Facebook広告の画像サイズの重要ポイント|その他効果的な推奨事項も解説

Facebook広告の画像サイズの重要性

Facebook広告を配信するうえで、画像は非常に重要なポイントです。見やすく、かつ分かりやすい画像が目に入れば、そこから興味を持ってもらえる可能性は高くなります。

この見やすさ、分かりやすさは、画像サイズと非常に関連性が高いものです。

画像サイズが適正でないと、画像が途中で切れてしまったり、画像内のテキストが表示されなかったりしてしまいます。

Facebook広告の画像サイズの重要ポイント5つ

では、Facebook広告の画像を見やすく、分かりやすい画像にするにはどのようなポイントを押さえていけば良いのでしょうか。

ここから、画像サイズの重要なポイントを5つ解説していきます。

これからFacebook広告を配信される方、広告の効果を向上させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

汎用性があるとされる推奨サイズ

広告フォーマットごとに、推奨されている画像サイズは異なりますが、汎用性の高い画像を用意しておくと、基本的にはFacebook広告配信に困ることはないでしょう。

汎用性が高いとされている推奨サイズはアスペクト比1:1、解像度1,080×1,080以上です。

まず始めは、このサイズの画像を用意するようにしましょう。

配信方法別の推奨アスペクト比

Facebook広告には4種類の配信方法があります。

それぞれに推奨アスペクト比があるので、広告を配信する目的から配信方法を決定し推奨アスペクト比を確認するようにしましょう。

・画像広告(リンク先のWebサイトやアプリに誘導)は1.91:1~1:1

・動画広告(動きと音声で、商品の紹介や注目を集める)は4:5

・カルーセル広告(ひとつの広告で最大10の画像や広告を表示)は1:1

・コレクション広告(見る人に合わせて様々な商品を表示)は1:1

縦長すぎる画像にしないこともポイント

過去には、縦長の画像も表示可能でしたが、現在は、モバイルニュースフィードに表示される画像の最大アスペクト比が4:5に縮小されています。

つまり、縦長すぎる画像にすると、4:5を超える部分は表示されなくなってしまいます。

画像は、縦長すぎないものを用意するようにしましょう。

始めは正方形の画像を用意する

汎用性の高い推奨サイズとして1:1と述べました。他のアスペクト比へのトリミングのしやすさなどの汎用性の高さはもちろんですが、そうでなくても始めは正方形の画像を用意することがおすすめです。

なぜなら、正方形の画像は、画面の占有面積が大きくなることのほか、垂直水平錯視という視覚効果でさらに大きく見えるため、ユーザーの目にとまりやすくなるからです。

表示位置による最適なアスペクト比を確認する

広告に注目してもらうためには、画面いっぱいに画像が表示されることが大切なので、配置やフォーマットごとに適切なアスペクト比を選択することが大切になってきます。

配置ごとの推奨されるアスペクト比は下記です。

・フィード配置(受信箱やデスクトップ、ニュースフィードに表示)は1:1

・ストーリーズ配置(ストーリーズに表示)は9:16

・インストリーム動画(動画コンテンツの再生前後や再生中に表示)は16:9

・Audience Network配置(外部のアプリに表示)は9:16

Facebook広告画像のサイズ以外の重要ポイント3つ

画像サイズ以外にも、Facebook広告を効果的に配信するための重要ポイントはあります。

画像サイズについては、ここまででお分かりいただけたかと思いますので、次はサイズ以外の重要ポイントの説明に移ります。このポイントを押さえて、しっかりと効果のある画像選定をしましょう。

画質が良いものを使う

解像度は画像の粒度のことを表し、解像度が高いほど画像がより鮮明に表示され、高画質と言われます。

解像度が高ければ高いほど、広告の印象は良く、反応率も高くなる傾向にあります。

Facebook広告には、解像度の上限はありませんので、解像度が高い画像を使うようにしましょう。

形式はJPGかPNGにする

画像の形式はBMPやTIF、XBMなど様々な形式が使用可能ですが、使用が推奨されているのはJPGかPNGです。

よって、JPGかPNGを選択することをおすすめします。Adobe illustrator形式のデータは使用ができませんので、注意しましょう。

画像内のテキストの適量

画像内のテキストの量は、極力抑えるようにしましょう。

Facebookの調査では、画像内のテキストを20%未満にすると、パフォーマンスが高くなることが分かっています。

このことから、テキストを入れるとしても、簡潔で短いものをおすすめします。

過去には、画像内のテキストを20%未満にしないと広告配信ができないという規定がありましたが、現在は撤廃されています。それと同時に、画像内のテキスト量をチェックできるテキストオーバーレイというツールも廃止されているのでご注意ください。

Facebookの広告における画像サイズ以外の推薦事項6つ

では、ここからはさらにFacebook広告の効果を向上していくための、推薦事項について紹介していきます。

重要ポイントを網羅するだけでなく、目的に沿ったひと工夫をしていくことで、より効果的なFacebook広告にしていきましょう。

広告を説明するテキストの推奨文字数は?

テキストの推奨文字数は下記の通りです。

・メインテキストは半角125文字以内

・見出しは半角25文字以内

・説明文は半角30文字以内

また、メインテキストに関しては3行以上になると全文が表示されず、「…続きを読む」という文言で折り畳まれてしまいます。訴求したいテキストが折り畳まれないよう、注意が必要です。

配信面ごとにテキストを使い分けること

メインテキスト・見出し・説明文がすべて表示されるかどうかは、配信面ごとに異なります。

Facebook広告では、すべての配信面に対して、テキストの個別設定が可能です。

よって、すべてのテキストが表示されなかったとしても、訴求できるテキストになっているか、意味の分かるテキストになっているかを確認し、配信面ごとに使い分けるようにしましょう。

アクションボタンを設定しよう

アクションボタンとは、広告を見たユーザーに次の行動を促すためのボタンです。

ボタンを設定していなくても、広告をクリックすれば、任意のWebサイトに飛ぶようにはなっていますが、ボタンを設定しているのとしていないのとでは、効果に大きな差がでます。

代表的なアクションボタンとしては、「詳しくはこちら」「申し込む」「予約する」「お問い合わせ」「ダウンロード」などです。広告に合ったボタンを設定し、効果を上げましょう。

ディスプレイリンクを設定しよう

ディスプレイリンクとは、広告内に任意のWebサイトURLを表示させる機能のことです。

通常であれば、リンク設定した誘導したいページのURLがそのまま表示されます。

しかし、ディスプレイリンクを設定すると、短くきれいで見栄えの良い、かつユーザーも何のページに飛ぶのかが分かりやすい、任意のURLを表示させることが可能です。

プロフィール写真はどうする?

プロフィール写真は、とても目を引きやすく、ユーザーが着目するポイントなので、しっかり選定しましょう。

実際の表示は、選んだ画像よりとても小さくなってしまうので、何の画像かが分かりやすい正方形の画像を選ぶようにしましょう。ただ、丸くくり抜かれて表示されるので、設定してみて問題がなさそうかチェックはしてください。

解像度は320×320以上のものをおすすめします。これより低いと、画質が粗くなってしまい、悪い印象を与えかねません。

Facebookページの名前を考えよう

Facebookページの名前は、意外と大切なものです。

ユーザーに興味を持ってもらえそうな名前や、ターゲットユーザーに検索してもらえそうな名前を考えましょう。

よく悩まれるポイントとしては、企業名にするかサービス名にするかという点です。一般的に認知されている企業は、企業名にした方が効果的ですが、そうでない企業は、企業名にするかサービス名にするか、広告を打ち出す目的に応じて考えましょう。

Facebook広告を配信するときの注意点4つ

ここまで作成することができれば、後はいよいよ配信です。

より効果的な広告となるように、配信前のチェックは怠らないようにしましょう。

また、配信後もそのまま放置せず、チェックや改善をしていきましょう。ここからは、Facebook広告を配信するときの注意点を紹介していきます。

配信後もユーザー目線のチェックを忘れずに!

配信前の広告作成段階ではユーザー目線を意識して作成しますが、配信後も意識し続けることが大切です。

なぜ反応が良かったのか、なぜ反応が悪かったのか、配信した広告をユーザー目線でチェックし、さらに良い広告を目指してたくさんの気づきを得ていきましょう。

プレビューと実際に表示された広告をスマホで比較する

Facebookユーザーのほとんどが、スマホからのアクセスです。よって、配信前のチェックには、スマホを利用するようにしましょう。スマホとPCでは、広告の表示のされ方が大きく異なります。

また、チェックする際に気をつけたいのが、プレビューと実際に表示される広告とでは、文字数など若干の違いがあるということです。

よって、下記の方法で実際に表示される広告の確認をしておきましょう。

広告を実際の画面で確認するやり方

実際に表示される広告の確認手順は下記の通りです。

1.該当広告の「プレビュー」をクリックする。

2.表示されたポップアップの「広告プレビュー」にある矢印から、「リンクをシェア」をクリックする。

3.表示されたURLをタップする。

4.Facebook の「フィードで表示する」をクリックし承認する。

5.フィードをリフレッシュする。

上記はあくまでデモであり、費用はかからないので安心してください。

この手順で、実際に表示される広告を確認しましょう。

審査状況を確認する

広告が完成しても、審査を通らなければ、配信することができません。

審査は長くても24時間ほどでされますので、広告を入稿したら数時間から24時間ほどで審査状況の確認をしましょう。

審査結果はメールや通知で送られてきます。

Facebook広告の適切な画像サイズを理解しよう

Facebook広告を効果的に配信するには、まず適切なサイズの画像を用意することが大切です。その画像サイズによって、ユーザーが受ける印象や反応率に影響を及ぼすからです。

たかが画像サイズとあなどらず、Facebook広告における適切な画像サイズをまず理解するところから始めることをおすすめします。

そして、Facebook広告を様々なポイントから改善させ、高い効果を得ていきましょう。