「デジプロ」が世界へ - Hagakure代表奥×マイクロアド台湾代表丸木氏が語る未来

2023年11月、WEBマーケティングスクール「デジプロ」を運営するHagakureは、データプラットフォーム事業を展開するマイクロアドと資本業務提携を締結。この提携により、マイクロアドの現地法人であるマイクロアド台湾と連携し、台湾を含む海外でデジプロの展開を進めていくことが決まりました。提携に至った背景や両社が期待すること、将来の展望などについて、Hagakure代表の奥とマイクロアド台湾の丸木氏との対談を通じて、ご紹介します。

共通の志を持ち、同じ世界を描く両社

ー今回の資本業務提携に至った経緯や理由を教えてください。

丸木勇人(まるき・ゆうと)氏。2013年株式会社マイクロアドに新卒入社。マイクロアド執行役員兼、マイクロアド海外現地法人にあたるマイクロアド台湾の代表を勤める。

丸木:マイクロアドは2008年からマイクロアド台湾など、中国を含む各国でデジタルエージェンシーを展開してきました。ここで得た知識や経験を、デジタルエージェンシー以外の新しい形態で活用したいという考えが根底にあり、何か新たなビジネスを模索していた時期ではありました。そんな時にHagakureの奥さんと偶然の出会いがあって、その機会を得ることになりました。

奥雄太(おく・ゆうた)株式会社Hagakure代表取締役社長。関西学院大学を卒業後、メーカーのマーケティング職に従事し、Web広告代理店へ転職。コンサルタントとして働いた後、2018年に株式会社Hagakureを創業。

:ありがとうございます。丸木さんとお会いしたそのタイミングは、ちょうど私もデジプロを海外に広げたいと思っていた時期でした。
デジタルマーケティングの領域で海外で成功している企業はとても少ないですが、マイクロアドさんは先駆けて成功されていて。だからマイクロアドさんと一緒にできたら絶対にうまくいくんだろうなとすぐに想像できました。何よりも、丸木さんがすごく熱い方で。サービスをさらに拡大していくことはもちろん、丸木さんにかけていただいている期待に応えたいと思ったのも今回の提携に至った理由でもあります。

ー当時台湾で新しいビジネスを模索していた丸木さん。そんな中、なぜ「デジプロ」で台湾進出を叶えたいと思ったのでしょうか?

丸木:その時私は、ちょうど台湾でデジタル教育の市場や仕組みについて調査を進めていました。それで分かったのが、現地のほとんどのサービスが動画コンテンツの提供や販売に過ぎないということ。

デジプロは、オンラインとオフラインの受講形式の選択肢があったり、転職支援もあったり、常に受講生をサポートするサービス内容ですよね。現地で提供しているサービスと内容が大きく異なっています。そこのクオリティのこだわりと、それを提供し続けるんだという奥さんの姿勢や一貫性に感銘を受けたのが理由です。

丸木:台湾や他の国々で展開を進める場合でも、この変わらない姿勢や信念があれば成功できると確信しました。また、その志や目指している世界観が、私たちが進もうとしている道と共通しており、「この両社がお互いの不足している部分を補完し合うことで、台湾で良いサービスを提供できるのではないか」そう思いました。お互いの目指す世界が同じで、足並みが揃った感覚がありましたね。

「デジプロ」が台湾進出。“新たな未来への一歩”

ーデジプロが台湾進出するにあたっての期待や課題感について伺えますか?

丸木:台湾のデジタルマーケティング市場の規模感を最初にお伝えすると、現在約2,500億円と言われています。この10年で5倍になっており、日本と同様に急成長している市場です。また、広告市場全体の中でWeb広告が約7割を占めるなど、デジタルシフトが進行している状況です。私自身、現地での業務を通じてデジタルマーケティングへの需要の高まりを日々実感しています。

:私たちはこの高まる市場で、丸木さんやマイクロアドの皆さんと協力し現地の台湾の方々が求めるサービスを提供したいと考えています。新たな試みにも果敢に取り組んでいきたいです。それは台湾だけではなくて、他の国で展開するとなっても同様です。各国でデジプロを展開していけるようにしていきたいと思っています。

丸木:デジプロは日本での実績が既にあるので、そのノウハウをそのまま活かしていけると思っています。ただ、台湾にあったサービスにする、ローカライズするというのは確実に必要。日本の商品を台湾で売ろうとした時に、ホームページをただ言語を変えただけでは現地の方になかなか売れないのと同様です。

だからこそ、これまで作り上げてきたデジプロというサービスと僕たちの経験を組み合わせていくことが大事になります。両社で進めることで現地の方の満足度を高め、多くの方に役立ててもらえるようなサービスにしていきたいですね。

:そうですね。私は創業当初から日本国内だけでなく海外でも展開したいという思いを持ってきました。会社の理念やミッションを達成するためには、国内だけである必要はなく、国境を越えてやっていきたいと思っています。学生時代にバックパッカーで世界を旅した経験があるのですが、その時は自分がどうやって海外の方に貢献できるのかわからず、自分ができることは何かとずっと探していた感覚がありました。ようやく今、一歩進めるのではないかと思えています。

ー最後に、この提携によって描く未来を、お二人からそれぞれ聞かせてください。

丸木:まず、デジプロのサービス品質を維持しつつ台湾で展開していく。同時に、現地のWebマーケティングニーズに対応していかなければなりません。そしてこの台湾を皮切りに、異なる国々で展開していくことを考えています。各国でWebマーケティングの知識を深める機会を提供し、新しいチャンスを創出していく。これからこんな未来に向かって一緒に取り組めることにワクワクしますね。

:私は今デジプロというサービスを通じて、個人が変わるような教育の機会を提供しているということを実感しています。たとえば、これまで仕事がうまくいかなかった方がデジプロを受講し、Webマーケティングに興味を持ち、今ではWebマーケターとして充実した職業生活を送っている方など、デジプロを活用して人生が大きく変わった方々がたくさんいます。この実感を国を超えて、グローバルに展開したいと考えています。海外で出会ったビジネスパートナーが実はデジプロの卒業生だったり、、、デジプロがこれから世界中で広がる未来を描いています。

以上

ーお二人とも、ありがとうございました。

本資本業務提携における詳細はこちらからご確認いただけます。https://hagakure-inc.com/news/1161.html