近年、ネット販売の普及やEC市場の成長により、Web広告の需要が高まっています。
株式会社電通が調査した「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、Web広告はマスコミ4媒体の広告費を上回っていることが判明しました。
そのため、WebマーケターにとってWeb広告運用のスキルは必須です。
Web広告のなかでも、低予算から出稿できて短期間で成果につながる「リスティング広告」を導入する企業が増えてきています。
では、リスティング広告のスキルやノウハウは、独学でも身につけることはできるのでしょうか。
本記事では、リスティング広告を独学する方法6選とリスティング広告を運用する上で学ぶべきスキルやノウハウ・注意点を解説します。
リスティング広告を独学で学習する方法を知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
目次
リスティング広告とは
リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したキーワードに対して連動して表示される広告のことです。
例えば、化粧品会社がリスティング広告を掲載する場合、「美容液 おすすめ」というキーワードで広告を出したとします。
そうすると、ユーザーが「美容液 おすすめ」を検索した際、連動して検索エンジンに化粧品会社の広告が表示されるようになるのです。
そのため、リスティング広告は別名で「検索連動型広告」とも言います。
リスティング広告は、ユーザーが検索した検索結果画面の上部にテキスト形式で表示されます。
リスティング広告は設定したキーワードを検索したユーザーに対して表示されるので、購買意欲の高いユーザーに対してピンポイントにアプローチが可能です。
また、クリックされてから費用が発生する「クリック型課金」となっているため、掲載しているだけであれば費用はかかりません。
そのため、予算が少なくても安心して出稿できます。
成果が現れないときにはリアルタイムで修正可能なので、Web広のなかでも柔軟性が高く、多くの企業が導入しています。
ただし、人気のあるキーワードの場合にはクリック単価が高くなってしまうこともあるので、注意しましょう。
リスティング広告を運用する上で学ぶべき知識・スキル
リスティング広告を運用する上で学ぶべき知識やスキルは以下の4つです。
- オペレーション
- 解析ツールの扱い方
- タグマネージャーの扱い方
- 戦略の立て方
一つずつ解説します。
オペレーション
Web広告運用におけるオペレーションとは、広告アカウントの設定や構築・入稿作業など、広告管理画面の調整を行うことです。
実務経験者の方であれば問題なく操作できますが、書籍や動画などで独学する場合にはイメージするのが難しいかもしれません。
そのため、実際にリスティング広告を運用し、操作をしながらやり方を学ぶことをおすすめします。
解析ツールの扱い方
リスティング広告を運用するのであれば、解析ツールの使い方も覚える必要があります。
解析ツールとは、広告を運用してから費用対効果を計測したり、広告に興味を持ったユーザー情報を分析したりできるツールです。
「Google アナリティクス」や「WebAntenna」など、解析ツールは豊富にあります。
リスティング広告に限らず、Web広告においてデータの分析は何よりも重要です。
そのため、解析ツールを扱うことができなければ正確にデータの分析ができず、リスティング広告の運用で効果を出すことができません。
リスティング広告を学ぶにあたって最初に覚えておきたいスキルです。
タグマネージャーの扱い方
タグマネージャーとは、データの分析や解析の際に利用する「タグ」の管理ツールです。
タグとは、サイトを訪問したユーザー情報やデータの情報を測定する際に使われる HTMLのソースコードのことです。
例えば「コンバージョンタグ」を設定した後にユーザーがページに訪れると、コンバージョンタグがユーザーを判別し、コンバージョンをカウントしてくれます。
タグにはいくつか種類があり、Webマーケティングでは常に膨大なデータ量を取り扱います。
そのため、リスティング広告を運用するのであれば、タグを管理できるタグマネージャーを正確に扱えるようにならないといけません。
戦略の立て方
リスティング広告を運用する上で「どのように運用していくのか」戦略の立て方も学習する必要があります。
リスティング広告の成功事例をみたり、プロのWebマーケターがどのような戦略を立てているのか分析したりするのがおすすめの学習方法です。
確かにリスティング広告はターゲティングを明確にできますが、費用対効果をさらに高めるのであれば、戦略が欠かせません。
また、リスティング広告は自社だけではなく競合他社も利用しています。
そのため、計画性のないままリスティング広告を掲載しても勝ち目はないでしょう。
競合他社から負けないようにするためにも戦略の立て方の学習が必要不可欠です。
リスティング広告を独学する方法
リスティング広告を独学する方法は以下の6つです。
- 公式のホームページで学ぶ
- セミナーで学ぶ
- 有料講座で学ぶ
- 書籍で学ぶ
- SNSを活用する
- 無料のWebサイトやYouTube動画で学ぶ
順番に解説します。
公式のホームページで学ぶ
リスティング広告を掲載する検索サイトのほとんどはGoogleまたはYahoo!のどちらかです。
GoogleとYahoo!では、初めてWeb広告を掲載する方に向けて無料で学習できるプラットフォームを提供しています。
Googleが提供している「Googleスキルショップ」は、リスティング広告だけではなく、Web広告知識を幅広く学ぶことが可能です。
また、学習内容がコースによって区切られているので、自分のペースで好きなときに勉強できるのもメリットと言えるでしょう。
コースを全て学習し終えると、内容を理解できているのか確認する認定試験もあるので、合格することでモチベーションの向上につながります。
ただし、Googleスキルショップで学習できる内容は基礎知識が大半なので、応用スキルを学びたい人にとっては物足りないかもしれません。
一方、Yahoo!が提供している「Yahoo!ラーニングポータル」は、Yahoo!広告の運用に必要なノウハウが学べるサイトです。
さまざまな内容の記事が掲載されており、記事内には動画が埋め込まれていることもあるので、通勤時間やスキマ時間を活用しながら学習できます。
しかし、Yahoo!ラーニングポータルはGoogleスキルショップと異なり記事を読むだけなので、インプットだけの状態となり、知識が定着しにくいのがデメリットです。
セミナーで学ぶ
リスティング広告をセミナーで学ぶという方法もあります。
セミナーでは、プロのWebマーケターが講師として指導してくれるので、短時間で大幅なスキルアップを期待できます。
講師のほとんどは現役のWebマーケターであることが多く、最新の情報を学ぶことも可能です。
セミナーではグループワークや参加者同士でコミュニケーションを図る機会もあるので、人脈を広げたり一緒に勉強する仲間を見つけたりすることもできます。
ただし、セミナーの時間は比較的短く、基礎から応用まで全ての内容を学習できるわけではありません。
また、セミナーの内容は講師によって大きく左右されます。
スキルや実績・セミナーの開催経験が乏しい講師の場合は、セミナーの内容に満足できないかもしれません。
有料講座で学ぶ
有料講座で学ぶという人も増えてきています。
有料講座のサービスとして人気なのが「Udemy」や「MENTA」です。
Udemyは世界最大規模のオンライン教育プラットフォーム。
好きな講座を選ぶと、自分が学習したい内容の動画が視聴できるようになります。
もちろん、一度購入した動画は何度でも繰り返し視聴可能です。
反復学習を行うことで、より記憶に残りやすくなります。
一方、MENTAはサービスの名前通り、自分に合ったメンターを選んで学習をサポートしてくれるサービス。
分からないことがあってもいつでも質問できるので、効率のよい学習が可能です。
ただし、UdemyやMENTAは選択する講座やメンターによって料金が異なります。
あらかじめ料金と講座内容を確認した上で、受講するかどうかを判断しましょう。
書籍で学ぶ
書籍はネットにある情報に比べて正確な情報が記載されています。
そのため、安心して情報のインプットが可能です。
また、書籍は高くても2,000円ほどで購入できるので、費用を抑えたい人にとっておすすめです。
ただし、書籍は一度出版されると情報がアップデートされることはありません。
出版日から数年経過している書籍だと古い情報が記載されていることが多いので、購入前に注意しましょう。
SNSを活用する
SNSを活用してリスティング広告を独学する方法もあります。
リスティング広告に詳しいアカウントや現役のWebマーケターのアカウントをフォローすることで、最新の情報のインプットが可能です。
また、リスティング広告を勉強しているユーザーとSNSでつながることによって、情報の交換やモチベーションの向上にも期待できるでしょう。
ただし、SNSは全てが正しい情報とは限りません。
自分で情報の取捨選択をする必要があります。
また、DMやメッセージなどから高額な悪徳商材を販売してくるアカウントもあるので気をつけましょう。
無料のWebサイトやYouTube動画で学ぶ
個人が発信している無料のWebサイトやYouTube動画を視聴して独学するのも一つの手です。
どちらも無料なので、コストパフォーマンスに優れています。
ただし、個人が発信しているWebサイトはアクセス数を稼ぐために誤った情報が記載されていることも珍しくありません。
また、YouTube動画は編集クオリティによってわかりにくいケースもあるため、臨機応変に使い分けましょう。
リスティング広告を独学するときの注意点
リスティング広告を独学するときは以下の3つに注意しましょう。
- 全てが最新情報であるとは限らない
- Web上の情報は信憑性に欠けることも
- インプットだけでなく実践も行う
一つずつ解説します。
全てが最新情報であるとは限らない
リスティング広告だけに限らず、Web広告業界では常に情報がアップデートされていきます。
そのため、今まで学習していた内容が数日後には古い情報になっていることも珍しくありません。
特に書籍やYouTube動画などで学習する場合には、出版日やアップロードされた日にちを必ず確認しましょう。
Web上の情報は信憑性に欠けることも
最近では気になる情報があればすぐにネット検索で調べるという人がほとんどですが、Web上にある情報を全て鵜呑みにしてはいけません。
Webサイトによっては誤った情報が記載されていることもあります。
すぐにWeb上の情報を信じるのではなく、本当に信頼できる情報なのかどうかを自分で考えて情報の取捨選択をしましょう。
インプットだけでなく実践も行う
リスティング広告の運用スキルは、情報をインプットしただけでは身につきません。
一度学習したのであれば、次はアウトプットする必要があります。
例えばオペレーションについて学習した場合、実際にリスティング広告の設定や入稿をしてみることで、新たな気づきが見つかるはずです。
「 習うより慣れろ」ということわざがあるように、一度学習した後は何度も実践を繰り返すことで、効率的にスキルやノウハウが身につくようになります。
実践スキルを学ぶなら「Web広告スクール」がおすすめ!
リスティング広告は知識を身につけることも大事ですが、それ以上に実践スキルを習得することが何よりも重要になってきます。
実践スキルがなければ、実際の現場でも即戦力として活躍できないからです。
しかし、実践スキルを身につける場合にはリスティング広告を自分で一から運用しなければいけません。
そのため、Web広告運用をしたことがない人にとっては非常にハードルが高いと感じる人も多いはずです。
Web広告スクールであれば、現役のWebマーケターが講師として基礎から実践スキルまで丁寧に教えてくれます。
分からないことがあってもすぐに相談できるので、効率的な学習が可能です。
「少しでも早くスキルを身につけたい」「効率よく学習したい」のであれば、Web広告スクールを利用しましょう。
リスティング広告スキルを習得して即戦力となるなら「デジプロ」
リスティング広告スキルを効率的に習得して即戦力となる人材を目指すのであれば、Webマーケティングスクールの「デジプロ 」がおすすめです。
デジプロがおすすめな理由は以下の4つになります。
- リスティング広告をはじめ主要なWeb広告を全て学べる
- 講師は全員プロの現役マーケター
- 安心の転職サポート
- 全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
順番に見ていきましょう。
リスティング広告をはじめ主要なWeb広告を全て学べる
デジプロでは、リスティング広告をはじめとする主要なWeb広告を全て学習できます。
学習できるWeb広告は以下の通りです。
- リスティング広告
- Google 広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- ディスプレイ広告
Web広告のほかにデータ分析スキルも習得できます。
講師は全員プロの現役マーケター
デジプロに在籍している講師は全員プロの現役マーケターです。
講師のなかにはGMOグループで年間運用費20億円の実績者やサイバーエージェントでMVPを複数回受賞したコンサルタントなどの肩書を持った猛者も在籍しています。
実績のある講師が勢揃いなので、2ヵ月間で飛躍的な成長が期待できます。
安心の転職サポート
デジプロはスキルやノウハウを身につけて終わりではありません。
専属のキャリアアドバイザーによる転職サポートも充実しています。
具体的なサポート内容は以下の通りです。
- 書類添削
- 面接対策
- 求人紹介
- キャリア相談
スキルやノウハウを習得できても書類選考や面接がうまくいかず、実際の現場で発揮できなければ意味がありません。
デジプロでは、学習後の転職活動まで全力で生徒をサポートします。
また、「卒業してからも仕事内容やキャリアのことについて相談したい」という卒業生に向けたプランも用意しているので、気になる方は併せてチェックしましょう。
全国11ヵ所で通学授業にも対応(順次拡大中)
最近では、完全オンラインのWebマーケティングスクールもありますが、デジプロでは通学授業を推進しています。
通学授業を行うことで、分からないことがあっても講師にすぐ質問できるので効率的な学習が可能です。
また、同じ生徒同士で切磋琢磨し合うことでモチベーションの向上にもつながります。
現在、通学授業に対応しているのは以下の全国11ヵ所です。
- 東京(渋谷)
- 大阪
- 福岡
- 千葉(津田沼)
- 神戸
- 大宮
- 横浜
- 広島
- 名古屋
- 北海道
- 仙台
今後も順次拡大を予定しています。
オンラインプランも用意しているので、自分の好みに合わせた授業スタイルを選びましょう。