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Google 広告でオークション分析を活用するメリット
Google 広告では、オークション分析という機能を使用することができます。オークション分析は自分が出している広告や競合広告の分析が可能で、無料で使用できるツールです。
ここからは、オークション分析を活用するメリットについてご紹介します。分析ツールを活用するメリットを理解し、使用したことがない場合は利用することも視野にいれてみましょう。
他社の広告運用の傾向をつかめる
1つ目のメリットは、競合相手となる他社の広告運用の傾向がわかるという点です。Google 広告は自分の広告だけでなく他社の広告も表示される仕様のため、競合する広告の動向を知ることが重要となってきます。
他社の広告運用の傾向を把握することで、より効率的な広告運用ができるようになるでしょう。
レポートエディタで可視化できる
2つ目のメリットは、レポートエディタを使用することで分析結果を可視化できるため、結果の把握がしやすいという点です。分析結果を数値だけで確認するとなると手間がかかり、わかりにくいという難点がありますが、オークション分析レポートでは簡単にグラフ化できます。
期間やカテゴリを分けて結果の比較をすることもできる、便利なツールであるといえます。
オークション分析レポートで確認可能な指標
ここからは、オークション分析レポートで確認できる指標について紹介していきます。オークション分析レポートは「検索キャンペーン」と「ショッピングキャンペーン」の2種類が存在し、確認可能なデータ内容がそれぞれ異なります。
広告の分析を進めていく上では、それぞれで分析できる指標を知ることが必要です。違いを把握し、分析レポートを活用できるようにしましょう。
検索キャンペーンで確認できる指標
検索キャンペーンにおいては、計5つの指標が確認できます。それぞれの指標の内容については以下の通りです。・インプレッションシェア:広告が表示された割合
・広告の重複率:競合する他社の広告が同時に表示されていた割合
・上位掲載率:競合する他社の広告の方が自社の広告よりも上に表示されていた割合
・ページ上部表示率:自社の広告が検索結果ページの上部に表示されていた割合
・ページ最上部表示率:自社の広告が検索結果ページの1番上に表示されていた割合
これらの指標を確認できるほか、期間や表示されたデバイスによって分けることも可能です。
ショッピングキャンペーンで確認できる指標
ショッピングキャンペーンでは、計2つの指標が確認できます。インプレッションシェアと広告の重複率だけが確認可能で、指標の内容については検索キャンペーンと同様です。
期間やデバイスによってデータを分けられる点は検索キャンペーンと変わりませんが、指標が少なくなっている点に注意してください。
オークション分析レポートの作成手順4つ
ここからは、オークション分析レポートを作成する手順を説明していきます。Google 広告においては、データの量が基準に達していればオークション分析レポートを利用できるようになっています。
検索キャンペーンとショッピングキャンペーンで違いはありますが、レポート作成の手順に大きな違いはありません。
それでは、具体的な手順について確認しましょう。
広告アカウントから分析したい項目を選択する
まず広告で使用しているGoogleアカウントにログインした後に、分析したい項目を選択する必要があります。例えば検索キャンペーンの場合はキーワード、広告グループ、キャンペーンから選択することができるようになっていますので、レポートに掲載したい項目を選択しましょう。
ショッピングキャンペーンの場合は、広告グループ、キャンペーンの選択が可能です。
オークション分析を選択する
分析したい項目を選択したら、「オークション分析」をクリックしましょう。この手順を完了することで、オークション分析レポートの作成が行われます。選択した項目がGoogle側で決められているデータの基準を満たしている場合のみ、作成できるという点に注意してください。
対象期間を決める
次に、分析する対象期間を決めることで、レポートをフィルタリングしましょう。レポートの対象期間を絞ることで、一定の期間だけの分析結果を表示させられます。特定の期間だけの結果を確認したい場合は、設定を忘れずに行うようにしてください。
任意で分類から分析したいデバイスや期間の設定を行う
前の段階で期間を設定した後も、さらに詳細な設定を決めることができます。パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスごとにデータを分類したり、月ごと、週ごと、日ごとや曜日ごとといった細かい期間を設定可能です。
より詳細に、特定の状況の分析結果を知りたい場合に活用できるでしょう。
オークション分析でレポートが表示されない場合の対処法
ここまで分析結果のレポート作成が簡単であることを紹介しましたが、レポートが表示されないという事態が発生することがあります。
その場合の対処法としては、レポート作成の対象とする期間を伸ばしたり、分析する項目を増やすといった対応が効果的です。オークション分析レポートを作成するためには、広告の掲載結果データが基準を満たしている必要があるため、レポートが表示されないときは基準に達していないという可能性が考えられます。
レポート作成するのに十分なデータを確保するために、分析対象の期間や指標を広くとり、問題解消を目指しましょう。
Google 広告でオークション分析レポートを活用しよう
ここまではGoogle 広告でオークション分析レポートを活用するメリット、作成手順などをご紹介しました。
オークション分析レポートを活用することで、自社の広告分析だけでなく、競合相手となる他社広告の傾向もつかめます。広告運用をしていく上で、便利な機能であるといえるでしょう。
広告運用を進めていく上で、レポートから見えるデータを元に改善すべきポイントを探したり、広告に注力すべきか判断したりといった利用方法が期待できるツールとなっています。オークション分析レポートを活用し、広告運営に役立てていきましょう。