富山県で、国際会議などのコンベンションの企画・運営を手がける企業の役員として、会社を引っ張る松澤 さん。会社の発信力を強化するためにデジプロを受講しました。
発信力の強化だけではなく、クライアントに対するアプローチにも変化があったそうです。お話をうかがいました。
目次
SNS運営の需要が増えてきた
–これまでのキャリアを簡単にご説明いただけますか?
新卒で、地元の富山の経営コンサルティング会社に入社をして、6年ほど勤務しました。
その後フリーランスで地元企業のサポートなどをしていましたが、知人に誘われていま働いている株式会社PCOの仕事を手伝うようになり、気がついたら社員になっていました。
–現在のお仕事を教えてください
弊社は、国際会議や学会をはじめとした様々なコンベンションの企画・運営を中心に、広報やデザイン制作などを行っています。私はスタッフの手配やマネジメント業務を中心に、会社を運営しています。
–これまでデジタルマーケティングを学んだ経験はありますか?
商品開発やパッケージデザインのコーディネートは経験していますが、従来通りの制作物やメディアを使ったプロモーションにとどまっていました。
–デジタルマーケティングを学ぼうと思ったきっかけはなんですか?
行政の仕事をやらせていただくことも多いのですが、SNS広報の仕事が増えてきているんですね。
–行政でもピンポイントでSNSの仕事が出てきているんですね。
はい、そうなんです。そしてコンベンションをはじめイベント企画などの企画競争(コンペ)では、メディアさんや広告代理店さんと競合することも多く、弊社としては発信力を高めていく必要がありました。
それで、デジタルマーケティングに力をいれていこうと考えました。ゆくゆくは自社でメディアを運営することも検討しています。
実践的な内容に感動
–デジプロをどうやって知りましたか?
弊社の代表がデジプロ代表の奥雄太さんと知り合いで、デジプロを紹介してもらいました。
–他にもオンラインで学べるスクールがありますが、他社のプログラムと比較検討はしましたか?
いえ、1ミリもしてないです、人間関係だけですね(笑)
–なるほど、レアケースです(笑)デジプロを受ける前はどのようなプログラムだと想定していましたか?
よくあるオンライン講座のような、テキストを読んで、それについての動画を見るような一方通行の授業をイメージしていました。
実際に受けてみたら、まったく違っていてすごく実践的な内容でした。
–受講する前は自分にどんな知識が不足していると認識していましたか?
Facebook広告は、見よう見まねでやったことはありましたが、やり方が正しいのかは疑問で、もっと効率的なやり方があるんだろうなと思っていました。
また数字の見方や、分析の仕方はあまりわかっていなかったので、そこの知識は不足していました。
–受講する前に不安だったことや、気になっていたことがあれば教えてください
先生とうまくかみ合うかなという不安はありました。先生の使う言葉が理解できるか、こちらの悩みをうまく伝えられるかなど、コミュニケーションが円滑にできるかが気になっていました。
スタッフ全員にうけてほしい
–1回目の授業を受けた感想は?
すごくよかったです。担当の講師の方が、こちらの悩みをすぐに理解してくれました。それをふまえて、2回目以降の授業のやり方はこうしましょうと提案してくれました。その柔軟な姿勢には、ちょっと感動しました。
–2回目、3回目と受けていく中で心境の変化などがあれば教えてください
私の場合は具体的な案件を持ち込んで質問させていただき、それに対して講師の鈴木さんが真剣にフィードバックしてくれました。
つぎの講義までにやらなければいけないことが明確になり、実践的に学べました。
またクイズ形式で、「この単語、どういう意味でしたっけ?」などと質問されるので、わからないところの復習も楽しくできてよかったです。
–特にデジプロが役立ったと感じたポイントを教えてください
講師の鈴木さんの伝え方を参考にさせてもらい、クライアントへの説明の仕方が変わりました。
例えば、Facebook広告のクリエイティブを変える場合は、「見られてはいますがクリック率が悪いので変えましょう」など、数字に基づいてわかりやすくPDCAを説明できるようになりました。
–西田社長、どのような人がデジプロを受講したらいいと思いますか?
うちのスタッフは全員うけてほしい(笑)営業など論理的に相手を説明する必要のある、クライアントワークをする人は必須で受けた方がいいですね。
データに基づいて分析して仮説検証をする、PDCAを回す経験をしている人は意外と少ないので、とてもいい思考のトレーニングになると思います。
企画から提案できる関係づくりを
–デジプロを友人にすすめるとしたら、どのようにおすすめしますか?
まず講師の人柄がいいと思います。すごく褒めてくれてモチベーションが上がる(笑)
臨機応変に実際の案件に役立つ講義をしてもらえるので、実用性のあるところがおすすめです。
–プログラムを改善してほしい、追加してほしい要素などがありましたら教えていただけますか?
カリキュラムのボリュームが多く、実際の案件で実施していないところは、後から質問や疑問がでてくることもあると思います。
受講してから1年間は、追加で質問できる仕組みがあれば嬉しいです。補習プランがあってもいいかなと。
–受講してみて、意識の変化はありましたか?
他社が出稿している広告を、ものすごく意識して見るようになりましたね(笑)
–受講してみて、業務にどのような変化がありましたか?
お客様の仕様書で規定されているSNS広告などが、必ずしも適切なプロモーション手法でないと感じるようになりました。
デジタルマーケティングを成功させるためには、仕様書が確定する前の企画段階から、提案できる関係性を作っていく必要があると考えています。
–今後の事業の目標を教えてください
会社概要にデジタルマーケティングが強いって書けるようになりたいですね(笑)
一方で、デジタルマーケティングが苦手なこともわかったので、地元に根を下ろして展開してきた弊社の強みを生かしつつ、適切な提案をしていきたいです。