解説します。
ポートフォリオを作り込んでおく
ポートフォリオとは、過去に行った仕事や成果物を集めた実績集のことです。
企業が転職希望者の実力や実績を判断する際に活用します。
例えばWebデザイナーの場合、実際に実在しない商品やサービスを取り扱ったWebサイトを制作してポートフォリオとして提出するケースがほとんどです。
ポートフォリオのクオリティによって転職活動での合否にも大きく影響するため、しっかり作り込んでおきましょう。
企業調査をしっかり行う
転職を成功させるポイントとして、企業調査をしっかり行うことも重要です。
企業調査を十分に行っていない場合には、たとえ転職できても自分のやりたい業務ができなかったり劣悪な労働環境で働かされたりするといったミスマッチが起こる可能性があるからです。
企業調査を行う際には、会社のホームページだけではなくSNSや口コミサイトなどもチェックしてみましょう。
Web業界への熱意や転職する理由を明確に伝える
未経験の場合、実績やスキルではなくポテンシャルを評価する企業も多いため、Web業界への熱意や転職理由を明確に伝えられるようにしておきましょう。
未経験であっても、独学でスキルを習得したりスクールに通ったりしたなどのエピソードを話すことで、熱意を届けられます。
ただし、30代以降での転職活動の場合には、ポテンシャルや熱意だけでは評価されない可能性もあるため、前職で培った経験やスキルなどをアピールしましょう。
未経験からWebマーケターとして活躍したいのであれば「デジプロ」
未経験からWeb業界への転職を成功させたい方は、デジプロがおすすめです。
デジプロは、実践的なカリキュラムを通して、Web広告に特化したスキルを学べるマーケティングスクールです。
Web用語が全く分からない方でも、Webマーケターとして転職できるように基礎からしっかり教えてサポートしていくので、安心してスキルを身につけられます。
デジプロの具体的な特徴は以下の4つです。
- 現場でも使える主要なWeb広告を実践フローで学べる
- 講師は全員プロの現役マーケター
- 全国12ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
- 転職サポートも充実している
最後には、受講者の声も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
現場でも使える主要なWeb広告を実践フローで学べる
デジプロでは、Web広告に関して基礎から応用まで実践フローで学べます。
具体的に学習できるWeb広告は以下の通りです。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
これらの広告運用スキルを対面講義や動画でインプットした後に、実践形式で広告運用を体験してアウトプットします。
そのため、Web広告に関して「知っている」レベルではなく、「運用できる」レベルでスキルを身につけることが可能です。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロでは、Webマーケティング業界に現役で活躍しているマーケターが講師をしています。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントでMVPを複数回受賞したコンサルタントなどの肩書を持った講師も在籍しています。
また、講義だけではなく、生徒一人ひとりをサポートするパーソナルトレーナーになってくれるのもデジプロの強みです。
パーソナルトレーナーによって継続的な学習のサポートを受けられるため、時間を空けずに不明点や不安点を解消可能です。
全国12ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
デジプロでは、通学授業に対応している教室が以下の全国12ヵ所にあります。
- 渋谷
- 大阪
- 福岡
- 千葉
- 神戸
- 大宮
- 横浜
- 広島
- 名古屋
- 北海道
- 仙台
- 福井
Webマーケティングスクールはデジプロ以外にもありますが、ほとんどはパソコン一つで行うオンライン授業です。
オンライン授業は、時間や場所に縛られず自由に講義を受けられるメリットがあります。
しかし、疑問点をその場で解決できなかったりモチベーションの維持が難しかったりといったデメリットもあります。
教室に通い対面で授業を受けることで、モチベーションを維持したまま効率的な学習が可能です。
転職サポートも充実している
デジプロでは、未経験からWebマーケティング業界に進みたい人を支援するための転職サポートも充実しています。
転職カウンセラーの個別サポートで書類添削や面接対策・担当講師から転職希望先への推薦状の作成もしてくれます。
また、マーケティング業界に特化した転職エージェントである「マスメディアン」と業務提携しているので、サポートを受けながら理想の転職が可能です。
受講者の喜びの声も多数あり
デジプロでは、受講者の声を「デジプロコラム」に掲載しています。
実際にデジプロを受講したことで「Web広告を学んで人生の選択肢が増えた」というような喜びの声が多数あります。
一例として、2人の受講生の感想を紹介しますので参考にしてみてください。
OA機器・複合機のメンテナンス業務からWebマーケターに転職をした三井さん
三井さんは以前までOA機器・複合機のメンテナンス業務をしており、30代未経験からWeb業界への転職を決意しました。
転職をするために情報収集をしていた際にWebマーケティングという仕事を知り、興味を持ったと語っています。
転職活動を始めたものの、「30代未経験」という部分で簡単に採用されるわけがないと考え、まずは知識をつけるためにスクールで学ぶことを決めたそうです。
「デジプロ」を受講しようと決めたきっかけは、ほかのスクールと比較して学べる期間や費用、実践的なカリキュラムが自分に合っていると感じたからと話しています。
デジプロでの学習を通して、知識をつけるだけではなくWebマーケティングの面白さにも気づいたそうです。
転職活動では、デジプロで学んだことが面接でも役立ち、無事に転職に成功しました。
未経験からWeb広告代理店の営業に転職を成功させた加藤さん
食品業界で営業として働いていた加藤さんは、副業ではじめたアフィリエイトで成果を出していたものの、独学で得た知識だけでは転職することは難しいと感じ、デジプロの受講を決めました。
いくつかのスクールの無料相談を受けて、現役マーケターから実践的な講義が受けられる点や実際にWeb広告の管理画面の操作ができる点などから、デジプロの受講を決意したとのことです。
転職活動では、「業界を理解してるコーディネーターからアドバイスを受けながら一緒に転職活動を進められたことが非常に心強かった」と語っています。
今後は、お客さまと目的をしっかり把握した上で、何にどのくらいの予算をかけたらいいのかを明確に提案できる営業を目指すとのことです。