SNS利用者の増加やWeb広告市場の拡大により、Webマーケティングに対する期待が大きくなってきました。
そうしたなかで、Webマーケティングを学習して未経験からの転職を目指す人も増えています。
しかし、未経験から学習をするにあたって、以下のような悩みを抱えている人も多いでしょう。
「Webマーケティングに興味があって学習をしてみたいけど、結局何から始めたらよいか分からない」
「効率よくスキルを習得するには、どうやって学習すればいい?」
Webマーケティングは独学で知識を身につけることはできますし、未経験からの転職も可能です。
しかし、学習の仕方を間違えてしまうと、基礎知識が定着しなかったり、現場で使えるマーケティング知識を習得できなかったりしていまいます。
そこで本記事では、未経験からWebマーケティングに転職を考える人に向けて、効率よく学習するためのロードマップをご紹介。
最後までお読みいただければ、迷うことなくWebマーケティングの学習を始められ、転職を成功させるためのヒントを得られます。
目次
そもそもWebマーケティングとは?
Webマーケティングとは、WebサイトやWebサービスなどのコンテンツ上で集客し、物やサービスが売れる仕組みを作ることです。
売れる仕組みを作るためには、さまざまなマーケティング手法・施策を扱えるようになる必要があります。
また、すぐに成果を求めるのではなく、以下のような顧客の購買行動を理解しながら、分析や改善を繰り返すことが重要です。
- 認知する
- 興味を惹く
- 検索する
- 比較する
- 検討する
- 購入する
- リピートする
- シェアする
このように、分析や改善を繰り返しながら「物が売れる流れ・仕組み」を作ることがWebマーケティングです。
なぜ、いまWebマーケティングの学習がおすすめなのか
現在、Webマーケティングの業界へ未経験から転職するため、あるいはマーケターとして独立するために、Webマーケティングを学習する人が増えています。
その大きな理由として、Webマーケティング市場の需要拡大とIT人材の不足が挙げられます。
以下の表は、広告大手の株式会社電通の調査によるものです。
この調査によると、2020年の日本全体の広告費は6兆1,594億円で、前年比88.8%という結果でした。
新聞やテレビ、屋外広告や折込チラシなど広告全体が下がっていますが、唯一インターネット広告だけが前年比105.9%と上昇しています。
出典:2020年 日本の広告費 媒体別広告費の伸び率|株式会社電通
上記における媒体別広告費の伸び率グラフでも、インターネット広告の需要だけが高くなっていることがわかります。
昨今のSNS利用者の増加やデジタル技術の発展、また新型コロナウイルス感染症による巣ごもり需要の増加もインターネット広告業界が好調な要因でしょう。
このようにインターネット広告は、いわゆるマス広告(新聞・テレビ・雑誌・ラジオ)や街頭広告と比べて圧倒的に需要が高いため、これからWeb広告・Webマーケティングを学習することは非常に意義があります。
多くの企業でWebマーケティングやWeb広告スキルを持った人材を欲しているため、Webマーケティングの基礎知識・実務力を身につければ、未経験からでも転職や独立は可能です!
Webマーケティングを効率よく学習するためのロードマップ!
ここでは、Webマーケティングを効率よく学習するためのロードマップをご紹介します。
Webマーケティングは、SEOやWeb広告、SNS、アクセス解析など、さまざまな種類があり、学べば学ぶほど奥が深い内容です。
そのため、「何から学習を始めたらよいのか」「どこが学習のゴールになるのか」「転職活動までに何をしないといけないのか」など、不安を抱えている方も多いはず。
ここで紹介するロードマップに沿って学習を進めることで、Webマーケティング業界へ転職活動を成功させるヒントになるでしょう。
Webマーケティングを学ぶ目的から決める
まずは、「なぜ」Webマーケティングを学ぶかの目的をはっきりとさせましょう。
例えば現在営業職として働く人の場合、「オンライン営業をする機会も増えたので、Webを使ったインサイドセールスについて学びたい」などが学ぶ目的です。
Webマーケティングを学ぶ目的・転職する目的がブレてしまうと、学習を進めるなかで迷いや不安が生じてしまいます。
このように、「Webマーケティングを学んで、どこに活かすのか」を考え、あなたがWebマーケティングを学ぼうと思ったきっかけを振り返るようにしてください。
また、この先どのようなキャリア・ライフプランを思い描いているのか、将来像まで考えるとよいでしょう。
Webマーケティングの手法を決める
次に行うのが、Webマーケティングの手法を決めることです。
手法とは、どのような手段を用いて、クライアントの目指すコンバージョンを達成するかということ。
主な手法には以下が挙げられます。
- SEO対策
- アクセス解析
- SNS運用
- Web広告
業界未経験者の場合、全ての手法を学ぶと習得が中途半端になる可能性があるので、まずは興味のあるものから学習してみることをおすすめします。
例えば、SNSを使うことが好きなのであれば、SNS運用から学習をスタートしてみるなど。
ブログ運営をされている方は、アクセス解析やSEOから学ぶのもよいでしょう。
また、どうしてもどの手法を勉強すればよいか分からない場合には、現在の業界や職種との相性で判断するのも1つ。
具体的には「本業でInstagramと相性のよい商品を扱っているから、SNSを学ぶ」といった選び方です。
本業に活かせる手法を見つけることができれば、現職にも貢献できますし、実務を通してアウトプットでき、スキル習得も早まります。
このように、まずは学習する手法を一つ決めてみましょう。
学習方法を決定する
手法が決まったら、次は学習方法の決定です。
Webマーケティングの学習には、主に「独学」か「スクール」の2つの方法があります。
ここでは、独学とスクールそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
独学
独学のメリットは、以下の通りです。
- 学習コストが比較的安い
- 自分自身のペースで学習できる
Webマーケティングの独学には、パソコンとWebマーケティング関連の本が数冊あればよいので、低コストで学習が可能。
一方で独学のデメリットは、以下のようなことがあります。
- 分からないときに相談できる人がいない
- 挫折する可能性が高い
- 転職対策などが難しい
- 実践力を身につけることが難しい
独学だと、周りに質問できる人がおらず疑問点を放置してしまい、学習を継続できなくなる恐れがあります。
また、基本的な内容までは独学でカバーできても、それ以上の実践的スキルになると、独学では習得しにくい側面もあるため、注意が必要です。
スクール
Webマーケティングスクールに通うメリットは、以下の通りです。
- 知識を基礎から体系的に身につけられる
- 実践力を身につけられる
- 転職対策を受けられるスクールもある
- 分からないときにすぐに質問できる
スクールでは、Webマーケティングの完全未経験者でも基礎からしっかり順を追って学習できるので、挫折することなく知識を身につけられるでしょう。
また、Webマーケティングで必要な「実践で使えるスキル」が習得できるのもポイントです。
もちろん知識も必要ですが、マーケティング施策では分析・改善を繰り返す必要があるため、実務力が欠かせません。
独学で実務経験を積むことは難しいですが、スクールであれば実際の運用・戦略設計などを体験できます。
一方、Webマーケティングスクールに通うデメリットは以下の通りです。
- 学習コストが高い
- 時間と場所が制限される
- 他人任せになってしまう場合もある
スクールに通うデメリットは、学習コストが独学に比べると高いことでしょう。
費用相場は、学べるプロダクト、オンラインか通学か、転職サポートの有無、受講期間などにより異なりますが、20万〜65万円くらいが目安です。
費用的な問題や学習時間が決められてしまう点など、ハードルはあるかもしれません。
学習の効率や習得できるスキル、予算などを考慮して、どちらで学習するかを選びたいところです。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、Webマーケターとして転職するときや独立して仕事を獲得する際に、仕事を依頼するクライアントがあなたのスキルを判断するものです。
自分のプロフィールや経歴、スキルをポートフォリオに掲載することで、転職活動や案件受注に活かすことができます。
完全未経験からWebマーケティング業界へ転職をする場合、業界的に人材不足とはいえ、ポートフォリオや実績がないと採用されるのは難しいでしょう。
具体的にポートフォリオのイメージがつかない方もいると思うので、一例を以下に記載してみました。
- 自分でブログを立ち上げ、100記事投下。その後Google アナリティクスをもとにアクセス解析レポートを作成してみる
- Web広告なら、少額で知人の店舗やWebサイトの広告を出稿してみる
- LPを作成し、どのような点にこだわったか記載してみる
- InstagramやTwitterを運用して、フォロワーを集めてみる
- YouTubeを使って、オリジナルの動画を作成し、アカウントを育ててみる
上記のような実績をポートフォリオに記載すれば、仕事の受注や転職活動でのアピールポイントになるでしょう。
また、ポートフォリオとは別にあなたのスキルや経験年数を証明する「スキルシート」などを用意すると、転職を意識した場合には有効です。
Webマーケティングスクールで学習する際は、スクールによってはポートフォリオ作成までフォローしてくれるところもあるので、未経験から目指す人は安心できるでしょう。
転職活動を開始する
ポートフォリオが作成できたら、いよいよ転職活動の開始です。
転職活動には「興味のある企業へ直接応募する方法」と「転職サイトや転職エージェントを利用する方法」の2つの方法があります。
それぞれのメリットとデメリットを、表にまとめてみました。
転職活動の方法 | メリット | デメリット |
興味のある企業へ直接応募する方法 | ・熱意が伝わりやすい ・企業側から好印象を持たれやすい ・実務スキルなどの募集要項が満たなくても場合によっては応募可能 | ・求人内容が不明確なことがある ・採用後の交渉は全て自分で行う必要がある ・勢いで面接し、いざ入社したときにギャップを感じる恐れがある |
転職サイトや転職エージェントを利用する方法 | ・自分の知らない案件や企業を知れる ・自分に合う条件で探せる ・年収や福利厚生などを事前に知れる ・転職エージェントでは、面接対策などの転職サポートにも対応可 | ・転職サイトやエージェントを利用しても、スキルがないと応募できる案件が限られる |
どちらの方が転職しやすいというのは一概に言えませんが、どちらにしろ面接時には知識や実務スキルのアピールは必要でしょう。
なお、Webマーケティングスクールによっては「面接対策」や「企業紹介」などの転職サポートがついているスクールもあります。
もし転職活動に不安がある方は、スクールの受講をおすすめします。
また次章では、転職サポートが充実しており、実践的なカリキュラムでWeb広告スキルを学べる「デジプロ」を紹介しているので、気になる人はこのまま読み進めてみてください。
Web広告の実践的スキルから転職サポートまで充実している「デジプロ」
未経験からWebマーケティング業界への転職を検討中で、学習方法に悩んでいる方には、Webマーケティングスクール「デジプロ」の受講をおすすめします。
デジプロは、超実践的なWeb広告スキルの習得から転職活動までをサポートしているため、転職を目指す人にとって体系的で効率のよい学習が可能。
以下で、デジプロの特徴を紹介するのでぜひ確認してみてください。
Web広告プロダクトを網羅
デジプロでは、Web広告運用で使用する広告プロダクトを完全に網羅。
以下のような広告スキルを学ぶことができます。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Instagram広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告 など
講座では、基礎知識はもちろん実際の広告運用まで体験するため、実務フローに基づいた専門スキルを習得可能。
各広告プロダクトの特徴や出稿方法を習得できるので、身につけたスキルを駆使してあらゆるタイプの広告運用に携われるでしょう。
未経験からの転職をする場合でも、これだけのWeb広告スキルを身につければ、転職活動での大きなアピール要素となります。
講師は業界最前線のトップマーケター
デジプロで講師を務めるのは、現役で活躍するWebマーケターです。
GMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントにてMVPを複数回受賞したコンサルタントが講師を務めています。
現役のトップマーケターから教えてもらうことで、変化の早い業界の最新情報を知れたり、実際に現場で使える考え方を学べたりできます。
また、講師陣が生徒1人ひとりのパーソナルトレーナーとして受講中は全力サポートし、転職の相談にも乗ってくれるので、安心して学習を進められるでしょう。
オンラインでも通学でも学べる受講形式
デジプロは、オンライン学習と通学のどちらかで学習が可能です。
通学可能な学習拠点を全国に構えており、通学の場合には身近でプロマーケターの講義内容を聞け、その場で疑問点の解消ができます。
拠点は、全国11ヵ所、渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道・仙台にあり、受講生のサポートをおこなっています。
オンライン学習をメインとするWebマーケティングスクールが多いなかで、多くの学習拠点を構えているデジプロは貴重な存在です。
資格取得補助制度もあるから転職や独立時の市場価値もアップ!
デジプロでは、Google 広告の認定資格を取得するための、資格補助制度が用意されています。
Webマーケティングの実践が未経験であっても、資格があると客観的な信頼性につながり、転職や独立時の市場価値がアップします。
また資格を取得することで、自分のWeb広告スキルに対して自信がつきますし、Web広告のことをもっと勉強したいと感じ、さらに興味も湧いてくるでしょう。
マスメディアンと提携し転職支援も充実
デジプロの魅力の一つに、未経験者に対する充実した転職サポートがあります。
現役でWebマーケターとして活躍する講師陣が、転職時の「書類添削」「面接対策」「求人紹介」を行います。
また2021年7月からは、マーケティング・クリエイティブ人材の求人に特化した転職エージェント「マスメディアン」との業務提携をし、より手厚い転職サポートができるようになりました。
未経験からの転職で少なからず不安を抱えていると思うので、スクールの転職サポートを活用してみるのもおすすめです!