今では日本中で3,300万人以上が利用している「Instagram」。
ターゲティングのしやすさや利用者数の多さから、Instagram広告を活用しようと考える人も多いのではないでしょうか。
Instagram広告の費用は1ドルから予算設定できるので、少額から運用を始められる点が魅力です。
ですが、広告の成果を出すのであれば、ある程度の予算をかける必要があります。
また、Instagram広告を配信する上で課金形式を理解することも不可欠でしょう。
そこで今回は、Instagram広告にかかる費用相場や課金形式、費用対効果を高める運用のコツを解説します。
最後まで読み進めると、Instagram広告の費用相場を把握でき、予算を組む際に参考にしていただけるでしょう。
目次
Instagram広告にかかる費用
Instagram広告の費用は、広告掲載する商品や目的によって変動します。
個人であれば2〜3万円/月、企業であれば10万円/月が相場のようです。
Instagramの広告予算は、1ドル=128円(2022年4月現在)から設定可能なので、予算を低く設定することも可能。
1日1,000円の予算設定で1ヵ月30,000円となり、比較的低予算でも広告運用が可能なことが分かります。
ただし、広告運用で効果を出すには、ある程度予算を費やさないと効果は見込めません。
広告運用しながら、テストを繰り返したりPDCAサイクルを継続したりと、成果が出るようにさまざまな工夫をする必要があります。
確実に効果を出すには、個人であっても1,000円以上の予算をかける人が多く、企業では20〜40万円ほどの予算を見込んでいる企業が多い傾向です。
4つの課金形式と費用相場
Instagramの広告配信をする際には、自社商品や広告予算に合わせて、4種類ある課金システムから選択します。
- インプレッション課金
- クリック型課金
- 再生課金
- インストール課金
それぞれに関して、詳しく解説します。
インプレッション課金【CPM】
インプレッション課金とは、CPM(Cost Per Mille)のことで、広告が表示された回数で課金される形式です。
基本的には、1,000回表示されるたびに課金されます。
【費用相場】
・1リーチあたり約0.5円〜1円
(1,000回表示されると、500円〜1,000円の課金)
クリック型課金【CPC】
クリック型課金は、CPC(Cost Per Click)のことで、広告がクリックされるたびに課金される形式です。
広告がクリックされたときに初めて課金されるので、費用対効果が期待できます。
【費用相場】
・1クリックあたり40〜100円
再生課金【CPV】
再生課金はCPV(Cost Per View)のことで、動画広告が再生されたときに課金される形式です。
動画内に挿入された広告動画が10秒以上再生される、あるいは最後まで再生されることで課金されます。
【費用相場】
・1再生あたり4〜7円
インストール課金型【CPI】
インストール課金型はCPI(Cost Per Install)のことで、広告で紹介したアプリがインストールされた数で課金される形式です。
Instagramはスマートフォンで見ているユーザーが多いので、アプリインストールの誘導に効果的です。
また、配信側にとっても「アプリのインストール」という成果に応じて課金されるので、費用対効果が高くなる傾向にあります。
【費用相場】
・1インストールあたり100〜150円
Instagram広告の支払い方法
ここでは、Instagram広告の決済方法を詳しく解説します。
自動決済と手動決済
Instagramの決済には「自動決済」と「手動決済」の2種類に分けられます。
自動決済
自動決済は、事前に設定する「請求単位額」に基づき、その都度支払いが行われます。
請求単位額とは、広告費用の請求基準となる単位のことです。
例えば、広告公開前の設定で請求単位額を1,000円に設定したら、かかった広告費が1,000円に達するごとに請求が発生します。
そのため、CPCやCPMで多く表示されたり、クリックされたりすると一月に何度も請求が発生します。
手動決済に比べると、広告予算以上に広告費用が発生する可能性がありますが、毎回広告費を手動で用意する手間は省けるでしょう。
手動決済
手動決済は、広告アカウント内のプリペイド機能を使い、あらかじめお金(広告予算)を準備しておきます。
1日に最大1回、かかった広告費がプリペイド残高から引き落とされる仕組みです。
プリペイド式なので、決めた予算以上にお金がかかることはなく、予算内で運用したい人におすすめ。
ですが、広告からコンバージョンに上手くつながっているときにプリペイド残高がゼロになってしまうと、広告が表示されず機会損失につながる場合があるので残高には注意が必要です。
4つの決済方法
決済方法には、以下の4つがあります。
- PayPal
- クレジットカード(American Express、JCB、Mastercard、Visa)
- デビットカード
- オンライン銀行振込(手動決済)
PayPal、クレジットカード、デビットカードが利用できるのは、自動決済のみです。
手動決済を活用したい場合には、オンライン銀行振込を決済方法に選ばないといけないので注意しましょう。
Instagram広告で費用対効果を高めるコツ
Instagram広告の運用者としては、少ない広告費用でより多くのユーザーに届けて高いコンバージョン率を達成したいと考えるでしょう。
そこでここでは、Instagram広告で費用対効果を高めるコツを4つ紹介します。
- ターゲットを細かく設定する
- 適切な掲載場所を見極める
- インパクトのある広告クリエイティブを制作する
- 効果測定を徹底し、PDCAを回す
費用対効果を高めるためには、上記の4つ全てを実行することが大切です。
しかし、いきなり全てのコツを実行することは難しいので、まずは一つずつ確実に実践していきましょう。
すでにInstagram広告運用をしている人も、これから広告運用する予定の人もぜひ確認してみてください。
ターゲットを細かく設定する
費用対効果を高めるコツの一つ目は、「誰に向けて広告を配信するのか」というターゲットを細かく設定することです。
細かなターゲット設定を行うことで、広告を届ける相手をより鮮明に思い描けます。
誰のための広告なのかが具体的になると、広告内容や配信方法、配信時間、課金形式などを細かく設定でき、不必要な広告配信が少なくなるでしょう。
適切な掲載場所を見極める
費用対効果を高めるために、適切な掲載場所を見極めることが重要です。
Instagram広告には、以下の広告枠があります。
フィード広告 | 通常のタイムラインに配信できる広告 |
ストーリーズ広告 | ストーリーズ投稿の間で配信できる広告 |
コレクション広告 | 商品をカタログ形式で配信できる広告 |
発見タブ広告 | 検索機能(虫眼鏡アイコン)に配信できる広告 |
広告で訴求するサービスや商品、ターゲットにあわせて掲載場所を選択することが大切です。
例えばストーリーズ広告は、ユーザーがフォローしているアカウントのストーリーを3回再生したら、1つのストーリーズ広告が表示されるようになっています。
ストーリーズを閲覧しているユーザーにとって自然と広告が配信されるので、商品の認知度を上げるのにも役立ちます。
またストーリーズは、毎日Instagramを活用するユーザーのなかでも70%以上が利用する、人気の機能です。
そのため、認知度を増やしたい場合にうまく活用することで、費用対効果が高くなるでしょう。
このように、広告枠の特徴と広告掲載で訴求したいサービスや商品の特徴をマッチさせることで、高い費用対効果が得られます。
インパクトのある広告クリエイティブを制作する
インパクトのある広告クリエイティブを制作することも、高い費用対効果を目指す上で重要な施策です。
Instagram内には数多くの魅力的な動画・画像が配信されているため、ぱっと目に留まる広告でなければすぐに飛ばされてしまいます。
ユーザーがクリックしたくなるよう、動画や画像、広告文などでインパクトを残すように作り込むことが大切です。
効果測定を徹底し、PDCAを回す
広告配信の効果を測定し改善を繰り返すことは、費用対効果の高い広告運用をする上で大切です。
Web広告は一度配信して終わりではありません。
あらゆるデータから「どうして成果が出たのか」「何が原因で成果が出ないのか」を分析し、より効果的な配信へつながるよう改善を繰り返す必要があります。
広告設定や配信準備ももちろん大事ですが、それ以上に配信後の効果測定とPDCAサイクルを回し、改善することが重要です。
Web広告運用スキルを習得するなら「デジプロ」
「デジプロ」は、Web広告運用に特化したマーケティングスクールです。
ただWeb広告のことが学べるのではなく、実践的な講座を通して、現場で活躍できる人材になれるようにカリキュラムを組んでいます。
Instagram広告やその他のWeb広告運用で副業を始めたり、フリーランス転身を考えたりしている人にはおすすめのスクールです。
Instagram広告をはじめ主要なWeb広告を全て学べる
デジプロは、マーケティングのなかでもWeb広告に特化しています。
Instagram広告はもちろんのこと、ほかにも以下のような広告プロダクトを学べます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
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- ディスプレイ広告
各広告プロダクトを基礎から応用まで、実践フローに基づいて学習でき、データ解析や運用方法まで習得可能。
Web広告に関して「知っている」レベルではなく、「運用できる」レベルの内容を学ぶことができます。
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そのため、疑問点が浮かんだ際にはその場ですぐに解消できるので安心です!
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具体的には、書類添削や面接対策、求人紹介を行います。
また、2021年7月からはマーケティング・クリエイティブ人材の求人に特化した転職エージェント「マスメディアン」との業務提携を開始。
これにより、マスメディアンが提供する求人をデジプロ受講生に紹介できるようになり、卒業後もスムーズな転職活動につなげられるようになりました。
デジプロで実践的なスキルを身につけながら、転職サポートも活用してみてください。
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