近年では急速なIT化が進んだことで、テレビやチラシ・新聞などのマスメディアではなく、Web広告を使った集客を検討する企業が増えてきました。
そのため、Web広告を運用できる人材の需要は高まりつつあります。
Web広告と聞くと、クリエイティブな仕事をイメージしますが、実際にどのような業務を行うのか把握できていない人も少なくありません。
また、実際にWeb広告運用者として働く場合、どれくらいの収入が見込めるのか気になる人も多いのではないのでしょうか。
そこで本記事では、Web広告運用者の仕事内容や収入・年収を上げる方法について紹介します。
Web広告運用者になるか迷っている人やWeb広告運用について詳しく知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Web広告運用の仕事内容
Web広告運用の仕事は以下の6つです。
- プランニング
- アカウント作成
- 予算設計
- 入稿
- 効果検証
- レポーティング
順番に紹介します。
プランニング
プランニングとは、アプローチするターゲット層の決定や訴求内容など、これから広告運用していく上での計画のことです。
広告運用する場合には、プランニングで決定した内容をもとに進めていきます。
Web広告を運用していく上での基盤となるので、最も重要な業務といっても過言ではありません。
アカウント作成
アカウントがなければWeb広告の運用ができないので、アカウントを作成します。
アカウントの作成方法は、Web広告を掲載する媒体によっても異なるので、注意が必要です。
複数人でWeb広告運用する場合には人数分のアカウントを作成します。
予算設計
アカウントの作成が完了したら予算の設計を行います。
Web広告によってクリック課金やインプレッション課金など、課金形態や特徴が異なるので、まずは各Web広告の特徴を把握しておかなければいけません。
予算設計の方法は、売り上げ目標金額から予算を決めたり、あらかじめ使える予算に対して設計したりするなどさまざまです。
クライアントの状況によっても変わってくるので、入念な打ち合わせが必要となります。
入稿
Web広告を配信するためには入稿作業が必要です。
入稿作業も掲載する媒体によってルールや方法が異なります。
広告のリンク先が間違っていたりターゲティングが設定されていなかったりするなどのミスが発生することも珍しくありません。
ミスを防止するためにも、担当者同士でのダブルチェックやチェックシートを作成しておくなどの工夫が必要です。
効果検証
Web広告は配信して終わりではありません。
実際に広告を配信してどのような変化や効果が得られたのか、効果検証する必要があります。
当初の目標を下回っているのであれば、原因を見つけ出すためにデータを分析して改善しなければいけません。
Web広告の効果を最大限に生かしてクライアントが納得する成果を出すためにも、効果検証は欠かせないのです。
レポーティング
Web広告運用では、日々の広告運用データを報告するためのレポーティング業務があります。
作成したレポートは、Web広告運用の結果をクライアントや上司へ報告する際の書類となります。
レポーティング業務は基本的に毎日行い、1週間や1ヵ月など長期的にデータをチェックすることで、課題点が見つかることもあるのです。
また、レポートした内容は自分だけでなく、ほかの人も読みます。
そのため、なるべく読みやすいようにシンプルでわかりやすいレポートの作成を心がけましょう。
Web広告運用の収入・年収はどれくらい?
Web広告運用者の収入は大体どれくらいなのでしょうか。
正社員の場合とフリーランス・副業の場合の年収をそれぞれ紹介します。
正社員の場合
引用:平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】|パーソルキャリア株式会社
dodaの平均年収ランキングで調査した結果、Web広告運用者の平均年収は405万円であることが判明しました。
日本の平均年収は403万円なので、平均よりも少し高めです。
次に性別や年齢別の平均年収を以下の表にまとめてみました。
男性 | 445万円 |
女性 | 364万円 |
20代 | 347万円 |
30代 | 442万円 |
40代 | 525万円 |
50代 | 612万円 |
女性よりも男性の方が平均年収が高く、年齢が上がるにつれて給与も上がっていくことがわかります。
また、デジマージョブが調査した「広告代理店年収ランキング」によると、平均年収が高い企業1〜10位は以下のようになりました。
順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
1位 | 電通グループ | 1,169万円 | 40.9歳 |
2位 | 博報堂DYホールディングス | 1,079万円 | 43.6歳 |
3位 | サイバーエージェント | 734万円 | 33.2歳 |
4位 | 株式会社デジタルホールディングス | 693万円 | 39.1歳 |
5位 | テー・オー・ダブリュー | 655万円 | 31.5歳 |
6位 | デジタルガレージ | 637万円 | 35.7歳 |
7位 | バリューコマース | 600万円 | 35歳 |
8位 | セプテーニ・ホールディングス | 597万円 | 31.4歳 |
9位 | フィードフォース | 587万円 | 31.9歳 |
10位 | アドウェイズ | 581万円 | 31.9歳 |
同じWeb広告運用という仕事であっても役職やポジション・働く企業によって差があります。
電通グループや博報堂DYホールディングスにWeb広告運用者として入社すれば、年収1,000万円も夢ではありません。
フリーランス・副業の場合
次にフリーランスや副業のWeb広告運用者として働く場合の収入を紹介します。
30万件以上の案件数を誇るフリーランスの案件紹介サイト「フリーランススタート」で調査した結果、フリーランスWeb広告運用者の平均年収は約500〜700万円であることが判明しました。
正社員と比べると少し高めです。
引用:クラウドワークス
次に大手クラウドソーシングサイトである「クラウドワークス」で副業案件について調査した結果、時給1,200〜1,500円ほどであることが判明しました。
あくまで一例なので、案件によってはさらに稼ぐことも可能です。
副業の場合、働く時間によっても異なりますが、月に5〜10万円ほどの収入が見込めます。
Web広告運用で収入・年収を上げるには?
Web広告運用者として収入や年収を上げるためのポイントは以下の3つです。
- スキルを磨いてポジションを上げる
- 転職する
- フリーランスで独立する
一つずつ解説します。
スキルを磨いてポジションを上げる
Web広告運用はトレンドの移り変わりが非常に激しく、情報のアップデートが頻繁に行われます。
これまで通用していたスキルやノウハウが、数日後には全く通じなくなるなんてことも珍しくありません。
そのため、いかに最新の情報をキャッチアップしてスキルを磨くことができるかが重要です。
スキルを磨いて実績を積み重ねることができれば、自身の評価が上がり社内でも貴重な人材として認識されます。
その結果、最終的には昇進したり管理職に就いたりするなどしてポジションが上がり、年収アップにつながるのです。
転職する
転職するのも年収や収入を上げるための一つの手段です。
年収や収入を決めるのは自身のスキルだけではありません。
先ほどの年収ランキングを見てもわかる通り、同じWeb広告運用者であっても働いている会社によって年収に大きな差があります。
スキルがあってもなかなか評価されない、役職に就いても責任だけが大きくなって給料が全く上がらないという会社も少なくありません。
そんなときには思い切って転職するのがおすすめです。
転職によって、今よりも給料をアップさせることができます。
また、フレックスタイム制やリモートワークを導入している企業に転職することで、今までよりもストレスなく働くことも可能です。
フリーランスで独立する
フリーランスとして独立することで収入を一気に上げることもできます。
正社員の場合、毎月の給料が決まっているため、いくら働いても収入が大きく変動することはありません。
また、月の給料に固定の残業代が含まれている「みなし残業」を採用している企業も多く、たとえ長時間残業しても残業代がつかないケースもあります。
一方、フリーランスは会社に属していません。
そのため、複数のクライアントから業務を引き受けることが可能です。
毎月の給料も決まっていないため、働いた分だけ自分の収入となり、正社員に比べて収入が上がりやすいのです。
ただし、フリーランスはいきなり契約が打ち切られてしまったり病気や怪我をしたときには収入が途絶えてしまったりするなど、不安定な一面もあるので注意しましょう。
即戦力となれるWeb広告運用スキルを習得するなら「デジプロ」
Web広告運用者は日本の平均年収に比べて高く、年収1,000万円の人もいます。
今後はさらにIT化が進んでいくので、Web広告運用者の需要が高まると共に年収や収入もアップするに違いありません。
こういった時代の流れに伴い、Web広告について学びたい人やWeb広告運用者として活躍したいという人も多いのではないのでしょうか。
即戦力となれるWeb広告運用スキルを習得するのであれば、Webマーケティングスクールの「デジプロ 」がおすすめです。
デジプロの特徴は以下の4つです。
- 主要なWeb広告を実践フローで学べる
- 講師は全員プロの現役マーケター
- 安心の転職サポート
- 全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
順番に解説します。
主要なWeb広告を実践フローで学べる
Web広告は書籍を読んだりSNSで情報収集したりするなど、さまざまな学習方法があります。
しかし、実際にWeb広告を運用してみないとイメージしづらいことも多く、知識やスキルがなかなか身につかないと感じる人も少なくありません。
デジプロでは主要なWeb広告を実践フローで学ぶことができます。
学べるWeb広告は以下の通りです。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
Web広告のほかにデータ分析スキルも習得可能なため、Web広告運用に必要なスキルや知識を全て網羅できます。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロに在籍している講師は全員プロの現役マーケターです。
講師のなかにはGMOグループで年間運用費20億円の実績者や、サイバーエージェントでMVPを複数回受賞した猛者もいます。
そのため、2ヵ月で圧倒的な成長が可能です。
安心の転職サポート
デジプロはWeb広告運用スキルを習得して終わりではありません。
卒業後の転職サポートも行っています。
主なサポート内容は以下の通りです。
- 書類添削
- 面接対策
- 求人紹介
- キャリア相談
せっかくWeb広告運用スキルを学んだにもかかわらず、転職が成功しなければ意味がありません。
デジプロは専任のパーソナルトレーナーが最後までサポートします。
また、卒業してからも「キャリア相談がしたい」「学習した内容の復習がしたい」という方に向けてのプランも用意しているので、気になる方はチェックしましょう。
全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
オンライン授業がメインのWebマーケティングスクールが増えてきましたが、デジプロは通学授業を推奨しています。
通学授業によって講師とのやりとりがスムーズになり、効率のいい学習が可能です。
また、ほかの生徒と一緒に受講することでモチベーションの向上にも繋がります。
現在通学授業に対応している地域は以下の通りです。
- 東京(渋谷)
- 大阪
- 福岡
- 千葉(津田沼)
- 神戸
- 大宮
- 横浜
- 広島
- 名古屋
- 北海道
- 仙台
順次拡大予定です。
対象地域に住んでいない方やオンラインで学習したい方に向けてのオンラインプランも用意しています。
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