現役Webマーケター講師がいるデジプロだから伝えられる、デジタルマーケティングのリアル

<講師プロフィール>

越中亮太(こしなか・りょうた)

大学在学中、約2年法人営業を経験し社長賞受賞。2018年大手Web広告代理店入社。不動産プラットホーム、ブライダル情報、美容、ECなどのクライアントの営業、運用を担当。数十万円から数億円の予算運用を経験。2019年9月に独立。どんな企業でも広告運用が行える環境づくり目指す代理店として活躍中。デジプロでは東京校を中心に講義を担当。ガジェット好き。最近アニメの面白さに目覚める。

現場を知る講師だから伝えられる情報がある

–デジプロの講師を始めたきっかけを教えてください。

講師の田村さんに声をかけてもらいました。もともと人に教えることが好きだったこともあり、参加させてもらいました。

–講師としてデジプロの魅力はどこにあると思いますか?

講師陣のキャリアですね。大手Web広告代理店経験者も多く、実経験が豊富な講師が多いことが魅力だと思います。

デジプロ受講後の独立や就業についての相談にものれますし、リアルな現場の情報をお伝えできるのも講師が現役のマーケターだからこその魅力です。

代理店として独立したい受講生には、代理店の立ち回り方なども伝えています。クライアントの依頼に対して、どんな体制で、どんなスケジュールをたてて運用していくのかというようなことも、学びながら知れるのは有益だと思います。

マーケターに必要な考える力を鍛える

–受講後のことも相談できるのは心強いですね。越中さんご自身は、デジタルマーケティングをどのように学ばれたのですか?

Web広告の代理店に入社してから学びました。会社には実績も経験も豊富な人はたくさんいますが、とにかく忙しいので、じっくり時間を取って教えてもらうことは難しかった。自分で実践しながら、手探りでPDCAを回しながら学んでいきました。

デジプロは、いつでも相談できる講師がいて、理解度に合わせて講義を進めるのでとても学びやすい環境だと思います。

–講義で工夫されていることなどあれば教えてください。

講義の理解度が違うのは当たり前なので、伝え方や講義のスピードなどは、受講生に合わせて変えています。

共通のテキストと、私が作ったテキストを使いながら細かく順番に教えていく場合もありますし、テキストを割愛しつつ、実務の話をメインに進めていく場合もあります。

私たちのような代理店の価値は、考え方をクライアントと共有することにあります。

広告運用の成果はマーケターの考える力で差がでます。

調べればわかることだけを学んでも意味がないので、受講生にも、たくさんの質問を投げかけながら考える力を鍛えてもらっています。

結果を出すための、分析・改善・実践

–これまでの講義で印象的だったことはありますか?

受講後に、講義についての記事を書いてくれた受講生がいます。記事を読んで、自分が伝えたことをしっかり理解してくれていると分かって嬉しかったですね。

ちゃんと伝えられているか不安だったので、答えあわせができた経験でした。

–デジプロで学んだ受講生は、どのくらいまでのスキルが身に付いていると思いますか?

未経験でも、実践に必要な知識が身に付いて、一人で運用できるレベルになることも少なくありません。

実践を通してでしか理解しきれないこともありますが、即戦力として十分やっていけます。

「このレベルなら任せられる」と思えるくらいまでにはなっていると言えますね。

–デジプロはどんな人にオススメですか?

デジタルマーケティングに興味ある人はもちろん、広告運用はしないけど、業界について知っておきたい人にもおすすめです。

講義を理解度に合わせてカスタマイズしているので、どんな人でも学べる環境になっています。

–越中さんは、デジタルマーケティングのどんなところがおもしろいと思われていますか?

私はけっこうオタクなので、細かく数字を見たり分析することが好きなんですよね。例えば、クリエイティブを4パターンに変えてみて、結果にどんな変化があるのか、その変化はどうして現れたのかを考えます。

数字を分析して、思考して、実践したことが結果として返ってくるのがおもしろいですね。

ただ、結果は副次的についてくるもので、数字を分析して原因と改善のロジックをたてて実行する過程が大切だと思います。

–なるほど。難しいと感じることなどはありますか?

デジタルマーケティングの難しさは、昨日学んだことが今日通用しなくなるのが当たり前にあることですね。かといって新しい情報を得ることだけに捉われてもいけない。

軸となる知識や、既存の情報をちゃんと押さえながら、新しい情報をキャッチアップしていくことが必要です。

最初は私も、必要な情報量に圧倒されていましたが、今は、新しいことをどんどん知っていくことや、知識や情報がつながっていくのが楽しくなりました。

個々の経験が価値になる

–情報のアップデートはどのようにされているのですか?

Webメディアをよく見たり、同業の方との情報交換で得ることが多いです。毎日10分でもリサーチをかけるようにしています。

受講生にも、自ら情報を取りに行くことを習慣にするよう伝えています。人との繋がりで情報をもらうこともあるので、関係性をつくることも大切ですね。

–デジプロの講師としての目標などはありますか?

卒業生の活躍が聞けるようになるといいなと思います。

–活躍が楽しみですね。デジタルマーケティングのこれからについてはどのように見ていますか?

企業にいなければできない仕事ではなくなってきています。運用ノウハウも、2,3年前は企業で働くことでしか得られませんでしたが、今は個人で学べる環境が出来始めています。

実績もノウハウも個々に蓄積されていくものなので、経験を積んだフリーランスの人も増えていくでしょう。デジタルマーケティングは、自分で学んだことが対価になります。

企業で経験を積んで独立する人もいますが、デジプロなどで学びながら、個人で力をつけた人が独立して、企業と対等にやりとりをするようになっていくと思います。

–企業にいないとできないということが、少なくなっているのでしょうか。

どんなマーケターでありたいかにもよりますよね。企業のマーケターだから経験できることもたくさんありますが、複数人で予算を分けて運用をしてくので、自分がやりたいところまでやれないこともあります。

予算の大小にとらわれず、広告運用をより掘り下げていきたい人はフリーランスが良いと思います。

-ご自身がこれから目指していことなどはありますか?

海外に本社があるメディアに負けない、日本独自のメディアがうまれたらいいなと思っています。そうしたメディアがうまれたときには、一緒に盛り上げられるような準備をしていきたいと思っています。