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リスティング広告を本から学ぶメリット3つ
インターネットなど、リスティング広告を学ぶ手段は他にもありますが、本で学ぶからこそ得られるメリットがあります。特に、効率性、信頼性を求める方には本での学習がおすすめと言えるでしょう。
ここでは、リスティング広告を学ぶ手段の中でも、本が持つメリットを3つ紹介します。体系的に学べる
本はプロの目によって練られ、筋道を立てて構成されています。本の著者は、1冊の本という作品の中で読者の理解が完結するように工夫をしています。それをさらに編集者が何度もチェックして出版に至ります。
そのため、読者は目次にしたがって読んでいくことで知識を体系的に学ぶことができるようになります。したがって、初心者が広く浅く、本質的な知識をつけるためには、まず入門書を読んでみるのが良いでしょう。
一方、インターネットの検索では、無料で手軽に情報を得られますが、目的の情報を得るためにいくつものサイトを探し回ることになりがちです。それでは効率が悪く、時間もかかってしまうため、デメリットの方が多いと言えるでしょう。
実例を知ることができる
リアルな実例から効率の良いやり方を学び、リスクを回避することができます。本には、多数の実例が具体例として紹介されています。他者の実例から成功体験・失敗体験を追体験することで、いざ自分でやってみるときにも落ち着いた対応をすることができます。
また、自分で同じ失敗をするプロセスを省略することができるため、効率的に正しいやり方にたどり着けるでしょう。
インターネットでも実例を探すことはできますが、本では読者にとって効果的な実例を厳選して取り上げているため、より学習の助けになると言えます。
エビデンスの信用性が高い
本は、内容についての責任の所在が比較的明確です。一般的に、本は専門家によって書かれ、出版社を通して発行されるため、不確かな情報が記載されている可能性は低くなります。したがって、本はインターネットや一般雑誌に比べ、情報の信頼性が高い情報と言えます。
一方、インターネット上の個人のブログなどでは、信憑性の低い情報も含まれています。また、情報が古いまま更新されていないものも見られます。
さらに、故意的に誤った情報を掲載している可能性もないとは言い切れないため、信用性の点では本に劣ると言えるでしょう。
初心者がリスティング広告を学ぶ際におすすめの本12選
リスティング広告、インターネット広告に関する本の中から、初心者におすすめのものを紹介します。リスティング広告は本で学ぶのがおすすめだと記載してきましたが、ここでは初心者の学習の助けになってくれるおすすめの12冊を紹介していきます。
いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本 人気講師が教える自動化で利益を生むネット広告
基本知識から最新知識まで身に付けることのできる入門書です。経験豊富、かつ実務最先端で活躍する著者3名による共著で、リスティング広告を始めようとする読者がつまずきやすいポイントについて、やさしく解説しています。
予算の設定、キーワードの選定、入札といった必須知識はもちろん、自動で利益を生む仕組みについての記述もあり、時代に即したノウハウを学ぶことができます。
手順だけでなく、その背景にある考え方も解説してくれているため、応用力が身に付く1冊です。
新版 リスティング広告 成功の法則
リスティング広告の本質を伝えることを重視して書かれている1冊です。めまぐるしく変化するリスティング広告における、普遍的な知識が身に付きます。
リスティング広告のプロである著者が、長年の実務経験のなかで得たノウハウをもとにして、時を経ても変わることのないリスティング広告の本質を抽出してくれています。
リスティング広告に関する書籍は多くありますが、テクニックを学ぶ前の教養として、まず通読しておきたい1冊です。
リスティング広告のやさしい教科書。ユーザーニーズと自社の強みを捉えて成果を最大化する運用メソッド
入門書でありながら、リスティング広告で成果を上げるための考え方も学べる1冊です。実例を使って、思考の流れを具体的に解説してくれています。
リスティング広告の基本的な知識や設定手順をかみ砕いて説明するだけでなく、成果を上げるための思考プロセスを伝えることに力を入れているのが本書の特徴です。
リスティング広告において肝となる「キーワード」や「広告文」をどのように考え出すのか、検索連動型広告とディスプレイ広告の効果的な組み合わせ方、自動化を取り入れる際の考え方についても紹介されています。
2020年11月発売と、比較的新しい本であることも最新知識を得るために役立つでしょう。
1時間でわかる ネット広告超入門
インターネット広告の知識がゼロの方にもやさしい1冊です。インターネット広告の基本、種類、出稿方法、運用サイクルと、理解しやすい4章構成になっています。
本書はインターネット広告全般に関する入門書で、インターネット広告の知識がほとんどない方向けのシンプルな構成となっています。付録として「ネット広告用語一覧」が付いているのも初心者には嬉しい工夫です。
インターネット広告に興味はあっても、何から手をつけてよいのか分からないという方の最初の1冊としておすすめです。
ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102
インターネット広告全般について、成果を上げるためのヒントを与えてくれる1冊です。リスティング広告を運用していて困ったときに開けば、打開策が見つけられるでしょう。
リスティング広告だけでなく、ディスプレイ広告、SNS広告、リターゲティングなどについても解説しているため、インターネット広告全般について詳しくなれます。
インターネット広告を運用する上でぶつかりやすい壁に対する具体的な打開策を提案している本書は、リスティング広告を実践する際に手元においておきたい1冊です。
できるところからスタートする コンバージョンアップの手法99
忙しい方でも着手しやすいノウハウを多数紹介している本です。Webサイト運営で成果を上げるための小技をたくさん教えてもらえます。
本書では、Webサイトを運営する方が短時間でも、コンバージョンを上げることができるように、「コンバージョンを上げるための基本」「ユーザーを集めるための施策」「ユーザーにできるだけ長く留まってもらうための施策」「ユーザーに再訪問してもらうための施策」を紹介しています。
なお、「コンバージョン」とは、Webサイトの訪問者が商品を購入したり資料請求したりすることです。
目次が見にくいと、本来必要としていた情報を見失いがちですが、シンプルな4章構成で99個のトピックスから成り立っているため、そのようなことがなく便利です。
ポチらせる文章術
フェイスブックでフォロワー1万件以上の会社を運営する著者が伝える文章術です。カリスマコピーライターの著者から、効果的なネット文章術を学べます。
リスティング広告で成果を上げるためには、広告に興味を持ってもらうことが重要です。広告を見ている方がクリックしたくなる文章を書くためにはどうしたらよいか、ポイントが詰まった1冊となっています。
1億人のインターネット広告 ヒットを生み出す最強メソッド
インターネット広告について、時代の変化を踏まえて総合的に解説した1冊です。初心者でも自分に合ったインターネット広告の選び方、成果の上げ方が分かります。
リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告、アフィリエイト広告など、近年盛んに利用されているインターネット広告について、それぞれの広告形態の特徴や、出稿の流れ、設定するべき目標などをやさしく解説しています。
初めてインターネット広告を出す方に向けて書かれているため、最初の1冊にもおすすめです。
最速で成果を出すリスティング広告の教科書
リスティング広告で手っ取り早く成果を上げるノウハウを学べる1冊です。200社以上のWebコンサルティングを経験した著者が集客の極意を教えてくれます。
本書は手っ取り早く売り上げを上げたいWeb担当者に向けて書かれています。
リスティング広告の基礎知識はもちろん、成果を上げるための運用ポイント、売れるWebサイトに変える方法、広告費の抑え方、ディスプレイネットワーク広告やリマーケティング広告に至るまで幅広いテーマを取り扱っています。
新版 SEM:リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則
検索エンジンを研究する著者が贈る、ロングセラーのリニューアル版です。実践に必要な知識と本質的な考え方が身に付きます。
本書では、キーワードの選び方や広告テキストの作り方といった基礎知識に加え、ディスプレイネットワーク広告、リマーケティング、スマートフォン向け広告といった分野についても学ぶことができます。
目次には100個の法則がずらりと並んでいるため、全体像を掴んだり、索引として使ったりという便利な使い方ができます。
現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲るランディングページ
個人でも実現可能な売り上げと反響を呼ぶ秘策を紹介している本です。「ランディングページ」を中心に、効率的なWebマーケティングを楽しく解説しています。
「ランディングページ」とは、訪問者がホームページの中で最初にアクセスしたページのことをいいます。
本書では、まるでブログを読むような砕けた語り口で、やるべきことを具体的に説明しています。膨大な経験則から編み出された成功ルールを知り、汎用性が高いWebマーケティングの施策を学ぶことができるでしょう。
リスティング広告 プロの思考回路
SEMが世に広まり始めたころから活躍していたプロの思考回路を垣間見れる1冊です。Google AdWordsの元「インサイダー」を含む7名の著者による共著です。
単に方法を列記したりマニュアルを紹介したりするのではなく、インターネット広告を成功させるための本質的な思考法が満載です。リスティング広告、SEMの基本、運用法、将来の見通しなどを学ぶことができます。
本でリスティング広告を学ぶ際に注意すること4つ
続いて、本での学習特有の注意点および学習する際に注意すべきこと全般について紹介します。これまで記載してきたように、リスティング広告を学ぶにあたって、本はとてもおすすめできる方法ですが、注意しなければならないポイントがあります。
ここではそんな注意点から、主な4つをご紹介します。
レベルに合った本を選ぶ
リスティング広告について書いている本でも、その内容・難易度はまちまちです。本にはターゲットとしている層があるため、その対象から外れた本を読んでも思うような知識は得られません。目次や内容をよく確認し、最初の1冊は入門書から始めるようにしてください。
広く浅く知識をつけたら、次は中級編、さらに上級編と、少しずつ難易度を上げていきましょう。その時々の知識レベルに合わせた本を選ぶことで、より効果的に知識を身に付けることができます。
最新の情報であるか確認する
刊行後に時間が経った本は、時間の経過とともに記述されている内容・資料・表記等が古くなっている可能性があります。小説や伝記であれば、内容が古くなることはほとんどありませんが、リスティング広告のように日々変化している分野では注意が必要です。
また、同じ著者の同じ題名の本であっても、新刊が発行されていれば、その内容はより現状にふさわしい情報に更新されている可能性が高くなります。
疑問はその都度解決する
浮かんできた疑問は、億劫でもその場で調べて解決してしまうことが大切です。リスティング広告を学習していく中で、「本に書いてあることが理解できない」と悩むこともあるでしょう。
そんな疑問を放置してしまうと、本を読み進めるうちに分からないことが増え、しまいには何が分からないのかさえ忘れてしまう怖れもあります。そうすると、遡って勉強しなおすのも一苦労でしょう。
分からないことは別の本や、場合によってはインターネットを使って調べてみてください。そのときには完璧に理解するのが難しくても、疑問に思ったことをメモしておき、またあとで見直しましょう。
実践してみる
知識を定着させるために、学習したことを実践してみましょう。本で知識をインプットしただけでは、まだ本当に身に付いたとは言えません。
学校の勉強や仕事でも、聞いたことを「分かったつもり」になって、いざ自分でやろうとしたらどうしてよいか分からなかったという経験はないでしょうか。リスティング広告を本から学ぶ場合にも、同じことがあり得ます。
いったん本を読んで内容を理解したら、その内容を忘れないうちに、自分なりに実践してみましょう。実践を繰り返すことで、理解が曖昧な部分を明らかにしたり、頭の中を整理したりすることができます。
初心者がリスティング広告を学ぶためのおすすめ本を知ろう
良い本を知れば、学習効率を上げることができます。ここまで紹介してきたように、本での学習はインターネットなどと比べて、とても効果的です。
さらに、初心者のレベルに合わせた本を選ぶことで、理解度や知識の定着率も上がります。ぜひ本記事で紹介したおすすめの本を手に取り、今後のリスティング広告を考える一助として下さい。