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Twitter広告の種類
Twitter広告は、Twitterのタイムラインや検索結果などの、通常のツイート形式で掲載できる有料広告のことです。Twitter広告の主な種類は、「画像広告」「動画広告」「カルーセル広告」「モーメント広告」「テキスト広告」の5種類です。広告を掲載したい人が利用したいフォーマットにすることで、より効果の高い広告に昇華させることができます。
今回はこの5つの中でもカルーセル広告について、メリットや注意点を交えて解説します。
Twitterにおけるカルーセル広告活用の目的
Twitter広告においては、テキストだけではなく、画像や動画による情報発信をすることによって、商品やサービスをより効果的にアピールすることができます。Twitterのカルーセル広告では、2~6つの画像や動画を広告として掲載させることができます。それらにより、画像ひとつでは伝えきれない魅力やより深い情報を発信することが可能となります。
また、発信したい広告対象が複数ある場合において、最大6つの商品やサービスを並べられるため、1つの広告で6つの商品・サービスを紹介できます。
さらに、その画像や動画をタップするだけで、そのまま任意のアプリやサイトにアクセスすることも可能です。
カルーセル広告の活用がおすすめの商材
カルーセル広告の効果をより発揮させることのできる商材をいくつか例に挙げます。1つ目は、電子書籍業界です。1カードにつき1シーンを掲載し、スワイプすることによって続きのストーリー展開を読みすすめることができる仕様に設定します。最終的に興味を持ったユーザーをアプリへ誘導します。
2つ目はゲーム業界です。新規顧客の獲得はもちろんですが、ユーザーが知っているキャラクターを1カードごとに掲載することによって、ゲームプレイを1度やめてしまったユーザーのゲーム再開を促すことが期待できます。
また、現在利用中のユーザーにゲーム内課金といった行動を起こさせることもできるでしょう。
3つ目はアパレル業界です。魅力的な商品を複数掲載することにより、単純に複数の商品を紹介できることはもちろんですが、ブランドの世界観を伝えることもできます。
カルーセル広告が世間一般に広がることで、さらに有効的なシーンが増えることが予想されています。
カルーセル広告のメリット4つ
カルーセル広告を利用することによるメリットは、「広告の量を増やせる」「惹きつける広告にできる」「複数の視点でアピールできる」「Twitterユーザーに合わせた広告が出せる」の4つが挙げられます。
ここからは、これら4つのメリットについて順番に説明していきます。広告の情報量を増やせる
カルーセル広告を活用することで、単純にカタログパンフレットのように複数の商品やサービスを見せることができたり、電子書籍のようにストーリー形式で展開できたりするなど、情報発信する幅が非常に広がります。
1つの画像や動画では伝えきれない魅力や追加情報を、スワイプするだけで簡単に手間なく伝えることが可能となります。引き付ける広告にできる
カルーセル広告を利用すると、スワイプすることで簡単に複数の情報を見ることができます。最初の1カード目でユーザーに興味を持たせ、さらにスワイプしてもらうことで、先のアピールポイントへの誘導が容易にできるでしょう。その際には、構成や見せる順番が非常に重要になります。
複数の視点でアピールできる
デザイン性と機能性のどちらも高く、それぞれアピールした方がよい商品紹介がある場合、1つのカードだけでは、どちらか一方しかアピールできません。
しかし、Twitterのカルーセル広告を利用することによって、デザイン性と機能性のアピールポイントをそれぞれ一度に複数発信することができます。Twitterユーザーに合わせた広告が出せる
Twitterのカルーセル広告では、最新の話題となっている事柄と連動した情報を「話題を検索」 タブの最上部に掲載させることができるようになっています。新しい情報を求めているユーザーに対して、適切な広告を示すことが可能です。
効果的なカルーセル広告を作成するポイント4つ
ここからは、実際にカルーセル広告を利用したいというユーザーに向けて、作成する際のポイントを4つ紹介します。実際にカルーセル広告の作成に入る前に、押さえておくべき内容が含まれているので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
わかりやすく伝わりやすい画像や動画を使用すること
Twitterのカルーセル広告においては、まずユーザーの興味をひかなければなりません。そのため、広告の最初の1カード目が非常に重要になります。つまり、1枚目に掲載させる画像もしくは動画は、ユーザーが見てすぐに理解できるように、分かりやすく伝わりやすいものを設定する必要があります。
魅力的な内容や情報を最初に持ってくることで、ユーザーの離脱を防げるでしょう。
スワイプしやすいデザインにすること
2カード目に持ってくる素材は、目立つ背景色にしておくとよいでしょう。なぜなら、1カード目の横に、2カード目の端を認識させることにより、その存在に気付かせることができるからです。
2コマ目以降にスワイプし、そのまま最後まで見てもらうきっかけになります。
スワイプしたくなる流れがあること
スワイプしたくなる、つまり先が気になる流れであることも重要なポイントです。たとえば、電子書籍のように、ストーリーを展開させるような形式でTwitterのカルーセル広告を掲載したい場合、続きが気になるような構成や流れにすることで、最終的にユーザーに到達してほしいアプリやサイトへの誘導が容易になります。
CTAに繋がる工夫をすること
Twitterのカルーセル広告では、どのカードをタップしても、他のアプリやサイトのリンクに飛ばすことが可能です。それに加えて、適切な場所にアプリやサイトへの誘導を促すテキストメッセージを入れることで、よりその効果を発揮することができます。
そのメッセージを入れる場所こそが重要です。最後にメッセージを入れることで、ユーザーが途中で離脱することなく、最後まで広告を読んでもらうということにつながるでしょう。
Twitterのカルーセル広告を作成する際の注意点7つ
ここからは、Twitterのカルーセル広告を作成する上での注意点を7つ紹介していきます。広告の作成が完了した後では修正ができない箇所もあるので、あらかじめポイントを押さえておきましょう。
見出しや本文は1つのみ
Twitterのカルーセル広告には、画像に対してテキストメッセージを表示させることができます。しかし、全ての画像に対してそれぞれ別々のテキストを入れることはできません。つまり、1つのテキストメッセージが全ての画像に表示されてしまいます。
そのため、見出しや本文を使用する場合には、ひとつの広告に1つのテキストメッセージということを踏まえて、伝えたい内容を挿入しなければなりません。
リンク追加は1つのみ
たとえば、複数の商品を紹介するとします。それぞれの商品画像において、各商品の商品ページリンクを載せたい場合、Twitterのカルーセル広告では、1つのカルーセル広告につき、ひとつのリンクしか貼ることができません。
つまり、複数の商品をカルーセル広告として掲載する場合には、リンクに商品ページを載せるのでなく、網羅的なページを掲載します。画像と動画のどちらがより効果的であるかを考えて掲載しましょう。
画像と動画を同時に掲載できない
1枚目に動画、2枚目に画像といったように、ひとつのカルーセル広告に対して画像と動画を同時に掲載することはできません。画像なら画像のみ、動画なら動画のみの掲載となります。どちらがより効果的であるかを考えてから掲載する必要があります。
画像や動画の順番は固定
Twitterのカルーセル広告には、画像や動画の順番を自動で並べる機能がありません。
そのため、作成段階であらかじめユーザーが見たときに効果的な順番で、その素材を掲載させる必要があります。動画のアスペクト比を統一する必要がある
アスペクト比とは、縦と横の長さの比率のことです。
Twitterのカルーセル広告において、ひとつのカルーセル広告内では、全て同じアスペクト比の素材しか使えません。そのため、動画サイズの選定は非常に重要です。
カルーセル広告に使用できる画像の形式やサイズ
Twitterのカルーセル広告に使用できる画像の形式やサイズには、一定の決まりがあります。使用できる画像のファイル形式は、PNGとJPEGの2種類のみとなります。また、画像のサイズは、縦横比が1.91:1~1:1の範囲内であれば使用可能です。
カルーセル広告に使用できる動画の形式や長さ
画像と同じように、使用できる動画の形式やサイズにも一定の決まりがあります。使用できる動画のファイル形式は、MP4とMOVの2種類のみです。また、動画のサイズは、縦横比が16:9~1:1の範囲内であれば使用することができます。
フォロワー数キャンペーンとの併用はできない
「フォロワー数キャンペーン」とは、アカウントを広告として表示することでフォロワー数の獲得を促す機能です。「フォロワー数キャンペーン」は、フォロワー数を増やすことにおいては非常に有効的な手段として多くの人々に知られています。しかし、「フォロワー数キャンペーン」において、Twitterのカルーセル広告を用いることはできません。
仮にTwitterのカルーセル広告を用いて画像や動画を掲載した場合でも 、メディアそのものとしては表示されず、その代わりに「フォロワーカード」が表示されるようになっています。
公開後は編集できない
Twitter のカルーセル広告においては、情報公開後の編集は一切できません。つまり、画像・動画の素材やテキストメッセージの選定を慎重に行う必要があります。なお、まだ公開されていない予約投稿や下書きについては、ツイート作成画面での編集が可能です。
Twitterのカルーセル広告の作成手順4つ
ここからは、実際にTwitterのカルーセル広告を作成する手順について説明します。広告作成の手順は大きく分けて4つあります。
Twitterのカルーセル広告を作成したいと考えている方は参考にしてください。
Twitter広告マネージャーからツイートを入力する
はじめに 、Twitter の広告管理画面(Twitter広告マネージャー)の「クリエイティブ」というタブからツイート作成画面を開きます。最上部の枠内にユーザーの任意の内容でツイートテキストを入力します。右側のプレビューから「モバイル」と「デスクトップ」の切り替えができるので、 確認しながらテキストを追加してください。
カルーセルを選択しメディアを追加する
「画像または動画」と「カルーセル」の2つの選択画面があるので、「カルーセル」の方を選択し、クリックしてください。その後「メディアを追加」を選択し、「ファイルをアップロード」もしくは「メディアライブラリー」から任意の画像または動画を追加してください。
カードタイプを選択する
ここまで進んだら、次は「カードタイプ」を選択します。「ウェブサイト」「アプリ」「カードなし」の3種類から選んで、クリックしてください。
「ウェブサイト」「アプリ」それぞれを選択した後の操作については以下で解説します。
ウェブサイトを選択した場合
ウェブサイトを選択した場合は、「カード名」と 「ヘッドライン(見出し)」の欄にそれぞれテキストを入力します。カード名とヘッドラインが入力できたら、「ウェブサイトの URL 」から広告のリンクをクリックした先の URL を設置してください。
アプリを選択した場合
アプリを選択した場合は、ヘッドラインは必要なく「カード名」の入力だけです。その後、「アクション誘導」の一覧から「インストール」「プレイ」「購入」「予約」「接続」「注文」「開く」のいずれかを選びましょう。
ツイートまたは予約設定をして公開する
上記の手順が完了したら、ツイート作成画面の右最上部にある「ツイート」ボタンを押すとすぐに公開されます。公開日時を設定したい場合は、「ツイート」ボタンにあるドロップダウンをクリックして、「予約設定する」から公開日時を設定します。
Twitterにおけるカルーセル広告を知って有効に活用しよう
Twitterのカルーセル広告は、最大6つの画像や動画を使用することにより、1つの画像・動画だけでは伝えきれない魅力を効果的にアピールすることができます。また、Twitterの標準機能であるリツイートや他のユーザーのツイート、いいねボタンにより、話題に対して会話が拡がり、副次的効果が起こることが予想されます。つまり、カルーセル広告をTwitter上で活用することで、相乗的な効果が期待できるということです。
カルーセル広告のメリットや注意点について理解を深めることで、その広告効果を飛躍的に伸ばせるでしょう。