目次
Google広告の画像表示オプションでなにができる?
Google広告には「画像表示オプション」という機能があります。
通常、検索広告は、文字だけのものですが、その文字の脇に画像も表示して視覚的にも広告パフォーマンスを高くする工夫が出来るものです。広告表示オプションは、検索ユーザーに商品情報をより良く伝えることができる機能です。CTR(インターネット広告のクリック率)とCVR(コンバージョン率)の改善を目的に、広告表示オプションは積極的に使用すると良いです。
Google広告の「画像表示オプション」について説明していきます。
表示回数やクリック数などの数値を確認できる
Google広告「画像表示オプション」では、画像ごとの表示回数やクリック数、費用、コンバージョン等を広告の文と同様に確認ができます。
キャンペーンや広告グループ単位で広告効果の検証が可能です。そして効果が高い画像を替えながら広告を実施することも可能です。設定変更は20枚まで可能です。
ユーザーの目に付きやすくなる
Google広告「画像表示オプション」で、画像も表示する設定にすると、ユーザーの目に付きやすい広告となります。
広告のテキスト内容と関連性の高い画像の設定で、商品イメージを高く連想させることができるためです。使用可能な画像サイズが選びやすい
画像の仕様は下記のように、基本は1:1 のスクエアサイズとなります。また、広告管理画面のトリミング機能を使用することで、スクエアサイズ以外の画像も可能です。そのため使用可能な画像サイズは選びやすいということになります。
・画像の形式:PNG、JPG、静止GIF
・アスペクト比:スクエア(1×1)必須
・アスペクト比:横向き(1.91×1)任意(推奨)
・画像の解像度:スクエア(1×1)、300×300(最小)、1200×1200(推奨)
・画像の解像度:横向き(1.91×1)、600×314(最小)、1200×628(推奨)
Google広告の画像表示オプション(ベータ版)が持つ機能
Google広告の画像表示オプション(ベータ版)の機能をおさらいします。なぜ文字以外に画像を付加すると良いのでしょうか。
設定できる画像の仕様について、まとめて解説します。説明文表示の範囲に画像が追加される
画像表示オプションは、Google検索結果の説明文の他に広告文が付きますが、その広告に関連した画像が表示されるものです。
簡単にいうと「テキスト広告に付随して画像が表示できる」機能です。広告に合った画像を選択しておけば、広告の視認性を高くすることができます。
追加できる画像の仕様は?
アップロード追加ができる画像の仕様は次のようになっています。・画像の形式:PNG、JPG、静止GIF
・アスペクト比:スクエア(1×1)必須
・アスペクト比:横向き(1.91×1)任意(推奨)
・画像解像度:スクエア(1×1)300×300(最小ピクセル)1200×1200(推奨ピクセル)
・画像解像度:横向き(1.91×1)600×314(最小ピクセル)1200×628(推奨ピクセル)
・ファイルサイズ:5120 KBまで
・推奨される画像のセーフエリア:画像の中央 80% の範囲内に配置
Google広告の画像表示オプション(ベータ版)の設定方法5つ
Google広告の画像表示オプション(ベータ版)の設定方法を解説していきます。
Google広告の管理画面の「広告表示オプション」で、順番に設定していくだけで良いです。「広告と広告表示オプション」タグを選択
パソコンで表示する場合とスマホで表示する場合で、若干画面が異なります。
Google広告の管理画面にある「広告と広告表示オプション」タグを選択します。次に「広告表示オプション」を探してください。
広告表示オプションを選択
Google広告の「広告と広告表示オプション」タグの中にある「広告表示オプション」を選択します。その次は「画像表示オプション(ベータ版)」を探しておいてください。
画像表示オプションを選択
「画像表示オプション(ベータ版)」を選択します。「画像表示オプションを追加」から、「キャンペーン」や「新規作成」を選択しますので、対象広告を検討しておきましょう。
設定したいキャンペーンや広告グループを選択
「画像表示オプションを追加」の画面から、使用したいキャンペーンと、新規作成または既存の広告グループを選択します。選択後は「保存」をクリックして画像データ転送の準備をします。
「画像」をクリックして追加する
「画像表示オプションを追加」の画面から「+画像」をクリックすると、画像のアップロード画面になります。ここでアップロードする画像を選択します。基本条件として、アスペクト比が1:1のスクエア画像1枚の画像をアップロードします。
画像にカーソルを合わせると「画像を使用」が表示されるのでクリックします。「画像比率1×1を選択」または「画像比率1.91×1を選択」をクリックします。「保存」をクリックして最初の画面に戻り、他の画像も同様に選択し「保存」をクリックし設定を完了します。
Google広告の画像表示オプションを利用するときの注意点3つ
Google広告で使用する画像には何点か注意点があります。
静止画以外のもの使ったり、画像に文字やロゴを重ねて表示したりしたものは対応できません。また、詳細内容は省略しますが、編集ポリシーの画質の要件を満たす必要もあります。
静止画を利用しない
Google広告の画像表示オプションで使用する画像に静止画像以外のものを使用してはいけません。
つまり、動画ファイルや 動画系のGIF画像ファイルの利用はできないため注意が必要です。画像に文字を重ねて表示しない
Google広告の画像表示オプションに使用する画像にテキスト文字を重ねているものは許可されていません。ただし、商品の画像に写りこんでいる画像的な商品名は認められます。
ロゴを重ねない
Google広告の画像表示オプションで使用する画像にロゴを重ねて表示することも許可されていません。ただし、商品の画像に写りこんでいるメーカー名や、ブランド名のロゴは認められます。
Google広告で使用するバナー画像に関するポイント4つ
Google広告やYahoo!広告で使用できるバナー画像があります。
準備したいバナーサイズの優先度順や、Google広告やYahoo!広告専用のフォーマットにおけるバナー画像の大きさや種類の選び方を解説します。Google広告で使用するバナー画像の選び方
Googleディスプレイ広告の「アップロード型ディスプレイ広告」や、Yahoo!のディスプレイ広告「バナー広告」で共通で利用可能な、推奨されている人気の5つのバナーサイズについて最初に解説します。
この人気の5つのサイズでイメージ広告のバナー画像を準備しておけば、表示形式が自動的に調節されて、Googleディスプレイネットワークの中では、ほぼ対応が可能です。
アップロード型ディスプレイ広告の場合のバナーサイズ(px)と対応デバイスを解説します。画像容量は、Google広告は150KBまでです。(デバイス名:PCはパソコン、TBはタブレット、SPはスマートホンを示します)
・300×250 PC/TB/SP
・160×600 PC/TB
・728×90 PC/TB
・300×600 PC/TB
・320×50 SP
それでは各ディスプレイ広告に最適なバナー仕様を紹介していきます。ディスプレイ広告の場合
通常のディスプレイ広告の場合のバナーサイズ(px)と対応デバイスを解説します。・300×250 PC/SP
・160×600 PC
・728×90 PC
・300×600 PC
・320×50 SP
・468×60 PC
・320×100 SP
・200×200 PC/SP
・240×400 PC
・250×250 PC/SP
・250×360 PC
・336×280 PC
・580×400 PC
・120×600 PC
・300×1050 PC
・930×180 PC
・970×90 PC
・970×250 PC
・980×120 PC
・300×50 PC/SP
レスポンシブディスプレイ広告の場合
レスポンシブディスプレイ広告は、規定のバナーとテキストを作成するだけであらゆるデバイスに対応した広告を自動作成・配信してくれる優れものです。Google広告も、Yahoo!広告も利用が可能です。
レスポンシブディスプレイ広告の場合のバナーサイズ(px)と規定の大きさの内容とGoogle推奨を解説します。・600×314 画像(横長)の最小
・1200×628 画像(横長)の最大、(推奨)
・300×300 画像(スクエア)の最小
・1200×1200 画像(スクエア)の最大、(推奨)
・512×128 ロゴ(横長)の最小
・1200×300 ロゴ(横長)の最大、(推奨)
・128×128 ロゴ(スクエア)の最小
・1200×1200 ロゴ(スクエア)の最大、(推奨)
Google広告のみで使用できるバナーサイズとは
Google広告のみで利用できるバナーサイズは下記のようになります。
サイズ(px)と対応デバイスを示します。画像容量は、Google広告は150KBまでです。
・200×200 PC/TB/SP
・240×400 PC/TB
・250×250 PC/TB/SP
・250×360 PC/TB
・336×280 PC/TB
・580×400 PC/TB
・120×600 PC/TB
・300×1050 PC/TB
・930×180 PC/TB
・970×90 PC/TB
・970×250 PC/TB
・980×120 PC/TB
・300×50 SP
Yahoo!広告のみで使用できるバナーサイズ比較
Yahoo!広告でのみ利用できるバナーサイズと対応デバイスの解説です。画像容量は3MBまでです。このサイズも準備しておくとYahoo!広告にも使えるので便利です。
・600×600 PC/TB
・640×360 SP
カスタマイズされたバナーを利用したい時の方法
カスタマイズされたバナーの利用方法としては、冒頭で解説した、Googleディスプレイ広告の「アップロード型ディスプレイ広告」があります。カスタマイズしたい場合のおすすめのバナー広告です。
レスポンシブディスプレイ広告の場合のバナーサイズ(px)と規定の大きさの内容を解説します。スクエア
・200×200 スクエア(小)
・240×400 レクタングル(縦長)
・250×250 スクエア
・250×360 トリプルワイドスクリーン
・300×250 レクタングル
・336×280 レクタングル(大)
・580×400 ネットボード
ビッグバナー
・468×60 バナー
・728×90 ビッグバナー
・930×180 トップバナー
・970×90 ラージビッグバナー
・970×250 ビルボード
・980×120 パノラマ
スカイスクレイパー
・120×600 スカイクレイパー
・160×600 ワイドスカイクレイパー
・300×600 ハーフページ
・300×1050 縦
モバイル
・300×50 モバイルバナー
・320×50 モバイルバナー
・320×100 モバイルバナー(大)
Google広告で画像表示オプションを活用しよう
Google広告の新しい「画像表示オプション」を使用すると、視覚に訴える有効な広告が可能となります。
「画像表示オプション」を使用すると、広告品質が高くなりCTR(インターネット広告のクリック率)の改善にも有効であるため、広告担当者にはおすすめの機能です。さらにGoogle広告、Yahoo!広告の両方で対応できるものを準備すると、なお効率的な広告が可能になりますので、「画像表示オプション」活用をおすすめします。