GA4の基礎知識|イベント・パラメータとは?

GA4のKPI計測で必ず設定が必要なイベント設定。基礎の部分ですが、分かりづらいですよね。そんな方に向けてイベントとは何なのか、また付随する概念であるイベントパラメータとは何なのかを分かりやすく解説します。

2024年03月11日 2025年12月16日

GA4とは

GA4(GoogleAnalytics4)とは最新版のGoogle公式の分析ツールで、Webサイトの分析を行う上で欠かせない存在となっています。

元々はユニバーサルアナリティクス(UA)という名称でしたが、ウェブサイトとアプリ両方のデータを収集できる、Cookieを使用しないプライバシーに配慮した設計などより現在のニーズにあったアクセス解析ツールとして進化し、GA4に名称が変更されました。

UAと大きく違う点の1つが、コンバージョンやその他動作を「イベント」として計測してGA4内にデータとして蓄積していく仕様です。GA4の分析はこの「イベント」をベースに行われます。

この記事では、GA4を使ってみたいけれど何もわからないという初心者の方向けに、GA4の基礎概念であるイベントを詳しく解説し、GA4をより活用する方法をお伝えいたします。

UAからGA4になって何が変わったの?

先ほど、Google公式の分析ツールはもともとUA(ユニバーサルアナリティクス)という名称で、仕様が現状のニーズに合わせて変更されていった結果、現行のGA4(Google Analytics 4)という名称になったとお伝えしました。

では、UAからGA4に変更されて具体的に何が変わったのでしょうか。

端的に説明しますと、ページ単位で分析するシンプルで分かりやすいツールから、ユーザー行動全体を様々な切り口で分析する、複雑だが細かな解析が可能なツールに変わりました。

UAの特徴はシンプルで、

  • ページビューを中心に分析する

  • セッション(訪問)を軸にデータを見る

  • 「どのページが何回見られたか」を瞬時に把握できる

という構造でした。

そのため、アクセス数や人気ページを確認するツールとしては非常に分かりやすく、初心者にも扱いやすい分析ツールでした。

しかし、インターネットやWebマーケティングの発達により、より細かい粒度でユーザーの行動を把握したいというニーズが生まれ、より複雑で細かい分析が可能なGA4が誕生しました。

GA4の特徴は、ページ単位ではなくユーザーの行動を中心に分析する設計になっている点です。

  • ページ閲覧やクリック、スクロールなどのアクションを「イベント」として計測する

  • セッションではなく「ユーザー」を軸にデータを見る

  • 「ユーザーがサイト内で何をしたか」を一連の行動として把握できる

という構造になっています。

そのため、「どのページが見られたか」だけでなく「その後に何をしたのか」「成果につながる行動を取ったか」まで確認できるのが特徴です。

現在はUAの提供が終了しているため、Webマーケティング初心者の方もGA4を使ってサイト解析をすることになります。

GA4は、最初こそ扱いが難しいですが、機能を覚えさえすれば様々なデータを取得できる非常に便利なツールです。

デジプロコラムではGA4の設定方法や探索レポートの作り方など、様々な解説記事をアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

>>デジプロコラム|GA4解説記事
>>デジプロコラム|「Google Analytics」の記事一覧

GA4のイベントとは

GA4上で使用されるイベントとは、ウェブサイトやアプリでユーザーが起こした行動のことです。
イベントという文字通りの意味合いで捉えてしまうと誤解を招いてしまうかもしれません。

GA4の場合、すべてのユーザーの行動はイベントという形で集計されます。

例えば、

  • 初めてサイトに訪れた(first_visit)

  • ページを表示した(page_view)

  • ファイルをダウンロードした(file_download)

  • ページをスクロールした(scroll)

これらはすべて同じ「イベント」という枠組みで扱われます。

GA4のイベント種類

GA4のイベントは大まかに4種類に分類されます。
また、その中でもGA4側で既に用意されているイベントと、GA4またはGTMの管理画面から手動で設定が必要なイベントが存在します。

GA4側で既に用意されているイベントは

自動収集イベント
拡張計測機能イベント

GA4またはGTMで手動での設定が必要なイベントは

推奨イベント
カスタムイベント

です。

各イベントの概要は以下の通りです。

イベントの種類 概要 手動で設定が必要か
自動収集イベント ウェブサイトやアプリにGA4の基本タグを設定すると自動的に収集が始まる基本的なイベント 不要 first_visitsession_startscreen_viewなど
拡張計測機能イベント GA4が用意しているイベントのうち、基本タグを設置しただけでは収集されないが、拡張計測機能を有効にすることで計測されるイベント 設計は不要だが、管理画面で「オン」にする必要あり page_viewscrollclickなど
推奨イベント GA4が用意したイベントのうち、手動でサイトへの設定が必要なもの。後述するパラメータも同時にセットアップする必要あり トリガーの設計などは不要だが、計測のためには手動でのサイトへの埋め込みが必要 purchasesearchsign_upなど
カスタムイベント GA4が用意していないイベントで、自身でトリガーのタイミングなどの設計が必要 必要 -

GA4のイベント設定時の注意点とは

1.イベント名の名称ルール

イベント設定は、設定して終わりではなく設定後の計測を行い、PDCAを回していく必要があります。イベント名、パラメーター名に一貫した命名規則を用いることで、データの整理と分析が容易になります。

2.重複トラッキングを避ける

既存の自動収集イベントや推奨イベントと重複するカスタムイベントを設定しないようにしましょう。まず計測したいデータが「自動収集の中にあるか」「測定機能の強化にあるか」を確認し、ない場合は「推奨イベント」の中に合ったものがないか確認する、どうしてもGoogleが決めたイベント名で目的に合わない場合のみ、カスタムイベントの利用を検討するのが良いでしょう。

3.ユーザー体験への影響最小化

イベントトラッキングの実装がウェブサイトやアプリのパフォーマンスに悪影響を与えないように注意してください。

GA4のパラメータとは?

GA4のイベントパラメータとは、各イベント(アクション)に付随する詳細情報のことを指しています。

集計したイベントをより細かく分析していくためには、イベントパラメータと呼ばれる追加情報が必要です。

大まかな違いとしては、「first_visit」「page_view」「purchase」などのイベントはYes/Noで計測される(計測されるかされないかで判断)のに対し、パラメータはそれぞれのイベント名の詳細を付け加えるというイメージです。

イベント名とそれに付随するパラメータ、その概要については以下のようなものがあります。

イベント名 トリガーのタイミング パラメータ 概要 レポート画面での名称
file_download ユーザーがファイルのDLリンクをクリックしたとき file_extension DLしたファイルの拡張子 ex.)pdf、avifなど ファイル拡張子
file_name DLしたファイルの名称 ファイル名
link_classes リンクに設定されているHTMLのclass属性の値 ex.)submit-btn、text-link など リンクのクラス
link_domain リンクドメイン ex.)degipro.com リンクドメイン
link_id リンクに設定されているHTMLのid属性の値 ex.)dl_01、dl_02など リンク ID
link_text リンクのテキスト ex.)資料DLはこちらから、デジプロサービス概要資料 など リンク テキスト
link_url リンク先のランディングページURL リンク先 URL
page_view ページが読み込まれる、または閲覧ステータスが更新されたとき page_location ページのURL ex.)https://degipro.com/service/recipe/ga-event-setting など ページ階層とスクリーンクラス
page_title ページのタイトル ex.)「GA4のイベント・パラメータとは?GA4の概要から詳細までを解説」 ページタイトルとスクリーンクラス
page_referrer 前のページのURL ex.)https://www.google.com/https://degipro.com/service など ページの参照元 URL

パラメータについて知っておくべき注意点

GA4のイベントパラメータにおける注意点としては2つあります。

まず一つ目は、イベントパラメータによって自動的に計測が開始されるものとされないものがあるということです。

基本的には、イベントの計測がオンになった時点で対応するパラメータも自動的に実装されます。そのため、パラメータの設置については考えなくて良いのですが、推奨イベントとカスタムイベントを設置する際はイベントパラメータも手動で設定する必要があることに注意が必要です。

二つ目は、いざ分析のためにレポートを作成するとなった時「イベントパラメータ」という名称は出てこないということです。

自動的に付与・計測されるパラメータは、レポート画面上では分かりやすい名称に変更されて表示されます。レポートを作成する際に「パラメータ」などと検索しても出てこないので注意しましょう。

GA4についての情報はどこで仕入れる?

GA4は常に様々なアップデートがされています。
GA4に関する情報は下記サイトで仕入れるのがオススメです。

●GA4の新機能情報について

https://support.google.com/analytics/answer/9164320?hl=ja

●アナリティクススターターガイド

https://support.google.com/analytics?sjid=13966137098195634330-AP#topic=14090456

GA4の使い方を詳しく知りたい、独学で学んではいるけどいまいちよく分からないという方向けに、デジプロではGA4の講座を用意しております。

講座内容の概要など、ご興味ある方は以下のページからご確認ください。

デジプロGoogleアナリティクス講座について(GA4の使い方や分析など)
デジプロGoogleアナリティクス講座について(GA4の使い方や分析など)

GA4についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください

イチからサイト解析を学ぶならデジプロへ

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