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Googleのリスティング広告とは?
Googleのリスティング広告とは、Google検索の検索結果のページに表示される広告です。ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるため、「検索連動広告」とも呼ばれています。
リスティング広告は検索を行ったユーザーの関心が高いタイミングで表示されるため、コンバージョン率も高くなりやすいというメリットがあります。
リスティング広告のメリット
Googleのリスティング広告は自分で検索を行ったユーザーに対して関心の高い広告が表示されることから、顕在層のユーザーに対して効果的なアプローチが行えます。そのため、たとえば特定の商品購入を検討しているユーザーに対してその商品の広告を表示することで、そのまま商品購入というコンバージョンにもつながりやすくなります。
また、リスティング広告は最低出稿金額が設定されておらず、クリックされなければ費用も発生しないため、コストを抑えて広告運用を行うことができます。
h3-リスティング広告が表示されないときのデメリット
リスティング広告が表示されないと、当然ですがコンバージョンに繋がらないというデメリットがあります。また、設定自体は完了しているのに上手く表示されないといったケースも存在しています。
Googleのリスティング広告が表示されない原因と解決策19選
Googleのリスティング広告を運用している方の中には、設定自体はできているのにキーワードで検索しても広告が表示されないという問題を抱えている方もいるでしょう。Google 広告が上手く表示されないことにはいくつかの原因があります。
ここではGoogleのリスティング広告が表示されない原因と解決策についてそれぞれ詳しく紹介していきますので、リスティング広告の運用が上手くいかないと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。予算設定が低く制限が掛かっている
Google 広告では一日あたりの予算を設定することができますが、予算に達してしまうと制限が掛かり、それ以上は表示されなくなります。そのため、予算を低く設定しすぎていると広告が表示されない可能性があります。
このような場合はキャンペーンのステータスの「予算による制限」が表示されます。予算設定を変更する場合は、費用対効果を考えながら金額を調整するようにしましょう。
キーワード設定が不適切
キーワード設定が誤っている、キーワードが設定されていない場合は広告が表示されなくなります。基本的な部分ですが、リスティング広告はキーワードを検索したユーザーに対して表示するため、キーワード設定が間違っていると上手く広告が表示できなくなります。
このような場合はキーワードの設定を見直しましょう。また、「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」などのマッチタイプの設定も確認しましょう。
除外キーワード設定が不適切
除外キーワードの設定が不適切だと広告が上手く表示されなくなります。このような場合は、配信したいキーワードに関連した除外キーワードが設定されていないか確認しましょう。
また、マッチタイプの選択によってはかなりの範囲で除外されてしまう可能性があるため、除外キーワードのマッチタイプの設定も見直しましょう。
広告をクリックしないユーザーだと認識されている
自社のリスティング広告の掲載順位などをチェックするために、同じキーワードで何度も検索するといったこともあるでしょう。
しかし同じキーワードで繰り返し検索していると、Googleに「広告をクリックしないユーザー」だと認識されてしまい、広告が掲載されなくなることがあります。このような場合は、ブラウザのキャッシュをクリアして再度検索してみるとよいでしょう。
検索回数が少ない
もともとあまり検索されていないようなキーワードを設定していると、検索するユーザーが少ないため広告も表示されなくなります。このような場合は、ステータス列に「検索ボリュームが少ない」と表示されます。
改善するためには、Googleキーワードプランナーなどで検索ボリュームの大きいキーワードをチェックし、キーワードを変更する必要があります。
入札単価が低価格すぎる
リスティング広告のオークション形式となっているため、入札単価が低すぎると上位表示されない可能性があります。競合に負けると1ページ目に表示されなくなるため、広告が表示されないように見えます。
このようなケースでは、入札単価を上げることで改善することができます。
成果のない広告が非表示設定になっている
広告のローテーションの設定で「最適化」が選択されていると、成果のない広告が表示されにくくなります。広告のローテーション設定はデフォルトが「最適化:掲載結果が最も良好な広告が優先的に表示されます」になっているため、このままの状態では成果が悪い方の広告は表示されにくくなっています。
配信している広告を均等に表示したい場合は「最適化しない」に変更しましょう。
品質スコアが低すぎる
Google 広告には広告の品質を表す「品質スコア」という指標が存在しており、品質スコアが低い広告は表示されなくなります。このような場合はステータス列に「ほとんど表示されていない(品質スコアが低い)」と表示されます。
解決するには品質スコアを改善する必要があります。具体的には、ランディングページとキーワードの関連性が高いかどうか、広告文がランディングページの内容に合っているかどうかなどを見直しましょう。
配信の終了日設定が間違っている
広告配信の終了日が過去の設定になっている場合、広告が表示されない状態になります。過去に配信していた広告を再度配信するようなケースでは、このようなミスも発生しやすいでしょう。
このような場合は、終了日の設定を未来の日付に直すことで解決できます。
ステータスが「有効」になっていない
広告の配信ステータスが「有効」になっていない場合は配信がストップしてしまいます。複数人でリスティング広告を運用しているようなケースでは、別の管理者が操作してステータスを変更している可能性もあるでしょう。
このような場合は配信ステータスを「有効」に変更することで配信が再開されます。ただし、「広告」だけでなく「キーワード」「広告グループ」「キャンペーン」全てを有効にしておく必要があります。
アカウントが残高不足になっている
前述のとおり予算によって広告表示が制限されているケースを紹介しましたが、アカウントに支払い残高が残っていないといったケースも考えられます。予算はあらかじめ入金しておく必要があるため、残高不足になると管理画面にエラーメッセージが表示され、配信が止まってしまいます。
この場合は広告予算を入金すれば広告が表示されるようになります。なお、このような残金不足を防ぎたい場合は、自動支払いでの入金を選択しておきましょう。
審査に落ちてしまった
Google 広告を出す場合は審査に通る必要があります。Google 広告には広告ポリシーが存在するため、ユーザーにとって有害な広告だと判断されてしまうと審査に落ちる可能性もあります。
広告のステータス列を見ると「審査中」や「不承認」などのステータスが確認できます。ステータスが「不承認」になっている場合、広告文などに不適切な文言が含まれていないかどうか確認しましょう。
広告が承認されていない
広告がまだ承認されていない場合は配信されません。前述のとおり、広告を配信するにはGoogleの審査に通る必要があります。「審査中」になっている場合は現在審査している途中なので、審査が終わるのを待ちましょう。
配信時間設定が間違っている
配信時間の設定を行っている場合、配信時間外は広告が表示されなくなります。ターゲットに合わせて時間帯を絞って広告を出すことで費用対効果を上げることができますが、配信時間の設定が間違っていると表示されなくなるため、時間設定の見直しが必要です。
ターゲット層と年齢設定が合っていない
Google 広告では地域や年齢、性別などで細かくターゲティング設定を行うことができますが、ターゲット層と年齢設定が合っていない場合は広告が表示されないケースがあります。また、設定している年齢層に自分の年齢が合っていなければ、広告が表示されるかどうか確認することができません。
自分で広告を確認できない場合、表示回数がきちんとカウントされているかどうかチェックすれば、ターゲットに対して表示されているかどうか確認できます。カウントされていない場合は年齢設定を見直してみましょう。
ターゲット層と性別設定が合っていない
年齢設定が合っていないケースと同様に、ターゲット層と性別設定が合っていない場合は広告が表示されないケースがあります。ターゲティング設定を「女性」のみにしている場合、男性には表示されなくなります。
また、「除外設定」でターゲティングから除外する設定を行うこともできるため、誤って除外していないかどうか確認しましょう。
「柔軟なリーチ」の設定が間違っている
Google 広告では広告グループに「柔軟なリーチ」という設定が存在しており、柔軟なリーチの設定が誤っていると広告が表示されなくなる可能性があります。柔軟なリーチの設定は、「プレースメント」と「トピック」は「ターゲティング」、「ユーザーリスト」「性別」「年齢」「子供の有無」「世帯収入」は「モニタリング」に設定しておきましょう。
なお、「ターゲティング」はターゲットを絞って配信、「モニタリング」は特定のターゲットの場合に入札単価を調整するという機能になります。
「デバイス配信比率」の設定が間違っている
「デバイス配信比率」の設定が誤っていると広告が表示されなくなることがあります。デバイス配信比率とはデバイスごとに入札の強弱を比率で決定するというもので、「-100」に設定しているとそのデバイスには広告が配信されなくなります。
このような場合はデバイス配信比率を「0」もしくは空欄にするか、「-90~900」の範囲で設定しましょう。
ターゲット層のIPアドレスと配信地域が合っていない
配信地域を設定している場合、ターゲット層とIPアドレスが一致していなければ広告は表示されません。リスティング広告はIPアドレスでターゲティングを行うため、IPアドレスの位置情報によっては配信対象外と判断されてしまいます。
このような場合は配信地域の設定の見直しを行いましょう。
Googleのリスティング広告について学ぶには?
リスティング広告について学びたい場合は、Web広告スクールで学ぶ方法があります。このようなスクールであれば、Webマーケターからリスティング広告やディスプレイ広告などのさまざまなWeb広告の実践的な運用について学べます。
Web広告スクールでGoogleのリスティング広告について学ぶことにより、売り上げにつながる運用ができるようになるでしょう。
Googleのリスティング広告が表示されない原因と解決策を知ろう!
Googleのリスティング広告は設定のミスなどによって上手く表示されないケースがあります。しかし解決方法を理解していれば、自分で調整して表示させることもできるでしょう。
ぜひ本記事で紹介したGoogleのリスティング広告の概要やGoogleのリスティング広告が表示されない原因や解決策などを参考に、リスティング広告を運用する方法について理解を深めてみてはいかがでしょうか。