「熱狂で、社会を変えていく」――そんなビジョンを掲げ、マーケティングDX領域で急成長を遂げる株式会社SARUCREW。創業からわずか数年で年商150億円を達成し、平均年齢27歳の若い組織が多岐にわたる事業を展開しています。今回は、同社が未経験者を積極的に採用し、どのように育成し活躍へと導いているのか、その背景やカルチャーについて、人事の藤浦さん、田村さん、奥村さんにお話を伺いました。
会社情報
株式会社SARUCREW(サルクルー)
・設立:2019年
・本社所在地:東京都渋谷区
・事業内容:Web広告代理業、マーケティング支援
・平均年齢:27歳
・年商:150億円(2024年度時点)
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目次
1|急成長の裏にある「熱狂というエンジン」
事業概要や業務の状況について
―まずは、SARUCREW様の会社概要と事業内容についてお聞かせください。
藤浦:株式会社SARUCREW(サルクルー)は、2019年に設立された東京都渋谷区を拠点とするマーケティングDX企業です。独自のマーケティング技術を駆使し、ブランディングから戦略立案、運用や解析まで、お客様の売上を最大化するソリューションを提供しています。創業からわずか数年で年商150億円を達成し、平均年齢27歳という若い組織が、熱狂を原動力に多岐にわたる事業を展開しています。
創業期より、ASP『MONKEY』を軸にWeb広告代理業を展開してきましたが、コンサルティングから運用・制作、システム開発まで一気通貫で連携しており、どの角度からでもクライアント様の課題を解決することが可能です。また、弊社が得意としている集客力を生かして、新規事業展開や自社サービスの展開など事業領域をさらに拡大しています。
2|採用戦略の転換と、本質的な人材との出会い
採用への転換期にあった「本質的な出会い」
―現在の採用状況について教えてください。
藤浦:弊社は7期目となり、今期は採用に特に注力する期として目標を掲げており、年間50名以上採用したいと考えています。これまでは、従業員つながりのリファラルが主流となっていましたが、社内各部署の体制構築が進み、マーケティング未経験であってもしっかりとした教育のもと、クライアント様にコミットできるチーム体制が整ってきたため、未経験採用に注力しています。
―未経験者の採用にあたり、どのような課題がありましたか?
藤浦:2点ありました。まずは、弊社とマッチする方々とどのように接点を持っていくべきかという点です。これまでのリファラルによる採用から方向転換したこともあり、効果的な方法を模索していました。
次に、応募してくださる候補者様の業務理解という点です。やはり、Webマーケティング自体は人気があり、未経験採用をスタートした時は、キラキラしたイメージやなんとなくかっこいいといったイメージが先行し、そこに惹かれての応募が多数でした。ただ、その中で、なぜWebマーケをやりたいのかという問いに答えられる方があまりおらず、自分で深掘って、自分で勉強してみようといった行動に移す方との接点を必要としていました。
この課題を解消するためにも、自分で行動に移すことができる方が集まるスクール系だったりエージェントさんにご依頼をした流れになります。
―弊社との取り組みを通じて、どのような変化がありましたか?
藤浦:はい。面接でお会いする方々は、面接の中で自分なりの回答を持っており、マーケティング職に対する熱量も高いです。実際にご入社された方も、未経験ながら今とても活躍してまして、まずみんなが目指す3ヶ月で1人で利益を出すみたいなところは余裕でクリアしていました。
今後も永続的に利益を伸ばしていける見込みと事業部長から聞いており、本人ともお話しした中で、次はチームリーダーを目指しており、そこに行くために自分に何が足りなくてどこを伸ばしていきたいかを前向きに思考できる点もとてもいいです。
やはり未経験なので、そういうスキル面は後からしっかり積み上げていき、まずはここで人生を変えてやるぞ!くらいの熱さを大事にしています。
―弊社のエージェントはどのような動きをしていますか?
藤浦:基本的にとても丁寧にご連絡くださるのでコミュニケーションエラーありません。
第三者が介入することで、逆に意思の疎通が難しくなるケースも過去にはあったのですが、候補者様からの情報や、面接後など所感など丁寧に共有していただいております。
3|“未経験から成果”を可能にするカルチャーと育成
実際に入社した未経験人材の躍進
―未経験者をどのように育成しているのですか?
藤浦:教育は事業部ごとに行なっています。マネージャーもしくはチームリーダー直々のOJT形式が中心で、実践形式で行なっておりますが、難しい領域ではあるため、疑問点が生まれた時点ですぐに周囲のプロに聞ける環境の構築は大切にしています。
また、それぞれのメンバーの利他性が高く、自分でボールを持たないタイプが多いため、クライアント様や社内のメンバー間に関してもすぐにアクションし、疑問点や課題の解決に動いています。その姿勢から、社内外問わず信頼関係の構築に努め、結果として成果に結びつけています。
未経験者を支える教育とカルチャーの力
―社内のカルチャーについて教えてください。
藤浦:仕事に対して熱量が高い方が多いです。仕事とプライベートを切り分けて考える人も多いと思いますが、弊社はどちらかというと連動している人が多いです。例えば、ふと気になる広告があるとスクショして、自分の業務にどうやって活かそうか考えたり、やらされてるというよりかは自分でやりたいからやってるみたいな方です。
田村:そうですね。私は結構目がキラキラしている方が多いと感じます。本当に仕事に対して、人生を変えてやるぞ!みたいな感じです。最近は「ワークライフバランス」がよく言われますが、うちの場合は「ワーク・アズ・ライフ」みたいな人が多いです。
奥村:柔軟な姿勢も特徴的ですね。もちろんやりたい職種はあるにせよ、会社から新しい挑戦の機会があった時、それも「面白そう」と前向きに受け止める人が多いです。
藤浦:弊社のカルチャーを一言で表すと「熱狂」。この言葉にピンとくる人は、うちに合うと思います。熱量を持っている人たちが集まる組織です。
田村:皆さん、人生の中で大きな失敗も成功も経験してきた“幅”を持っていて、それが今の仕事への熱量につながっているように思います。
奥村:あと、チームワークは本当に強いですね。結果にコミットしつつも、個人主義に偏らず、誰かが欠けても困るという意識が浸透しています。
藤浦:代表が少人数単位で直接食事に行ってじっくり対話するような文化があり、トップから信頼関係を丁寧に築いています。それが今の組織力に結びついていると思います。
4|挑戦し続ける組織が描く未来図
10期500億円を目指して、全員で挑む
―今後の展望についてもお聞かせください。
藤浦:現在、会社としては「10期目で500億円」という大きな目標を掲げています。確かに今から見ると遠く感じる数字かもしれませんが、創業当初に「3期で100億円」を掲げて実現してきた実績があります。誰もが「無理」とは思っておらず、むしろ「どうやったら達成できるか」を自分ごととして考えて行動している状態です。そのためにも、熱量のある仲間を今後さらに迎え入れ、新規事業や子会社の立ち上げを通じて、一緒に成長していきたいと考えています。
―本日は貴重なお話ありがとうございました!