目次
Facebook広告とは?
Facebook広告とは、商品やサービスの情報を欲しい人のもとに表示させる高度なターゲティング機能と、その中からさらに興味を持つユーザー層に絞り込んでいくコンバージョン最適化機能を持った、Facebookが提供する広告配信プラットフォームです。Facebookはビジネスや友人、家族のつながりを作り、写真や動画、近況や時間を共有できる世界規模のSNS(Social Networking Service)で、ユーザーが実名で登録していることから効果的なマーケティングが期待できるのが特徴です。
本記事ではFacebook広告の特徴、費用感といった面からカスタマイズ性や魅力など効果的に運用する情報まで、わかりやすく解説します。
Facebook広告の主な掲載先4つ
Facebook広告を利用すると、「Facebook」にくわえて「Instagram」「Messenger」「AudienceNetwork」といった、大まかに4つのWEBサービスに広告を掲載できます。それぞれのサービスは利用ユーザーに特定の傾向があるため、宣伝したいサービスや商品によってターゲットを絞り込むことで、より効果的でコストパフォーマンスにも優れた広告を打てることもFacebook広告の魅力です。
写真を中心とした記事の多いSNSであるため、利用ユーザーもグラフィカルなものに関心が強い傾向にあります。
企業アカウントも多く、投稿からそのまま商品購入が可能な「ショップナウ」機能など、Facebook広告以外にビジネス面でのサポートも充実しています。
Facebook社公式の発表では、日本国内の月間アクティブアカウント数が3300万を突破(2019年3月時点)したとのことで、多くの人々が利用していることがわかります。
出典:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破|Facebook
参照:https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
Messenger
MessengerはFacebookで利用できるメッセージアプリです。メッセージの送信だけでなく、通話や写真の共有、データの送受信など、ユーザー間のコミュニケーションを円滑にする機能が揃っています。
Facebook広告では、世界13億人が使用するツール(※Facebook社公式発表)の受信箱に広告を掲載できるため、国内外への効果的な情報発信が期待できます。
出典:Messenger広告を使い、リーチを拡大して顧客を開拓しましょう。|Facebook
参照:https://www.facebook.com/business/ads/messenger-ads
AudienceNetwork
Audience Networkとは、Facebookのターゲティング機能を利用して、Facebook社と提携しているスマホアプリやスマホサイトへ効果的に広告を配信するサービスです。Facebook社の効果検証によると、Facebookでのみ広告を見た利用者に比べて、FacebookやInstagram、Audience Networkなど複数の場所で同様の広告を見た利用者のコンバージョン率は、8倍にまで跳ね上がると報告されています。
効果的な使い方をすることで、普段はFacebookをあまり活用していないユーザーにもFacebook広告を届けられるサービスです。
出典:Audience Networkについて|Facebook
参照:https://www.facebook.com/business/help/788333711222886?id=571563249872422
もちろんFacebook広告を使えばFacebook内にも広告を掲載できます。
Facebook社の発表によれば、Facebookによって16億人もの人が中小ビジネスとつながっているとのことで、その広告範囲は絶大です。広告主も利用ユーザーも多いということはライバルも多いということになるため、他社の宣伝を見本・参考にしたり、顧客の心を掴むためのコツを研究したりする必要はありますが、Facebook広告ではそれをサポートするためのツールやアドバイスも充実しています。
Facebook広告が選ばれる6つの理由
SNSやWEB広告は世の中にたくさんありますが、その中でFacebook広告が選ばれるのには7つの理由があります。ここからは効果測定の難しい広告という媒体の中で、Facebook広告を選ぶべき利点や他社との差別化などを紹介します。
高いターゲティングの精度
Facebookは実名制のSNSであるという点が他のSNSや広告媒体にない大きな特徴です。
実名登録されたデータベースには年齢や性別はもちろん、趣味や関心、交友関係、潜在的に興味を惹かれている分野など非常に深い情報が蓄積しており、それらを解析することで人物と広告をぴったりと結びつけます。
実名と連動したデータベースによる優れたターゲティング精度は、Facebook広告にしかない大きな武器といえるでしょう。購買段階に合わせた広告出稿ができる
「AIDMA」や「AISAS」、「SIPS」など、企業によって使用される購買行動モデルは様々で、同様に消費者の商品やサービスに対する認識も様々です。
SNSユーザーは日常生活のあらゆる場面で利用する傾向にあり、そこに広告を掲載できるFacebook広告はユーザーの購買段階に合わせたアプローチを可能とします。消費者が商品の存在を知らないのか、それとも既に買おうとしているのか、あるいは既に購入済みで誰かと情報を共有したいと考えているのかなど、消費者の購買段階に合わせた広告は、より効果的に商品の魅力を伝える一助となります。
設定を充実させることができる
Facebook広告に付属するツール「広告マネージャ」を使用することで、Facebook広告の様々な設定を充実させることができます。
広告の作成から掲載場所や掲載期間の管理はもちろんのこと、パフォーマンスのトラッキングも行えるため、顧客の需要を分析したり効果ない広告を改善したりといった指針にも活かせます。
Facebookに登録されたユーザー情報は他のSNSと比べて信頼性が高く、正しい情報と細かな設定をすり合わせていくことで、より的確なマーケティングを行えます。他サイトとの連動で精度を高められる
Facebook広告のAudience Networkによる他サイトとの連動機能は、インプレッション数を増加させる非常に強力な効果を持っています。Facebookだけでなく、多くのWEBサイトやアプリ等で同じ広告を見かけることで、ユーザーはそれを「流行っているもの」だと認識します。
またFacebook外からもユーザーの行動や興味関心がわかるため、非常に高い精度の広告を打ち出すことが可能です。
広告フォーマットで違った効果が得られる
広告は目的によって様々なデザインやフォーマット(画像、動画、カルーセルなど)で制作されます。
Facebook広告では目的に応じた配置やフォーマットのガイドが用意されているため、ビジュアル重視の広告から認知理解を重視した広告まで、求める効果や目的に応じてあらゆるシーンに対応できます。低コストで効果が期待できる
Facebook広告は予算に合わせた購入が可能な、高いカスタマイズ性を持っています。特定のターゲットに精度の高い広告を打つことで、低コストで期待以上の結果を出すことも可能です。
予算と入札価格を設定できるので予算以上の費用を必要とすることはなく、低いリスクで高い成果が期待できるのも魅力です。
ターゲット層にリーチするのに必要な予算を予測するツールも用意されているため、広告を表示させる人数、頻度、順番を設定した的確なキャンペーンを用意すれば、とても高い費用対効果を得られるでしょう。
目的に合わせて広告を選べる
Facebook広告はフォーマットやオーディエンスを細かく設定でき、目的に合わせて適切な設定を行えるため、無駄なコストをかけずに狙った層への広告が可能です。利用者層データから広告を見てほしい人の年齢、性別、居住地を決め、ターゲットの趣味関心、 使用デバイス、 過去のアクションなどを使ってさらに絞り込んでいくことで、効果的なキャンペーンを実施できます。
課金方法が選択できる
Facebook広告では、インプレッション課金とクリック課金が選択できます。インプレッション課金はCPM課金とも呼ばれ、ユーザーに表示された回数に応じて費用が課せられます。クリック率の高い広告や、認知を目的としたグラフィカルな広告には効果的な課金方法です。
インプレッション課金はCPC課金と呼ばれ、クリック回数や「いいね!」の数に応じた額が課せられます。ユーザーのアクション数に対して費用が課されられるため、無駄のない課金方法です。
Instagramの広告と同時出稿ができる
FacebookとInstagramの両方に同時出稿できる手軽さも、Facebook広告の魅力だと言えます。Facebook広告を作成するのと同じ方法でInstagram広告を作成できるため、余計な手間や時間を必要としません。またFacebookアカウントは必要ですが、Instagramアカウントを所持していなくても広告を発信できます。
FacebookとInstagramはユーザー層が異なるため、同時出稿することで余計な人的コストをかけずに広範囲に広告を打つことが可能です。
Facebook広告の効果的な3つのターゲティング分類とは?
Facebook広告は関心のありそうなユーザーに自動で配信されますが、オーディエンス選択ツールを使用することで広告のターゲットをさらに絞り込むことができます。コストパフォーマンスを追求した広告や、特定層だけに向けたキャンペーンを発信する際には、オーディエンス選択で表示先を絞り込むことが有効です。
類似オーディエンス
類似オーディエンス方式では、あらかじめ設定しておいたオーディエンス(ユーザー)の中からFacebookのシステムが優良顧客と共通の興味・関心、行動を持つ利用者を判断し、ターゲットにして配信します。ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われるユーザーにリーチを広げるため、商品の宣伝や販売を目的とする場合には高い効果を期待できる方式です。
また新しいオーディエンスと設定したオーディエンスのマッチ率を割合で指定できるため、顧客を開拓しながら商品を販売していくことが可能です。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンス方式では、カスタマーリスト、WEBサイトやアプリのトラフィック、Facebookでのエンゲージメントを参照し、広告に対して既にアクションを実行した利用者に再度リーチを行います。ビジネスや広告内容を既に認知し、関心を抱いているユーザーに働きかけるため、広告に対する反応を得やすいのが特徴です。
またカスタムオーディエンスを情報源として、類似オーディエンスを実行することもできます。
コアオーディエンス
コアオーディエンス方式では、年齢、興味関心、地域などの条件でオーディエンスを指定します。ビジネスを展開したいエリアやユーザー層のデータ、興味関心や行動などを細かく設定できます。また広告のビジネスに対して「既につながりのあるオーディエンス」か「新規のオーディエンス」かを選択することも可能です。
Facebook広告を効果的にする形式パターン9つ
効果的なFacebook広告にはいくつかのパターンが存在します。それは大きく9つの形式に分類でき、それぞれに得手不得手があります。
ここでは適切なキャンペーンを打つための9つの形式パターンを解説します。
動画・写真・テキストを組み合わせた基本形式
動画・写真・テキストの組み合わせでデザインされた広告は、十分な理解、十分な魅力、十分な説明を伝えられる、基本的な形といえます。動画や写真によって視覚的なインパクトを与えながら文章で詳細や不足を補うこの形式は、ユーザーに広告の要素を過不足なく伝えられます。
どこに差し込んでも違和感のない汎用性が高い広告ですが、その反面、特徴やインパクトにかけるため訴求力が弱い傾向にあり、類似の商品・サービス広告が多いシーンでは埋没してしまう恐れもあります。
Messengerのチャットタブ内での広告形式
Messenger内に表示する形で流れる広告で、メッセージを読む状態にあるユーザーにリーチするため、認知してもらえる可能性が高い形式といえます。この形式は商品・サービス・ブランドを紹介する画像と文章で構成され、ユーザーとの一対一に近しい環境で表示されることから、個性的な広告であれば強いメッセージ性を与えられます。
また演出としても「ユーザーの口コミ・生の声」のような印象を与えることが可能です。
スライドショー形式の広告
もともとは遅い通信環境や低機能のシステム向けに、手軽な動画配信の手段として考案された形式ですが、その独特な印象から表現方法のひとつとして活用されました。スライドショー形式の特徴は動画よりも情報量が少ないことです。ユーザーに余計な情報や印象を与えず、伝えたいことだけを明確に伝えられるため、個性を重視した商品やスタイリッシュなサービスを紹介する際に好んで使われます。
また動画より軽量かつ情報も厳選されているため、ユーザーにストレスや悪印象を与えにくいことも特徴のひとつです。
ストーリー形式の広告
日常生活の場面を切り取り、広告の最初から最後までをひとつの物語とした形式です。この形式の広告は完全視聴率が高くなる傾向にあります。
視聴者が商品やサービスを使っている日常を意識しやすいことから、リアリティと新鮮さを同時に与えることができ、愛着を持ってもらいやすくなります。
一方で商品やサービスそのものよりも物語が印象に残ってしまうというリスクや、ターゲティングの精密さ、広告デザインのセンスなどにコストがかかる可能性もあります。
コレクション形式の広告
メインの動画や画像を配置し、その下に3つの小さな画像をグリッド型に配置したレイアウトがコレクション形式です。ユーザーに新しいサービスや商品を紹介する際、とても効率的に働きます。
コレクション形式はユーザーが商品を発見してから購入するまでの導線がスムーズであるため、衝動買いや関連商品の購入などを誘発させやすくなります。
また商品カタログのようなフォーマットであるため、商品やサービスを紹介する写真が十分に魅力的であれば、優良顧客を獲得しやすい形式といえます。
インスタントエクスペリエンス広告を用いた形式
ユーザーが広告をタップした際に全画面で開く広告フォーマットが、インスタントエクスペリエンス広告です。ブランド、製品、サービスなどを視覚的に強く訴えることができます。
全画面広告内で、ユーザーは動画の試聴や商品写真のスワイプ閲覧、購入ページへのアクセスなどのアクションを起こすことが可能です。
またFacebook広告では、掲載後にインスタントエクスペリエンスの閲覧時間や閲覧率を指標によって分析でき、広告デザインの改善につなげられます。
カルーセル広告を用いた形式
カルーセル広告は、1つの広告中でクリック可能な画像や動画を複数掲載できる広告形式です。単一画像のものと比べ、コンバージョン単価やクリック単価を安く抑える効果があります。
複数の商品を紹介する際に個々のコストを削減できるほか、写真や商品に統一感を持たせることでブランディングの形成にも役立ちます。
また単一の商品を複数の角度で掲載したり、ひとつの写真を複数に分けて並べたりするなど、独特な表現を用いて商品の魅力をアピールすることも可能です。
プレイアブル広告を用いた形式
プレイアブル広告はアプリの広告に多く用いられます。ユーザーが広告画面を実際に操作して楽しみ、アプリの使用感を確かめられる形式です。
プレイアブル広告は短い動画で説明する「リードイン動画」、ユーザーが操作できる「ゲームデモ」、インストールや購入のリンクとなる「コールトゥアクション」の3つの部位で構成されています。
エンゲージメントが高いプレイヤーや顧客の発見に適し、購入意向が高いユーザーを引きつけられます。
ダイナミック広告を用いた形式
Facebookダイナミック広告はアプリやインターネットを通じて、WEBサイトに関心を示した人に最適な商品を表示するサービスです。表示される広告は単一画像や他の動画形式に対応しています。
ユーザーのサイト閲覧状況にあわせて、ひとりひとりにあわせた最適な広告が表示されるため、コンバージョン率が高い傾向にあります。
ムーブメントを作るような大規模な広告には向いていませんが、費用対効果で見ると非常に効率的な広告形式です。
効果的なFacebook広告の目的の種類11個
認知してもらう、購入を検討してもらう、リピーターになってもらうなど、広告はいくつかの目的を設定したうえで発信されます。広告は限られた時間や容量の中で情報を伝えなければならないため、目的を明確に絞り込み、それに必要な要素だけをちりばめることでより高い効果を期待できます。
Facebook広告では広告の目的を設定することで、主に認知、検討、コンバージョンの段階に合わせて効果的な宣伝ターゲットの選定をサポートしてくれます。
ここでは効果的な11種類の広告目的について具体的に解説します。
来店客の増加を促す
来店者数の増加や近隣エリアでの売上拡大を目指す場合には、より多くの近隣住民にリーチを拡大する広告が適しています。Facebook広告では登録した店舗情報から近隣エリアを指定して、そこに暮らす顧客たちに広告を配信できます。
また優良顧客をデータベースに登録したり、Facebookページから広告のパフォーマンスを確認したりすることもできるため、短期的な宣伝効果だけでなく長期的な業務改善にも活用できます。
コンバージョン
消費者の行動段階である、「購入」に直結しやすいユーザーへの広告配信を目的としたものがコンバージョンです。広告を通してユーザーに行動を促すことを目的として制作されます。
サイトの登録や商品の購入、アプリのダウンロードといった何らかのアクションに繋げる広告である必要があり、効果的な成果を得るためにはターゲティングの正しさなどの計画性と購買に直結するデザイン性が求められます。
メッセージ
Facebook広告の目的「メッセージ」では、Messengerで見てくれる可能性の高い人々に優先的に広告を配信します。Messengerを通じてビジネスのやり取りを好む人がターゲットとなっており、検討からコンバージョンへ誘導しやすいような人が選定されています。つまりリードの獲得、購入の増加、ユーザーとのつながりや問い合わせ、サポートの提供を目的とした広告です。
Facebook広告で目的「メッセージ」を選択した場合、ひとつは検討やコンバージョンの上昇を目的としたMessenger誘導広告、そしてもうひとつはメッセージでのコミュニケーションを目的とした広告、2種類の広告を作成できます。
カタログの販売
カタログの販売が目的である場合は、ダイナミック広告が多く使われます。広告の形式に用いられるのはシングル画像形式、カルーセル形式、コレクション形式です。
またFacebook内で宣伝や販売を行いたいアイテム情報をカタログで管理することで、効率的な広告作成を行うこともできます。
ブランドやキャンペーンイメージの統一を図りたい場合にもとても有効です。また検討段階にあるユーザーをコンバージョンに繋げる効果も期待できます。
アプリインストール
Facebook広告の広告マネージャを使うことで、アプリの宣伝を目的とした広告を作成できます。広告はFacebook、Instagram、Audience Networkに掲載し、アプリのインストールを促す導線になります。
また連動の設定をすることで、ユーザーがアプリ内で行ったアクションをトラッキングし測定することも可能です。
ユーザーの動向を把握することで、アプリ内外でより効果的なキャンペーンを実施できます。
リードの獲得
リード獲得広告を利用することで、商品・サービスに興味を持つユーザーを見つけ、その情報を取得できるようになります。名前、電話番号、メールアドレスなどの連絡先情報も取得可能です。
ビジネスの潜在顧客を見つけたり、興味関心の強いユーザーにニュースレターやパンフレットの情報を送ったりすることも可能です。
ただしアメリカやカナダなど一部の国家では、プライバシーポリシーに認められた範囲でしか情報を収集することができません。
動画再生数
Facebook広告の広告マネージャを利用することで、宣伝動画のパフォーマンスを確認できます。一定時間以上再生された数やリーチ数などを確認することで、動画の改善を実施できます。
動画再生数は商品のPRのほか、ブランドイメージあるいは観光の促進など、あらゆる面での指標になります。動画内広告のインストリーム、ユーザーのシェアする場に流すフィード、ユーザー目線で提供するストーリーズなどいくつかの形式で提供できます。
またカルーセル広告は動画の総和が表示されるため、動画再生数としては高い数値が出る傾向にあります。
トラフィック
Facebook広告マネージャでトラフィックを目的とした広告を作成すると、WEBサイトへのユーザー誘導や、アプリのエンゲージメントを増加させることができます。この目的で作成された写真や動画、カルーセル広告やコレクション広告はFacebookやInstagramからユーザーをサービス・商品まで誘導します。また以前に同様のアプリをインストールしたユーザーを優先ターゲットとして設定することも可能です。
ブランドの認知度
ブランドの認知度を上げる目的で広告を実施する場合、広告を覚えてくれる可能性が高いユーザーをターゲットとします。Facebook広告においてこの目的を設定すると、推定広告想起リフト(人)の指標が得られます。「広告を見てから2日以内に広告を想起すると推定される人数」を表した指標で、この数値をもとにして広告の効果が予測可能です。
リーチ
広告を閲覧するユーザーと表示される頻度を高める目的で行うのが、リーチ目的の広告です。広告をより多くの人に見てもらいたい場合やブランドの認知度をアップしたい場合に効果的な設定です。
Facebook広告では、1人のユーザーが広告を閲覧する回数や日数間隔の設定、特定地域のユーザーのみを対象とした発信などが行えます。
エンゲージメント
Facebook広告でエンゲージメントを目的に選択した場合、宣伝に反応する可能性の高いユーザーにリーチする配信方式となります。コメントやシェア、「いいね!」などを多く獲得することで、商品・サービスの信頼性向上や異なる層への宣伝効果が期待できます。
写真広告、動画広告、スライドショー広告がこの目的の広告として適しています。
Facebook広告を配信する前に確認することとは?
Facebook広告マネージャでは、配信開始前に広告のプレビューや設定変更をすることができます。ここでキャンペーン、広告セット、広告の設定を確認できます。「キャンペーンの上限予算」「広告の目的」「購入タイプ」などに間違いや不備がないかを確認しましょう。
配信の際にエラーや警告がある場合はステータスアイコンが表示されるため、問題点が容易に確認できます。
配信設定について確認すること
Facebook広告を掲載する際、広告セット、キャンペーン設定、広告の3つが必要です。ここでは広告セットとキャンペーン設定について解説します。ぜひ参考にしてみて下さい。
広告セット
広告セットは広告のターゲットやコストを定め、掲載方法を決めるものです。地域、性別、年齢などのターゲット設定、広告を実施するスケジュールや予算などの設定が広告セットです。
この広告セットをもとにして、定められた期間や予算の範囲内で、設定したターゲットを中心に広告が表示されるようになります。
キャンペーン設定
キャンペーンは広告の基礎となる設定です。目的を設定し、広告でなにをしたいのかを定義します。
広告セットや広告は、キャンペーンを達成するための手段として運用されます。広告を配信する前に、あらためてキャンペーンがブレていないかを確認しましょう。
広告セットで設定したターゲットやスケジュールは、キャンペーンで定義した目的を達成するためのものでなければなりません。
Facebook広告配信後に確認することとは?
Facebook広告で実施した広告配信は、広告マネージャや配信レポートで結果を確認しなければなりません。レポートには広告が掲載された場所、見た人数やクリックした人数、かかった費用などが記載されています。これらの数値はキャンペーンの正否や手ごたえ、改善点や今後の戦略の指標になる重要なデータとなります。
Facebook広告の効果を知ってより良い運用をしよう
Facebook広告は実名データベースをもとにした高いターゲティング精度があり、Facebook以外のプラットフォームにも発信できる強い拡散力を持っています。また広告作成や分析をサポートするツールも充実しているため、WEB広告に不慣れな方でも簡単に開始でき、運用と改善を繰り返しやすい環境も用意されています。
Facebook広告を活用してビジネスを大きく広げていきましょう。