ショッピング広告の基礎┃メリットや運用手順などを解説

ショッピング広告とは、商品の画像や価格、店舗情報などが掲載された広告です。商品の購入に特化しているため、EC事業者に合った広告キャンペーンです。ショッピング広告の設定は様々なオプションが用意されており、それらを活用することでショッピング広告の効果を最大化することができます。

  • ショッピング広告とは
  • ショッピング広告の特徴
  • ショッピング広告のメリット
  • ショッピング広告の設定方法
  • ショッピング広告の運用ポイント
  • まとめ
2024年11月05日 2024年11月05日
楓 真瀬莉

ショッピング広告とは、EC事業者に特化した広告キャンペーンです。

視覚的な訴求力が強く、コンバージョンに繋がりやすいというのが特徴です。

ショッピング広告の設定は様々なオプションが用意されており、それらを活用することでショッピング広告の効果を最大化することができます。

この記事では、ショッピング広告の基本的な解説や、出稿の際の手順、運用のポイントなどを解説しています。

ショッピング広告とは


ショッピング広告とは、商品の画像や価格、店舗情報などが掲載された広告です。商品の購入に特化しているため、EC事業者に合った広告キャンペーンです。

Google 広告のショッピングキャンペーンでは、検索結果やディスプレイネットワーク、Gmail、YouTubeなどの多様な広告枠に出稿が可能です。

これにより、ユーザーが検索エンジンで特定の商品を探しているときに、目に留まりやすい形式で広告を表示できます。

ショッピング広告の特徴

ショッピング広告の大きな特徴は、画像と価格情報を活用する点です。

これによりユーザーが商品を視覚的に確認し、価格と一緒に判断できるため、購入意欲を高める効果があります。また、検索意図に基づいて広告が表示されるため、購入意欲の高いユーザーに直接リーチできるのも特徴です。

Google 広告では、リスティング広告やディスプレイ広告と組み合わせて、より広範囲なターゲットにアプローチすることが可能です。

ショッピング広告のメリット

ショッピング広告には、

  • 視覚的な訴求力が高い
  • 関連性が高い
  • 表示オプションが複数用意されている

といったメリットがあります。

以下で詳しく解説していきます。

視覚的な訴求力

ショッピング広告には、商品名のほかに画像、価格などが掲載され、ユーザーが商品購入を検討する際に必要な情報が一目で分かるようになっています。

また、これらの表示を見て購入意向が高まった場合、クリックするとすぐに購入ページに遷移することができます。

商品画像と価格を直接表示することで、ユーザーの購買意欲を喚起し、コンバージョンに繋げることができます。

関連性が高い

ショッピング広告は、ユーザーの検索クエリを広告掲載媒体が解析し、それに合った商品の広告を掲載する仕組みです。つまり、ユーザーの検索意図に基づいて広告が表示されます。

そのため、購入意欲の高いユーザーに効率的にリーチすることができます。

表示オプションが複数用意されている

Google 広告では、ショッピング広告をさまざまな広告枠に表示することができます。

そのため、自社の設定したユーザー層に合わせて、ユーザーがよく利用するプラットフォームで効果的に広告を表示することができます。

ショッピング広告の設定方法

ショッピング広告を出稿するための手順を順番に解説します。

1.Google Merchant Centerの設定

まずは、Google Merchant Centerにログインします。Googleアカウントでログインすることができ、必要な規約に同意するとGoogle Merchant Centerのアカウントが作成されます。

ここで、商品の情報をアップロードします。これにより、商品の情報がGoogleに登録されます。

広告が出稿される際は、Google Merchant Centerに登録した情報を基に、Googleが自動で広告を作成します。

2.Google広告アカウントとのリンク

Google Merchant CenterとGoogleの広告アカウントを連携させることで、広告アカウントからショッピングキャンペーンを作成することができるようになります。

連携は、管理画面の設定ボタンから「リンクアカウント」の項目に入り、Google広告アカウントの情報を入力することで完了します。

3.キャンペーンの作成

Google 広告で新規ショッピングキャンペーンを作成することで、広告が出稿できるようになります。

このフェーズでは一旦Google Merchant Centerから出て、Google広告にログインします。

他の広告と同じように新しいキャンペーンを作成してください。このとき、キャンペーンタイプは「ショッピング」を選ぶようにしましょう。

続いて、自社の戦略に合わせて最適なターゲット設定や入札戦略を設定してください。

4.広告グループの設定

キャンペーンが作成できたら、広告グループの設定に移ります。

商品をカテゴリごとに広告グループに分け、それぞれに対して最適な広告を作成しましょう。

ここまでの設定ができたら、ショッピング広告出稿の手順は完了です。

5.パフォーマンスのモニタリング

キャンペーンが開始されたら、定期的にパフォーマンスをチェックし、必要に応じて最適化を行います。

最初に設定したターゲティングや予算設定だと、思ったように効果が出ない場合が多いです。

広告キャンペーンのパフォーマンスデータを基に改善を繰り返し、最適化していきましょう。

ショッピング広告の運用ポイント

ショッピング広告を運用していくうえで重要なポイントを解説します。

最新情報を反映する

広告をクリックしてコンバージョンまで進めるには、情報が正確であることが重要です。ショッピング広告では特に、最新の商品情報が常に反映されるように気を付ける必要があります。

例えば、商品の値上げをしたのに広告では値上げ前の価格が表示されていた場合、ユーザーは不信感を抱き離脱する可能性が高いです。また、在庫が無くなっているのに広告がクリックできるようになっていると、クリックされた分の広告費が無駄になってしまいます。

こうした事態を避けるためにも、商品在庫、価格、プロモーション情報などが正確で最新のものであることを確認することが重要です。

ユーザーがクリックした際に期待通りの情報を提供することで、信頼性とコンバージョン率を向上させることができます。

商品データは可能な限り設定する

Google Merchant Centerに入力する商品情報は、必須のものと任意のものがあります。

しかし、任意項目であっても可能な限り詳細に設定することが、ショッピング広告の成功には不可欠です。

先ほどお伝えしたように、ショッピング広告はGoogle Merchant Centerに入力された情報を基に自動で作成されます。その際、多くの情報が揃っていたほうが、広告を表示するユーザーに最適化された広告をと届けることができます。

商品タイトル、説明、価格、画像、カテゴリなど、詳細な情報を提供することで、ユーザーの検索意図に合致した広告を表示することができるのです。

これにより、クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)を向上させることができます。

クリエイティブの改善を継続する

ショッピング広告の効果を最大化するためには、クリエイティブの継続的な改善が必要です。

商品名や商品画像、説明文などは、登録したものがそのまま表示されます。そのため、狙った検索クエリで表示されるよう商品名を調整したり、説明文の表現や言葉遣い、ワードチョイスなどをユーザーの反応が良いものに切り替えることなどが重要になります。

商品画像や説明文を定期的に見直し、テストを繰り返すことで、最も効果的なクリエイティブを特定しましょう。

これにより、広告の魅力を高め、ユーザーの関心を引き続けることができます。

まとめ

ショッピング広告とは、商品名や商品画像、価格などを表示できる広告です。

商品の購入検討に必要な情報を一括で表示できるためコンバージョンに繋がりやすいため、ECサイトに適した広告形式です。

ショッピング広告を最大限活用するには、常に情報を最新のものにアップデートしたり、広告のパフォーマンスに合わせて商品名や説明文を改善したりなど、出稿してからの作業も重要です。

ショッピング広告をうまく活用することで、コンバージョン率を向上させましょう。

この記事の著者

関連記事

TOPへ戻る