プロのマーケターが壁打ち相手。デジプロで広告運用の知識を深め、広告代理店向けの事業をスケールさせる

Webマーケティング領域で活躍されている方が学び直しのため、デジプロを受講される方が増えてきています。企業のマーケティング活動を支援する株式会社イルグルムにお勤めの馬場さんも、そのお一人です。なぜ今デジプロを受講されたのか、どのような成果を得られたのかを詳しく伺いました。

広告運用者の業務と思考を理解したい

–これまでのご経歴と現在の業務を教えてください。

新卒で大手半導体商社に入社し、法人営業を10年間経験した後、株式会社イルグルムに転職しました。

イルグルム入社後は、運用型広告レポート自動作成ツール「アドレポ」のセールスを担当し、現在は、広告代理店向け業務のDX化をミッションに事業計画の策定などにも従事しています。

–デジタルマーケティング領域は未経験で入社されたそうですが、現在のご活躍を聞くと順調にキャリアアップもされているように思います。なぜ今、デジプロを受講しようと思われたのでしょうか?

アドレポは、広告運用業務の効率化の観点からサービスを提供しています。社内にも広告運用に精通する人が多く在籍していますし、私も、年間約200社の広告代理店と面談を行いながら経験を積んできました。

ですが、私は広告運用の経験がないため、入稿方法や業務フローに関する具体的なご相談内容をその場で理解しきれないこともありました。そうした場合は社に持ち帰ってから判断しているのですが、それでは事業の意思決定スピードも落ちてしまう。事業をスケールさせるには私自身が広告運用業務の理解を深めた方がいいと判断し、デジプロの受講を決めました。

デジプロには、広告の入稿方法やプランニングなど、広告運用者の思考を一通り体験できることに期待していました。

プロのマーケターが壁打ち相手!

–なるほど。そうした期待を持って受講された馬場さんにとってデジプロの講義の満足度を100%とすると、どのくらいの満足度でしたか?

120%の部分と50%の部分があったので、トータルでいうと満足度は80%くらいですね。

満足度が高かったのは、プロのWebマーケターの率直な意見が聞けたこと。思わぬ副産物ではあったのですが、毎回の講義で業務にまつわる質問もたくさんさせてもらいました。

好きな時に見られる学習用の動画も良かったですね。基礎知識が入った後で講義を聞くので理解も進みます。予習で入稿業務の動画を見ていると、「以前お客さんから入稿について質問されたなぁ」というのを思い出すこともあって。そうした業務に関する質問も講義中にさせていただいていました。

講師がプロのWebマーケターかつ率直な物言いをされる方だったので、「こういうサービスがあったら欲しいですか?」「こんなプロダクトってありだと思いますか?」と、ついついいろいろ聞いてしまいましたね。

卒業生インタビューで、「デジプロ受講をコンサルだと思えばお得」と言われている方がいましたが、たしかになと実感しました。私も学びながら、壁打ち相手のようなコンサルのような活用もさせてもらいました。

型にはまりすぎない、脱線可能な講義はとても楽しい時間でした。

満足度が低かったのは、デジプロを受講しただけでは広告を運用して成果が出せるようにはならなかったこと。私の見立てもあまかったし期待値も上げすぎていたゆえに、満足度は低くなりました。

–ご自分で広告運用をしたいという期待もあったのですね。

一番の目的は、広告運用業務を理解してサービス改善に生かすことでしたが、裏の目的というか、この機会に自社広告をインハウス化できたらいいなって期待もあったんですよ。

でも受講してみて、「広告運用を自分で巻き取っちゃうと他のことができなくなる」とわかりました。広告代理店は大変なことをやっているんだと理解できて、手数料がリーズナブルだという感覚になりましたね。

広告代理店に依頼している自社広告の反応もアップ

–講師とのやりとりで印象に残っているエピソードを教えてください。

いろいろ印象に残っていますが、一つあげるとすると、「デジタルマーケティングって響きはかっこいいけど、素人が運用していることも多く、当たり前のことが当たり前にできていないことが結構ありますよ」と言われたことでしょうか。

歴史の浅い業界なので属人化している部分はあると思っていましたが、それが思っていた以上に多かったというか。講師とのやりとりで、そうした属人化されている部分だったり、ミスが起こりやすい業務だったりをカバーできるプロダクトを提供できたらおもしろいかもなぁと考えたりしましたね。

–デジプロ受講前と後で仕事への取り組み方に変化はありましたか。

2つの変化がありました。1つは、お客さまの話が体感としてわかるようになったことです。管理画面の細かな話はわかっていないことも多かったのですが、今は余程の相談でない限りは、その場で理解できるようになったのでやりとりがスムーズになりました。

もう1つの変化は、広告代理店に委託している自社広告の発注指示が、具体的に出せるようになりました。私がレスポンシブ広告の仕組みを理解したことで、「うちの製品だったらこんな出稿の仕方をした方がいいと思いますがどうですか?」といったアイデアを出せるようになりました。

以前は「何がいいですかね」と言った漠然としたオーダーの出し方をしていたのですが、「これはあり」「それはなし」とこちら側の選択肢を狭めていくことで、広告代理店もアイデアを出しやすくなっているのではないでしょうか。お互いに業務のスピードも精度も上がり、いい形でPDCAを回せているように思います。

広告代理店とのコミュニケーションが円滑になり、運用の成果も以前より上がってきています。

–広告依頼主が広告運用業務を理解しているほうがスムーズですか?

広告代理店の方から、運用の仕組みを理解していないクライアントが無茶なオーダーをしてくるといった話を聞くことも少なくありません。広告代理店の担当者が経験者ならうまく対応できるだろうけど、未経験な人だとそこで疲弊しちゃうこともあるんですよね。

そういう環境を改善するためには、もっと広告運用スキルが一般化したらいいし、依頼する側の広告運用リテラシーをあげていかなきゃなぁと思いますね。

自社プロダクトの価値を広げる組織作りに注力していきたい

–デジプロのプログラムで「こんなのがあったらいいな」があればぜひうかがいたいです。

私も広告運用未経験で入社しましたが、現在も未経験採用は少なくありません。デジタルマーケティングの人材は慢性的に不足しているため、採用後の育成については当社に限らず、業界として大きな課題と認識しています。しかし、社内研修や教育担当の配置などの教育環境が整っていても、未経験からの育成は簡単ではありません。デジプロでそうした研修などを支援していただけたらおもしろいのかなとは思いますね。

–ありがとうございます。馬場さんの今後の目標を教えてください。

自分の裁量で進められる仕事の幅をどんどん広げていきたいなと思っています。

私は前職で、会社が取り扱うさまざまなプロダクトを組み合わせて価値を最大化するという経験をしていたので、現職でもそれをやりたいなぁと考えていました。今は1つの事業に集中して最大化することをミッションにしていますが、当社が取り扱うプロダクトは複数あり、M&Aも積極的に行っています。”1+1=2”ではなく、組み合わせ次第では10にも100にもなる可能性もあるので、今後はそういったことにチャレンジしてきたいと考えています。

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