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EFO

2024年05月08日 2024年11月18日

EFOとは

EFOは、Entry Form Optimizationの略称で、日本語では入力フォーム最適化と呼ばれます。以下で詳しい意味や機能について解説します。

EFOの意味


EFO(入力フォーム最適化)とは、ユーザーの離脱を減らし、CVRを向上させるためにフォームを改善していくことです。

商品を購入する際や会員登録をする際などにおいて、氏名やメールアドレスなどフォームに情報を入力する過程が発生しますが、何らかの原因でフォーム入力を完遂することなく離脱してしまうユーザーがいます。

入力フォームを改善し最適化することで、こういったユーザーを減らし、最終的なCVRを向上させることがEFOの目的です。

EFOの重要性

入力フォームは、コンバージョンに至るまでにユーザーが必ず通過するポイントです。

そのため、流入経路を増やしたりSEO対策をするなどよりも直接的にCVRの改善につながると考えられます。

さらに、入力フォームの完遂率が低い場合は、EFOのみでCVRを改善できる可能性があるため、広告を増やしたりサイトの構成を変えたりするよりも少ない工数・予算で実施できるというメリットがあります。

こういった理由から、EFOは欠かせない施策の一つであると言えます。

なぜユーザーは入力フォームから離脱してしまうのか

先ほど、何らかの原因でフォーム入力を完遂することなく離脱してしまうユーザーがいると書きましたが、その原因とは何なのでしょうか。以下で具体的な原因について紹介していきます。

入力によるストレスが大きい

原因として考えられるものの一つ目は、入力によるストレスが大きいというものです。

数字の半角や全角をいちいち変えなければならなかったり、レスポンシブ対応がされておらず、入力欄が小さすぎる、画面からはみ出しているなど入力の際にストレスを感じると、ユーザーは入力を完遂することなくフォームから離脱してしまうことが多くなります。

ページが長い

ページが長いというのもユーザーのサイト離脱につながります。

ページが長いという事は、それだけ入力項目が多いという事です。入力項目が多い場合、やる気を削がれてフォームから離れてしまうというのは多々あります。

また、入力項目がそれほど多くなくても、ページが長いとそれだけ心理的負担が増してページの離脱につながります。

デザイン性の問題

入力フォームに遷移した際に、ファーストビューがごちゃごちゃしていたり、ランディングページと入力フォームのデザインにギャップがあったりなど、ユーザーの予想から大きく外れるページデザインは離脱の原因になるようです。

また、色が多い場合や原色を多用している場合も、画面全体が散らかっている印象になるため忌避するユーザーが多いようです。

色やレイアウトなど、画面全体のデザインをシンプルにすることを心がけましょう。

情報が整理されていない

入力フォームでは、ユーザーが個人情報を入力しなければならないため、入力フォームに不信感を抱くと、フォームの入力に抵抗を覚える傾向にあるようです。

デザイン性の問題にもつながりますが、画面全体に散らかっている印象を持ったり、入力する情報に一貫性がない、必要性が分からないなどの場合、ユーザーは不信感を抱きます。

エラーが出る

必須項目と任意項目の違いが分かりにくかったり、パスワード設定の際に伏字になってしまっていて確認する方法がないなどの理由で入力を間違えやすい状況の場合、ユーザーが入力ミスをしやすくなります。

エラーが出て同じ項目をもう一度、もしくはページ全体をもう一度入力しなければならないとなるとかなりの心理的負担になるので、ユーザーが入力フォームを離脱しやすくなります。

一方で、リアルタイムのエラー表示などの場合は修正しやすくわかりやすいので、離脱率を下げる結果になるようです。

離脱してしまう原因

今挙げたもののほかにも、PC用またはスマホ用のサイトどちらかしか用意されていないためディスプレイに対して入力欄のサイズが合っていない、パスワードが伏字になってしまい入力後に確認する方法が無い、入力項目が多すぎる、使用目的が分からない入力項目がある、必須項目と任意項目の差が分かりにくいなど、入力フォームから離脱してしまう原因として考えられるものは多数あります。
該当ページを正しく分析し、ユーザーが入力フォームから離脱してしまう原因を正確に取り除くことが重要です。


EFOの効果を最大化するために

EFOを実施する際は、ユーザーの目線に立ち、できる限り入力にストレスを感じさせないことが大前提となります。入力フォームを最適化するには具体的どのようなこと行ったらよいのでしょうか。

ユーザーの負担を最小限にする

まずは、ユーザーにできるだけ負担をかけないようにするのが大事です。

自動入力機能や外部ID連携機能は入力の手間を削減する代表的な機能です。

また、入力項目そのものを減らすというのも、ユーザーの負担を減らすことにつながります。

入力のモチベーションを維持させる

入力状況をリアルタイムで表示したり、ページ離脱の際に確認する、離脱してしまっても入力履歴を復元して途中再開できるようにするなど、モチベーションを保つための工夫をすることで、入力フォームの完遂率が上がります。

また、「今だけの特典」や「会員登録でポイントプレゼント」など、入力するメリットを端的に説明することもユーザーの入力モチベーションを維持することにつながります。

デザインの改善

入力フォームから離脱してしまう理由の一つにデザイン性の問題を挙げました。

この場合のデザインは、おしゃれやカッコよさをアピールするものではなく、入力すべきものが分かりやすい、簡単だと思わせるようなものにするというのがポイントです。

レイアウトを整えたり、簡略化することで入力のハードルを下げることで、ユーザーは最後まで入力してくれるようになります。

EFOツールの導入

上記で挙げた改善策について、すべてを自力で行うのは簡単ではありません。

また、入力フォームを最適化するには、現時点の入力フォームのどこが悪いのか、ユーザーはどこで躓いているのかを把握する必要があります。こういった問題点や改善点を把握するためには、EFOツールを使うのがお勧めです。

EFOツールを利用することで、フォームの最適化を効率的に行うことができます。

まとめ

EFOとは、入力フォームの最適化のことで、この施策を進めることでCVRの向上につながります。

自社のサイトに入力フォームを設置している企業なら必ず行うべき施策だと言えます。

よくある質問



Q1. EFOは必要ですか。

A1. EFOを行うことはCVRの向上に直結するため、入力フォームがある企業にとっては重要度の高い施策であると言えます。


Q2. EFOツールの機能にはどのようなものがありますか。

A2. サービスによって様々ですが、代表的な物には「入力支援機能」「分析機能」「運用サポート機能」があります。


Q3. EFO施策とは何ですか。

A3. 入力フォームの最適化を図り、入力完遂率を高めるための施策のことです。

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