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Twitter広告のメリット
Twitterは2017年10月時点で、4500万人の月間利用者を抱えるSNSです。プロモーション広告やフォロワー獲得広告、ライブ配信を伴った広告など、数多くの目的のための広告が用意されています。
中でもマーケティングの強みとして、ユーザーの興味があるジャンルを解析して流したり、最新トレンドに合わせて広告を設定したりすることができます。出典：ツイート｜TwitterJapan
参照：https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080?s=20
Twitter広告の設定手順7つ
現在ではTwitterでの広告は、企業だけでなく個人でも設定しているアカウントを見かけるほど身近なものです。
Twitter社は広告の設定手順を丁寧に説明しているため、誰でも気軽に設定することができます。ここからは、広告の設定方法について7つの手順を説明していきます。ただし、広告の目的や予算などは先に決めておく必要があるので注意してください。
広告アカウントの開設
Twitter広告を出すには、広告専用のアカウントが必要です。アカウントの開設をしてから広告が配信されるまで、数週間ほどかかることがあります。
また、アカウントのステータスが「非公開アカウント」「凍結されたアカウント」「削除されたアカウント」の場合は広告が設定できないため、注意が必要です。
広告文や画像をツイート
広告用のアカウントを作り終えたら、広告とするツイートを作成しましょう。
数多くのツイートやTwitter広告がリアルタイムで流れていくタイムラインにおいて、人の目に留まる文章や画像が必要とされるでしょう。先着順のキャンペーンや印象的なグラフィックを使うなど、タイムラインを見ている人たちの興味を引く広告にしましょう。
キャンペーンを設定
Twitter広告の目的は大きく分けて3つ挙げられます。「ブランド認知度の向上」「購入検討」「アプリへのアクション増加」です。
認知度の向上は主にwebサイトへの誘導、購入検討は商品の紹介や公式オンラインショップへの誘導、アプリへのアクション増加はGoogle PlayストアやAppストアへの誘導が主な目的となるでしょう。
どのような目的でTwitter広告を出すのか、しっかりと検討して設定しましょう。
広告グループの設定
Twitter広告の本文を作り終えたら、次は広告グループの設定をしましょう。この広告グループは、後々広告レポートでユーザーの反応やアクセス数を確認するのに役立ちます。
設定方法としてはアカウントから「Twitter広告」にアクセスし、キャンペーン作成画面から広告グループを設定していきます。
クリエイティブを作成
Twitter広告クリエイティブには、プロモ広告やフォロワー獲得広告、Twitterライブによる宣伝など多くの種類があります。サイトや商品ページへの誘導、フォロワーの獲得など狙いたい効果を検討しましょう。
特殊なものになると、タイムラインテイクオーバーと呼ばれるタイムラインのトップに表示させるTwitter広告があり、ブランドの周知に一役買ってくれる広告クリエイティブもあります。
キャンペーンの内容を編集
広告の狙いや形式を決定したら、キャンペーン内容を編集していきます。広告設定にはターゲットとする年齢層やツイート傾向を指定できる機能もあります。
どの層にどのように訴えかけたいのか、周知を目的とするのか販売を目的とするのかなど、キャンペーン内容にズレがないかどうかチェックしましょう。
キャンペーンの内容を確認・配信
一通り設定が終わっても、すぐに配信が開始されるわけではありません。
「キャンペーンを開始」をクリックすると、Twitter広告のポリシーに反していないか審査が始まります。審査が終わり次第配信が開始されますので、「キャンペーンを開始」をクリックする前に内容をきちんと確認しておきましょう。
効果的なTwitter広告設定と配信する時の7つのコツ
Twitterに広告をのせても思うようにアクセスが伸びないことがあるでしょう。
Twitter社は多くの広告分析用のツールや、アクセスを伸ばすためのコツを紹介しています。ツールを使用するので大変そうに見えますが、広告キャンペーンの中にある機能のため、利用しやすいものがそろっているでしょう。ここでは、広告の設定や配信時のコツを7つ紹介していきます。
広告マネージャーで定期的にレポートの確認
広告マネージャーは、広告キャンペーンの設定や管理、レポート作業を行うツールです。初期設定では、結果、結果あたりのコスト、結果レートが表示されますが、アクセスしたユーザーの傾向や日別のアクセス数など、様々なレポートを見ることができます。
広告マネージャーのレポートを活用することで、事前に設定した目標に達しているかを確認しておきましょう。
ターゲティングの条件ごとに広告グループを分ける
広告グループでは、個々のキャンペーンで使う予算やターゲティングを設定してレポートとして分析することができます。
広告グループの特徴としては、1つのキャンペーンに多数の広告グループを含めることができることが挙げられます。複数の広告グループを作り、年齢別や興味のある分野、普段使用しているデバイスなど条件ごとに分けることで、的確に分析することが可能となるのが強みと言えます。
広告は可能な限り複数用意する
Twitterには様々な属性を持つ人たちが参加しています。特定イベントの開催時期にアクセスが急増することもよく起こります。
全てを一つの広告で網羅するのは困難なため、可能な限り多くの広告を用意しておくことが大切です。Twitterでのブームは突発的に起こるので、ブームが起きた後に広告を用意するのでは申請などが間に合いません。より多くの機会、より多くの人に訴求できるように複数の広告を用意しておきましょう。
個人でもTwitterを活用する
Twitterは様々な人達が利用しています。また、多くの広告がタイムライン上に流れてきます。
そこで一人のユーザーとして参加し、どのようなタイミングでどのような広告が流れてくると効果的なのか、自分自身で確かめてみることも有効でしょう。気になる広告が流れてきたら、リプライやリツイートした人たちの傾向を見て、どのような反応を示しているか体感するとより一層魅力的な広告作りに役立てられるでしょう。
ターゲットにするユーザーを明確にする
Twitterは国内だけで数千万人が利用するSNSです。年齢性別の他に、住んでいる場所や仕事、興味の分野まで幅広く、ありきたりな広告では目に留まらせることは難しいでしょう。
そこで重要になってくるのが、どんなユーザーにみてほしいかというターゲティングです。Twitterには多くのトピックや、350種類以上の興味関心項目があります。その中から、どのようなユーザーをターゲットとするのか絞り込むことが大切と言えます。
出典：興味関心ターゲティング｜Twitter
参照：https://business.twitter.com/ja/targeting/interest.html
わかりやすく魅力的なコピーを書く
Twitterはリアルタイムで大量の情報が流れていきます。その中で興味を引く、わかりやすく魅力的な広告にしていく必要があります。
ここで気を付けたいのが、文字数制限いっぱいまで使う広告は長すぎて見てもらえない可能性があるということです。ツイートは本文がわずか25～50文字の場合にユーザーの興味を引きやすいとTwitter社は分析しています。明確で魅力的なメッセージを心掛けましょう。
出典：広告のベストプラクティス｜Twitter
参照：https://business.twitter.com/ja/advertising/ads-best-practices.html
検索ではわからないニーズを把握する
ユーザーは常に欲しいものや興味のあるものをツイートしているわけではありません。こちらから広告で訴えたいことを検索していても、ニーズが把握しきれないことがあるでしょう。
そこで、興味関心やフォロワーが似ているアカウントのターゲティングが役に立ちます。広告キャンペーンから「興味関心ターゲティングやフォロワーが似ているアカウントのターゲティング」ごとに表示すると、そういったツイートの検索だけではわからない傾向を分析することが可能でしょう。
Twitter広告の設定の注意点5つ
ターゲットとする層を間違えたり、内容自体に誤りがあったりするとたちまち興味を持たれなくなってしまうでしょう。
広告には文章のミスがないかの校正や、ターゲティング設定に間違いがないかなど検討するべきことがいくつかあります。ここからは、Twitter広告の設定で注意すべき点を5つ挙げていきます。
数値の入力間違い
当然ですが、日時や値段に間違いがあれば、広告として成り立たないでしょう。広告内容と実際にツイートとして出回ることになるツイートに矛盾がないか、ミスがないかチェックすることが大切です。
一度広告としてタイムラインに配信されてから入力ミスに気が付くことのないように、担当者以外にもチェックしてもらって間違いがないように気を付けましょう。
ターゲティングの設定間違い
どんなに簡潔でわかりやすい魅力的な広告でも、ターゲティングが間違っていたら効果を発揮しないでしょう。興味や関心を持っていないユーザーのタイムラインに表示しても、目に留まらないのが実情と言えます。
また、使用するデバイスによってもターゲティングがあり、スマートフォンがメインなのか、パソコンを主に使用しているのか、どんなユーザーにターゲットを絞るかが重要でしょう。
GoogleとTwitterのターゲティング思想を把握する
Googleのターゲティングには、検索しサイトを訪問した人や商品を購入した人に類似のサイトを表示するリマーケティングがあると言えるでしょう。これから不特定多数の人に興味を持ってもらおうとするTwitter広告とはターゲティング思想が異なっています。
どちらがより効果的な広告になるかはターゲティング次第なので、慎重に設定する必要があります。
Twitterのポリシーに反してないか
Twitter広告にはコンテンツに関するポリシーがあり、ポリシーに反していると審査が通らなかったり、ユーザーからの通報で広告が差し止められたりする場合もあります。具体的には性的なコンテンツやヘイト表現・差別を助長するもの、偽造品の販売や著作権を侵害するコンテンツが挙げられます。
これらのポリシーに反していないか、広告を配信する前にしっかりとチェックしておきましょう。ユーザーからの通報で差し止められた場合はアカウントの信頼性が著しく低下し、デジタルタトゥーとして残ってしまう可能性があります。
設定内容を透明化する
どんなターゲットにどのようにアプローチしたいかなど、内容を透明化する必要があるでしょう。
煩雑すぎる設定や、目的が明確でない広告は、広告マネージャーなどの分析ツールで求める結果が出ないことがあるからです。どのような目的で、予算やターゲティングがどうなっているのか、誰から見てもわかりやすく透明化された設定を心掛けましょう。
予算や入札価格は正しいか確認する
広告グループを使って費用をコントロールすることができます。Twitterには、複数の広告グループを設定し予算を設定することによって、パフォーマンスの高い広告グループが優先的に配信される自動最適化機能があります。
この機能は広告キャンペーンの項目をオンにしていないと働かないため、こまめに広告グループの分析を見て予算配分を確認しておきましょう。
出典：広告マネージャー｜Twitter
参照：https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/twitter-ads-manager.html
効果的なTwitter広告の設定について知識を深め実践しよう
それだけではなく、個人としてもTwitterを使用することで、大量のツイートが流れていくタイムラインでどのような広告が目を引くのか理解することができるでしょう。
分析ツールや傾向と対策などのトラブルシューティングも完備されています。広告設定や分析など学ぶべきことは多くありますが、実践を通してより良い広告を作っていく一助としてはいかがでしょうか。
